#10-3 占い依存離脱チャレンジ「渇望への対応」 | 占い依存の深層

占い依存の深層

占い依存に30余年苦しみ
同様のクライアント様との対話を通じて発見した
その背後に隠されたテーマと対策について

 

みなさん、こんにちは。

 

心と運命のカウンセラーの大崎智代子です。

(SNSネーム シオトモこと塩月智子)

 

今日は、依存症から離脱しようとするときに

起こる「渇望」感についてです。

 

長い間、好むと好まざると習慣にしている行動は

アディクション感が(中毒的快感が)ついてまわるものほど

辞めようとするときに

 

「引きこもり感」を経験します。

 

 

 

鬱っぽい感じです。

 

日頃から慣れ親しまない引きこもり感(鬱っぽさ)から

抜け出そうとする時、「渇望感」に溺れます。

嗜癖(依存対象)に

エネルギーを向けようとしてしまうのです。

 

一番理想的なのは、本当は・・・

どっぷりとこの「引きこもり感」に

いったん沈み込むことにあるのですが・・・。

 

 

しかし、この「引きこもり感」が受け止められるぐらいなら

 

 

はじめから

関係性の中にある「退屈さ」や

「不安さ」を受け止めることができているはずなのです。

 

ここに、依存症の離脱が一人では

難しい要素があります😅

 

 

    

「受け止められないエネルギー」

(この場合、本人にとって

ネガティブに感じるエネルギー)を

「まずは誰かに受け止めてもらう」

必要性があり

それをじょじょに

「本人で受け止めることが

できるようになる」ときに

依存症からの離脱に至ります。

 

 

ですから「受け止めてもらっている、という構造が

適切なケアとして不可欠」であり、

占い師ー相談者という「指示的な二者関係」の対話法には

その構造がない、ということも知っていてください。

 

本人にとってネガティブに感じるエネルギーに対して

受容的な心の器が磨かれるまでは、

大変なプロセスであるのは否めません。

 

依存に傾く時というのは、

生身の現実的な身体が

その行動を欲するのではありません。

精神からの発露として、悪癖化しています。

本人が望んでいないのに発生する理由です。

 

肉体と精神が乖離(不一致)している状態の兆候です。

ここを修正・調整するアプローチが有用となるわけであり

これは「心理カウンセリング」および

「深層心理カウンセリング」の範疇です。

「辞める」という行動に、

精神が追いつかない、ということが

繰り返されているからです。

「やめろ」と言って辞められる話ではないところに

依存症の大変さがあります。

占い依存に陥っている方は、

本質は、占いに依頼している場合ではない、ということを

知る必要があります。

重要なのは「心身一如」を促すサポートです。

それも、「受け止めきれない感情」を見つけ出し

「一緒に受け止めることに長けたサポート」です。

 

 

フロイト用語に「リビドー」という言葉があります。

性的な対象に向けられるエネルギーのほとばしりです。

 

 

ある種の「快」の体験に

リビドーが向けられます。

 

性的関係のみに限るものではない、という立場を

私はユングの論考「結合の神秘」から理解しました。

 

整理しますと

「リビドー」は、性欲の根っこにあるものですが

「結合の神秘」の考え方は、

性の対象が問題なのではなく

 

「無意識に投影されているワールド」との

合体(結合)を欲して

私たちは深いエネルギーのレベルから

揺さぶられるという見方です。

 

 

占い依存症の場合ですとーーー。

一つは

 

占い師があなたに対してポジティブな

シグナルを向けていること。

 

もう一つには占い師が洞察する、

 

あなたの関係性の

問題に対してポジティブな世界を

見させてくれていること。

 

 

これらの要素と「合体」「結合」し

そのことを「体現」したいのに

 

自分一人ではできないから

 

それをかりそめにでも

精神的に補ってくれる

「占い師」を必要として

翻弄されている、という視点を

 

 

「自覚」することをお勧めします。

 

「自覚」することにより

 

物事の捉え方は変わるからです。

 

 

冷静に、客観的に、ご自分に起きていることを

捉えることができるようになるとき

 

 

 

「心の器」は

今よりも大きく発達する

一歩を踏みます。

 

 

「心の器」が大きくなれば

 

徐々に

 

 

「渇望感から離脱する際の引きこもり感」を

受け入れる準備も整いやすくなります。

 

   

ここに至ることは、最初の通過儀礼です。

 

 

上記のことを前提として

 

 

 

 

 

渇望感が湧いてきた時の対策

 

を次に整理します。

 

 

「心の要塞」を築きます。

 

 

 

STEP.1湧き上がる「渇望感」の瞬間を捕まえる

 

 

「あ〜、依頼したい〜」と発生する瞬間が必ずあります。

この瞬間に気づくことができるようになることが

大事なポイントです。

 

 

この瞬間に気づくことができないと

 

 

「あ〜、依頼したい〜」となった後

「依頼しちゃえ〜」となだれこみます😅

 

その対処法が、最も慣れ親しんだ

(まやかしの)快の体験だからです。

 

 

逆に気づくことができるようになると

 

 

「あ〜、依頼したい〜」ときた後

 

「待て!」と

冷静に状況を観察することができます。

 

 

このときに

チャレンジ1で書き出した

 

「占い依存症を辞めたい理由」を

 

何度でも手元に置いて見つめ直します。

噛み締めます。味わいます。

 

 

 

このまま進むと起こる、わかりきった    マイナスの結果を未来に想像します。

 

 

そのリストは、生活空間の目につくところどこにでも

コピーして貼り付けておくのもいいでしょう。

 

 

STEP.2意識のエネルギーを分散させる

 

 

「渇望感」の立ち上がりを発見したら

 

チャレンジ2で見つけた

 

「他の悦び」で行動と時間を

穴埋めする実行力を

 

意識的に身につけましょう。

 

ちょっとずつ、一歩一歩です。

 

 

 

何もすることがないと

エネルギーは慣れ親しんだ方に流れやすくなります。

要注意です。

 

 

 

「何もすることがない」時間を

どのように構築すればいいかを

検討してください。

 

 

散歩する、料理をする、運動をする、

タイミングの合う知人に電話をする、など。

 

 

占い依存以外の

「行動のバリエーション」を

増やしましょう。

 

 

理想は

 

占い以上に「快」を感じられる行動を増やすことです。

 

 

あなたは人生において

まだ行動のバリエーションを知らなさすぎるだけなのです。

 

いろんな可能性を、もう一度

4歳、5歳ぐらいの気持ちに立ち返って

新しい世界をはじめて探すときのような

 

ワクワクした新鮮な気持ちで

 

取り組んでみるといいでしょう。

 

 

STEP.3衝動を許す

 

湧き上がる衝動そのものは、否定しないでください。

 

「わ、やだ、またきた!」ーーー

もしかするとそう思うかもしれませんが、、、

 

それはエネルギーです。

 

 

存在をなくそうとすると
悪循環なのをご存知ですか?

 

 

占い以外のターゲットで

より建設的で輝かしい未来が想像される「受け皿」を

 

衝動のエネルギーが問題なのではなく

 

そのエネルギーの受け皿として

占いに依存という行動一つに

的を絞り込んだことが、問題なのです。

 

そのためにはまず。。。

 

湧き上がる衝動を発見したら、

一息つきましょう。

 

深呼吸です。

 

 

不快な感じが湧いてきているのを体感するでしょう。

そこで、ちょっとだけ、待てますか?

 

 

雨の日や、嵐の日や、地震がやってきて

「やだなー」という気持ちを抱きながらも

 

時が過ぎるのを待つ時と同じだと

思うことはできるでしょうか?

 

どんなに嫌でも

雨や、嵐や、地震を否定することができないように

 

あなたに湧き上がる衝動も

あなたの自然エネルギーです。

 

否定をすることは

逆効果であることも

知っていてるといいでしょう。

 

自然の気候と変動とも親しんで生きていくのが

人間であるように

 

あなたの内側から湧き上がる衝動も

あなたの大切な一部として、

うまくお付き合いする心を培うことが大切です。

 

それぐらいの優しさがあなたには重要です。

 

なぜなら・・・

 

それはその人の部分的な

エネルギーであるには間違いがないため

 

 

否定すれば否定するほど

くっきりと存在を示そうと

ますますあなたを翻弄します。

 

 

泣いている子供に向かって

「うるさいなー」と部屋の奥に入れて鍵をかけても

かえってギャン泣きして主張してきているーーー

 

そんなイメージに近いのが、

依存衝動だと理解されると役に立つでしょう。

 

 

STEP.4セルフケアを提供する

 

 

依存症離脱のプロセスにおいて

衝動に対していかに

「だまし、だまし」進んでいくかも大切です。

 

まだ受け止め難い「引きこもり感」

突き上げる「渇望感」に翻弄される状態に

慣れ親しみ、客観視できなくなっているときは

ハードかもしれませんが

 

スローガン(合言葉)は

 

依存行動以外での

 

「セルフケア・自分に優しいこと探し」です。

 

 

適度で簡単なスナックを用意すること、

お気に入りのグラスでコップいっぱいのお水、

お気に入りのスポットをお散歩すること、

お友達とのおしゃべり、

ちょっぴり自分にご褒美感のある入浴剤でのバスタイム、

お気に入りの映画、小説、音楽、絵画の世界に浸るなど

 

 

 

「自分にとって好きな世界観を探す旅」に出ることは大変に効果的です。

 

 

 

STEP.5トリガーのチェック

 

チャレンジ2で、すでにチェックしましたが

日を置いて、まだ他にも要素がないかを点検すると

いっそう確実です。

 

トリガーとなる要素には

風水の概念にも通じるレベルもあるかもしれません。

 

・無意識に水回りが汚れているせいで、気落ちしていることもトリガーになっているかも?

・断捨離してサッパリしたら、依存マインドもスッキリ抜けていったというケースも

 

私(シオトモ)は、エアコンのお掃除を業者さんに

お願いしたら、人格まで変わったかのように清清しました。

 

もやもやした気持ちの悪さが吹っ飛び

心地いい行動にだけ時間を割くことが楽しくなりました🤗💓

 

 

STEP.6困っている人に、手をさしのべる

 

 

「2」の意識を分散させるという項目にも通じますが

占い依存症のケースは

「自分以外の大切な人との関係性」の問題に

悩んで(困って)陥っているわけです。

 

ところが、その「大切な人」がなかなか

自分の想定内のようにはいかないことから

頭を抱えて、占いにはまっていると言えます。

 

エネルギーが行き場を失い、欲求不満となって

占いという「快体験」を受け皿にしてしまっているのですね。

 

 

そこで、占いのテーマに登場する

「大切な人」の他に

 

「自分以外の誰かと大切な関係を育む」

行動を増やすことが

 

レスキュー法として有効的になるはずです。

 

 

あの人のことも気になりますが

占い師経由でどうにかしようとするよりも

まずはあなた自身の心のエネルギーバランスを

回復させることが先決です。

それが実ったときに

あの人との関係性のエネルギーバランスも

良質に変質するからです。

 

 

私(シオトモ)の場合は、

似たような心の問題を

抱えていらっしゃるクライアントさんを

サポートすることによって

依存傾向から自立へと進展しました♡

 

 

以上、1〜6のポイントをヒントに

あなただけの戦略プランを検討してみてください。

 

 

 

「渇望の波」が訪れた時の防波堤を

あらかじめしっかり用意しましょう! 

 

 

そのプラン表が実際に機能するかどうかは

その都度トライ&エラーで、調整していきましょう。

 

いかがでしたか?

ご自身の健やかなニューワールド構築のための

ヒントをわずかながらにも

得ていただくことが

できましたら嬉しく思います。

 

 実際にトライしてのご感想や気づいたこと

変化、あるいは、ワークをしてみて

取り組みづらく感じたことなどがありましたら

お気軽にこちらのコメント欄に書き込みをお願いします。

 簡単にサポートさせていただきます。

 

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引き続き情報を受け取っていただけましたら幸いです💐✨

 

 みなさまのご幸運を真心より祈念致しております。

 

 

心と運命のカウンセラー

SNSネーム シオトモこと塩月智子

本名 大崎智代子