大★大阪博覧会 in shibuya
台風が心配だったけど全然大丈夫でよかった。
催し物のフロアに着くとすごい人でびっくり。たくさん行列ができている。もう私は誘われるがまま、任せっぱなしできたからまるで事前の知識もなく、まるで想像していなかったその雰囲気に驚く。
でも楽しい。なんだかお祭りみたいなんだもの。
たこやきを買うのにも30分も並ぶ。それからお好み焼きを串に刺して揚げたものと、イカ焼きも食べる。イカ焼きはイカの丸焼きじゃなイカとお好み焼きの種みたいのを混ぜて卵と薄く焼いたもの。
似たようなものばかり食べちゃった。
それからcopineというところの焼きプリン。プリンというかこれはあのアメリのクレームブリュレだぁ、と嬉しくなった。ベッコウ飴みたいな堅さのカラメルは熱くてクリームはとろとろ冷たい。
おいしい。
あんまりおいしそうに私が食べていたら知らないお婆ちゃんに「それはプリンなの?チーズのお菓子?」と聞かれた。お婆ちゃんも買ったみたい。
思わずにこにこ。
それから甘栗ソフトクリームを食べた。
秋の味覚だ~!って、二重に嬉しくなる。
なんだか小さな幸せ。
今日はこのために早く仕事をこなそう!と頑張ったから(ズボンの裾上げまでしてあげた)、自分への嬉しいご褒美になった。
家族へのお土産はそのプリン屋さんのチーズケーキ。
もっと物産展ぽいのを買おうかなと迷ったんだけど(柘のくしとか、昆布とかあった)時間もあまりなく、ついつい自分の食べたいものに。
喜んでくれたらいいな。
断絶
椅子に片足を置き軽く手を添えて、少女はきらきら強く光る瞳でちいさなテーブルごしの相手に語った。
「そこにぶどうの木があるの。私の手をとったのは牧師かと思って、やっぱりちゃんと見上げてみたらそれはイエスだったのよ」
軽く曲がった指はきちんと爪が切りそろえられていて、まっすぐな黒髪は潤むみたいに頬を取り囲んでいる。
瞬きもしないその眼差しは熱意と、どこか諦めが入り交じっている。
時折その爪は薄いくちびるに立てられる。まるでちょっとずつ痛め付けるみたいに。
「そこにはね、イエスがくるの。私は牧師と話したんだけど確かにときどき現われるんだって」
向かい合うのは彼女のお母さんのようだった。
穏やかに煙を吐き出しながら彼女の瞳をうけとめる。
「母さんがよかったと思うのはね、そうして話してるあなたの表情が生き生きしてることなのよ」
少女は言う。
「おかしいとか言われるけど私はそのイエスについて行きたいと思ったの」
母は畳み掛けるように言う。
「いいんじゃないの、おかしいとかそんなんじゃなくてね、自分からそうやって何かを見ようとするのはいいことよね」
少女はいらだちながら言う。
「そうやって馬鹿にしたみたいなこと言わないでくれない。ぶとうの木があって、ヨルダンでイエスに会った時…」
「ばかにしてなんかないよ、いいことよね、きっとあなたが動きだしたことで…」
「あれは絶対イエスだった。そこにいるのよ、牧師だったんだけれど、はじめは」
「うん、そうね。そうして話すことで心がすっきりするのなら…」
少女は唇に立てた爪を噛む、そして顔をしかめて呟く。
「すっきりなんてする訳ないわよ。何を話しても通じないひと相手にしてすっきりなんてするわけない」
教えの前のドトールでのひととき、ひとつ向こう隣に座っていた女の子と母親との会話。
足元が、ぐらぐらするような気がした。
世界は親切なだけじゃない。
想いは必ずしも伝わらない。
でもそれが必ずしも不幸なわけでもない。
分かりあえなければ一緒にいられない、なんて、ひとはそんなに単純でもない。
だけどまるっきり背中を向けられて耳を塞がれてしまったら。
あたたかく包んでもちっともそのぬくみが伝わらなかったら。
そしてそんなこと、全然珍しいことじゃない。
その真摯なこころが誰にも拒絶されていると、少女は思っているのかもしれない。
「イエスは」という時の彼女の声は凛としていてまっすぐだった。
私の脳みそはゆれた。
わたしはテーブルに落ちたグラスの雫を丹念に拭って、
その場を後にした。
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▼SONNETTEさん の日記にTB。
このことばと、この少女の信じているものの間には、どのくらい距離があるんだろう。
または、どのくらい近いのだろう。
スキマ
わたしもせかいも動いてゆく。
あなたはそれをなんにも深く考えないでかんじてる
わたしとはまた別の、
理屈を通さないやりかたで。
いつもそばに影を添わせていてあげる
ただ
わたしのために
サルビアの午後
ちょっと蒸し暑い。台風が南の湿度を運んできているから。
それでもやっぱり秋なんだなぁという実感がある。空気のつぶつぶひとつひとつが離れてる感じ。音や色が、ちょっと高く薄く伝わる感じ。
なんでかわくわくしてる。
なんにもないのにな。
へんな私。
明日仕事がえりに大阪フェアに行くからかな。
いや違う。
なんだろ。
まぁいいや。