アマヤドリ -264ページ目

ちっちゃなこととでっかいこと

今度いとこが結婚する。
相手の女の子には私もおばあちゃんちで会ったことがあるのだけれどとても気さくで明るい、しっかりしたひと。よいひとを見つけたなぁ、と嬉しい。

お風呂上がりの母とそんな話をしていたのだが(おばあちゃんはもう体がきついから着物が着れなくてどうしよう…とか…私は夏物のドレスしかないけどいいよね?とか)その嬉しい話から繋がって、でも母が本当に話したいのはもっと別のことだった。

親族のこと。
私のうちは血の繋がりに恵まれないなぁとつくづく感じる。なにがそうさせるのかな…色んな事情でうまくいかない。本当に悲しいことなのだけれど…すごく心をこめて接しているつもりなんだけど…。

昨日もそういう話になった。

せめて今仲良くしている親戚とは繋がっていたい、でもその親戚とも変な見栄とか気の合わない部分はあって…
母は本当に不器用だしすぐくよくよするし甘ったれなので、困る。でもそんな部分もわからないわけじゃない。体面とか…弱気になる部分。私もちゃんと就職してないし…とか色々。

私はいい。
好きでやっているんだし自分の人生だしこれがいいと選択しているのだから。
でも母にしたらそりゃあ普段娘のことは認めていても奔放でも良いとあきらめて(?)いても、世間がどう思うかということを憂うだろうな。
どう思われようといいじゃない、って、私は思えても。母のためにはやはりそうもいってられないなぁ。

なんだか少しつらくなる。
かといって私は私の道をいくけどさ。立派になって、そのひとたちを見返してやろうとも別に思わない。私は好きでやるだけ。その見返りは踊る喜びでかえってくるだけ。
すごく単純。

でも世界はそう単純でもない。
どうでもいいところはほおっておくけれど、大事な人を困った気持ちにさせるのはやはり…

むむ。


もうくよくよしないでさ、と、母と一緒に『ディープ・ブルー』を半分だけ観た。
すごい。
海はでっかい。
ちっさなことは笑い飛ばそう。

ね。

ライモンダ/ロミオとジュリエット

バレエを観てきた。
2階席だったので踊る人の表情まで観ることができず、途中までは友達も分からなかった。やっと最後の方でもしや、とわかったんだけれど。おりこうさんにバレエを踊っているSちゃんが何だかくすぐったい感じ。
Rちゃんはソリストだったんだけど安定感はさすがだ。音感がいいなぁ。あの中ではすごく生き生きとして見える。私はあんな音の使い方が好き。でもコンテンポラリーになると何だか体操みたいになっちゃうんだよなぁ…優れた人だから何だかもったいない。

ロミオとジュリエットは、ロミオ役の男の子がよかった。とっても若々しくてキュートなロミオ。あんな風に踊れるのは今しかないんだろうなぁっていうような…とてもよかった。
ジュリエットもとても手先や足先の処理が綺麗で、バレリーナはやはりいいなぁと思わされた。ただ…こういうモダンぽい作品にしてはお行儀が良すぎる気もした。ちょっぴり。概ねとってもよかったけれど。
演出もなかなか面白くて、素舞台なのに色んな表情を作り出していてへぇ、と思った。

でも!
こんなことをど素人の私が言うのは申し訳ないのですが…かなり、動きがおかしかった。まるで初めてこんな動きをしてみたよ、というようなぎこちない動き。バレエをしていた方がいいんじゃないかなぁとこちらが不安になる。全然音も気持ち良く入ってこないし、無理矢理バレエから崩してるみたい。あれでいいのかな?私のようなジャズ畑の人間からすると、いかに基礎ができていようと(明らかにそうでもないひともいたけれど)あれは踊りとしてつまらない、というのが正直な感想。いつも訓練してないことをやってみているみたいに見えてしまう。
女性はいい。バレエをもとにした動きを綺麗に踊っていた。面白みはないけど綺麗。でも男性。へたなジャズダンサーでももっと面白く踊る人はいるなぁと…。あぁ、ごめんなさい。
そういう意味ではロミオは素敵だった。たっぷり余韻を持って、全部の動きがちゃんと螺旋のように繋がっていた。
顔が見えなくてもちゃんと表情のうかがえる動き。

あとひとつおかしかったのは、司祭さん?か両家を仲裁するひとがでてきた時、中国の占い師みたいに見えたこと。音楽が悪かったのか照明が怪しすぎたのか…私の感性がおかしいのか…。


肝心の毒薬のシーンで少し寝てしまった。
2番目に良いシーンだったのに!

風をさかのぼって

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もうなにも、怖がらないでほしいな。

あたしは、あなたを傷つけるために待ち構えているわけじゃない。

暗いじめじめしたところからこのひとみを向けているわけでは、ないの。
はじめっからずっとそうだったとは言えないかもしれないけれど。

でも、ただ真綿みたいに、ふとしたときに包んであげたいだけ。



もしかしてちょっとずつわかってきたのかな。

テトみたいだね。

野生の動物みたい。

おそるおそる、それでもいいよ?

全然そんなんじゃなかったでしょう。

でも。いくら言葉でいったってわからないよね。あなたはきっと自分におびえているから。私もおびえていた。ばかみたいだね。どうしてかな。今になると可笑しい。



あなたにも、時間が必要だったんだよね。



もうあたしのことはいいや。

とにかく、

成長してこわがらなくなったあなたを見たい。



きっともうこれは、あたしの時計がくるくるめぐって素敵なことが積もっていったことのあかし。

それをね、その素敵な積み重ねをただ。

ただあなたにも知って欲しい。

それだけなんだ。

仕事場の窓から

土曜日だからちょっとぼんやりと現場を見ていた。

たくさんの重機。たくさんのひと。

重機は本当に器用に土をトラックにもりあげてゆく。そしてちゃんとさいごに土をぽんぽんと均す。ちょっと不器用な、無骨な男の人の手みたい。

風を受けてブルーシートが膨らんでいる。

そういえばもうすぐこの下地工事を終えて、いよいよ上が出来上がってゆくんだ。そうしたらあっという間だろうな。

隣のビルをおばちゃんが掃除している。枯葉をいっぱい集めて袋に入れているんだけれど、つむじ風が起きてその葉っぱを巻き上げる。たちまち葉っぱたちはいたずらっ子みたいに宙に舞い上がり、5階にいる私の遥か上まで飛び上がった。そんな狭いところにつかまりたくないもん、っていうように。あちこちに散って、おばちゃんはあたふたしていたけれど私は硝子越しにこっそり微笑んだ。まいちゃえ撒いちゃえ。どっかに飛んでゆくよ。落ち着きたくなる、その場所まで。

こうして現場を見ていると、自分がこの大きな仕事のほんの片隅をちゃんと担っていることを感じる。そっか、たくさんあるルールはただ単に決まりではなくて仕事を進めやすくするための工夫。毎日色んな人が働きに来るし毎日進む工程で現場の様相はどんどん様変わりする。それでもひと目見ただけで分かるようにするための、工夫。

安全に、潤滑にこの建物を完成させるための、頑張ろうね、の決まりごと。



ずいぶん長い時間眺めてしまった。

プラタナスの葉が、ニルスを乗せたあの鳥みたいに優雅に飛んできて、そのことに気付いた。

前祝い

もうすぐ誕生日なので、しかしその日は平日で忙しいので、と、友達が昨日誕生日を前倒しでお祝いしてくれた。
ちゃんと素敵なお店を予約してくれて(途中でバースデー用の特別デザートまで出してくれた)、プレゼントも色んなものをチョイスして箱に詰めてくれたものだった。くまちゃんと、それに合わせてちゃんとTシャツを着せてくれて、それからケーキ代わりの可愛いマグネットと、欲しかったミスチルの新しいアルバム、それからネックレス。

ネックレス!このおさるな私に!
嬉しいなあ。いいのかなあ、おさるなのに。

プレゼントだってすごく嬉しいけど、このお祝いをしたいと思ってくれた気持ちが本当に嬉しい。だからにこにこし通しだった。わー!とか、嬉しい~!とか、単純な言葉しか出てこないよ。だって。本当に嬉しいんだ。
あったかい。

でもでも。

だからこそ、自分のちゃんとした気持ちを伝えることが必要だと思った。

今の私の状況。これからどうしたいと考えているかということ。




今日は土曜出勤。朝の電車はぐうぐう眠ってきた。最近どうも寝たりなくて、(毎日3時ごろに寝ているからあたりまえか)今日は携帯をきっぱり閉じて寝るんだ!と毎日朝になると決意している。そしてその決意は夜には忘れられる。

今日こそ。

そして明日はちゃんとAちゃんのバレエに出るんだ!そして火曜日に教わったことをぜひとも実践したい。(胸筋を使って反ったり、回転したりすること。4回転できそうだから)



今日は夜、新国立劇場に友達のバレエを観に行く。眠らないようにしないと。

ライモンダとロミジュリなのだけれど、このロミオとジュリエットは創作らしい。楽しみ。
しかしインターネットで調べたら石井さんが怪我で出演しないらしい。大丈夫かな。

お花を買う時間があるかしら。

Sちゃんは青っぽいお花がいいかな。Rちゃんは黄色とかオレンジとかが似合いそう。

楽しみ。