やわらかくてあたたかいもの
友達って不思議だー。
ずっと会わなくても時間をぴょんて飛び越えるし、
いくらでも時間を密にできるし。
距離とか時間を無視して一番早く伝わるのは光じゃないな。
★ ★ ★
お友達が送ってくれたネコたち。
可愛い…
育ってくれますように。
子猫を殺すなんて考えられない。
色んな考え方があるけれど、あんまり考えすぎたのか分からないけど感覚がおいつかないくらい思想が先走りしちゃうのは恐いな。
子猫を殺すなんて可愛そう。
子猫が可愛い。
その気持ちにはなんの理由もないしそれでいいと思うんだけどな。
戦争やひとを殺すことも。
感じる事ってかたちにできないけど大事だ。
大切に思う事も、恐がる事も、楽しい事もつらいことも、
全部しっかり感じたい。
クレー展/並んだ雲
展覧会を見終わってお庭に出たら、更に広い散策路があることに気づいた。
うわー。
やっぱり大日本インキの社長さんだった川村さんに感謝。
空を見ると雲が一列に並んでいた。
前ならえしてるみたいだね、と写真におさめる。
この写真を撮ったところから左を仰ぐとひまわり畑がある。金色のひまわりが芝生を縁取っていてお母さんが子供を連れて写真を撮っていた。
人口の小川や、蓮の池や、テニスコート。
綺麗に刈られた芝生には「休憩にお使いください」という立て札がある。
普通は芝生は踏まないで下さい、とか言いそうなのに。こんなにぴしっとしていたら。
誘惑に負けて芝生に寝転がり、ああ、また焼けちゃうなあと思いつつ背中のちくちくを感じる。
草の匂い。
土の匂い。
池の匂い。
ぶも、ってウシガエルが鳴いた。
幸せだなー、って太陽を浴びながら思う。
何が幸せかよくわからないけど、今そんな気持ちになっているからいいや。って。
緑や青い空やきんきら太陽だけでそんな気持ちになれる、それが何より幸せかもなあ。
クレーがチュニジアを好きだったことから、レストランでチュニジア料理を食べられる…というのがどこかに書いてあった気がしたけれどレストランは普通の洋食だった。
懐かしい感じの洋食。
違うんだね、とその場を去ってしまったけれど、ここは良いレストランだったらしい。知らなかった。食べたらよかったな。おなかもぺこぺこだったのだから。
★ ★ ★
お散歩していて見つけたかえるくん。
暑いのに、大丈夫??
背中がからからだった。
クレー展/カレイドスコープ
クレー展にたどり着くまでの常設展も面白かった。ミロとかブラックとかレンブラントとか割と有名な画家の作品が1~3点ずつくらいある。押さえてるね!っていう感じ。
最終日だけれどそんなにめちゃめちゃ込んでいるわけでもなく快適だった。
前からクレーがなんだか好きなので私はどの絵もなんとなく見たことがあったのだけれど友達はクレー自体をそんなに意識して観た事がなかったらしいのでへえ、って興味深そうに見ていた。
ポスターっぽい雰囲気の作品が気に入ったみたい。
それから、もしかして「ジョジョの奇妙な冒険」を描くひとはクレーが好きかも、と言っていた。そうなのかな?本当のところは知らない。影響を受けているように見えたみたい。
友達は美術大学卒なので、今まで疑問だったグワッシュのこととかを訊いて、分かった。
画面を一部を抜かして薄い黒で塗り、それを重ねてゆく事でその一部が光として生まれてくる手法の絵が、気に入ったようだった。
クレーの絵はステンドグラスに似ている、と思う。
あるいはカレイドスコープに。
あるいは、ステンドグラスとカレイドスコープの混合。
万華鏡で景色を、あるいは心象風景を映し出しているような、そんな感じ。
光のひとだ。
考えていたよりもずっと理論的に絵を追求し、実験を繰り返しているひとだった。
クレーの絵からは温度をものすごい感じるのだけれど、たまにぽろんぽろんいう音も感じる。
スタッカートのような、暖かい麻布を巻いた軽いバチで軽やかに弾かれるような。
クレーが音楽に深く関わっていた事が関係あるのかな。
踊るときに、こんな光や温度を感じることがある。
何がそこに流れているのかな。
- パウル・クレー, 谷川 俊太郎
- クレーの絵本
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▼confidential memorandum of ogawamaさん
色んな感想に触れてみたく、リンクさせていただきました。
クレー展/川村さんの庭園
8月20日にクレー展に行った。
でも川村美術館は千葉県の佐倉。
ちょっと気軽に行ける距離じゃないなー。と半ば諦めていたのだけれど、友達にちらっとそのことを言ったら気軽に「行こうか」と言ってくれた。
おお。やった。
昔のこいびとがこっちのほうに住んでいてよく車で里帰りをしていたからここには車で来るもんだ、と思い込んでいた私。
電車で行ったら何のことはない。東京駅からほぼ1時間でついてしまいました。
駅からは無料の送迎バスが出ている。
1時間に2本しかないからそれをおにぎりを食べながら待つ。
バス停には赤オレンジのショートカットの可愛い女の子がいて、ずっとその子の事を見ていた。フランス人みたいだなあ、と友達も。あんなくらいに髪を短くまたしたい、と言ったら「同じくらい短いよ」と言われる。
楽しく時間を過ごしているとバスがやってきた。
それには“大日本インキ”の文字が。
え、川村美術館って大日本インキが関係あるの?ふうん、とバスに乗り込む。
駅から15分くらいバスが走る。
だんだん田舎道になってきて、緑の中を進むのは気持ちが良かった。太陽とかが薄い緑の葉っぱを透かして差し込んできたりして。気持ちいいなあ。
森美術館みたいなかっこいい場所の美術館も素敵だけど、こんな贅沢な感じの美術館もいい。
…
美術館についてみてびっくり。
すんごい贅沢。
贅をつくしてる。
川村、すげえな。
川村、やるね。
とずっと言っていた。
川村、ナニモノ??
ただの美術館じゃない!
庭園でした。
夢っぽい庭園。
綺麗なもの、素敵な夢の世界集めました!みたいな感じの。
趣味人、川村さんの夢の庭って感じ。
美術館はお城の形だし、
変なオブジェはあるし、
白鳥くんの小屋まであるし、
敷地は広大だし。
びっくり。
クレー展よりもまず川村さんに感動。
やっぱり、大日本インキの社長さんでした。
インキ会社って儲かるのかな?
とか汚い大人発言をしつつ。
ぐるぐるとお散歩まで楽しみました。
水の中の歌舞伎
歌舞伎の夢をみた。
…なんて単純なのだろうか…。
一番前の席に私は座っている。
その時の演目は海ぎわだか水中だかのお話で、舞台ぎりぎりのところまで水がひたひたしている。舞台はお相撲の土俵のように固められた砂。
演者は舞台ぎりぎりを走るのだけれどその水しぶきがまったくこちらに飛んでこない。
さすがだ、と大いに感心する。
こんな夢を見たのには訳があって、こないだ見た歌舞伎の一シーンに、侍ふたりが船でとあるところに流れ着くシーンがある。その船の下にちゃんと海のはじっこが敷かれてあったから。
水色の布でできたその水の端っこをダリの絵みたいだな、と、そんなに似ていないのに思い、そのことをよく覚えていた。
夢の私は水とその固められた砂に触ってみたくてたまらないが、歌舞伎の前の方はこだわりのあるちゃんとしたお客さんばかり。永谷園幕に喜ぶ私のようなお客さんではない。じっと我慢。
好奇心を抑えつつ歌舞伎に感動するという贅沢な夢なのでした。







