こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳出血を発症したWさん(70代女性)は、左片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
Wさんは片麻痺の症状が重く、寝たきりになっています。
人の体は動かさずにいると、硬くなる傾向があります。
「硬くなった」と最も自覚する部分が筋肉ですね。
筋肉は基本的に、骨と骨とをつないでいます。
つまり、関節をまたぐようになっています。
例えば、腕の”力こぶ”の筋肉なら肘関節を、太腿の前側の筋肉は膝関節をまたいでいます。
筋肉が硬くなると関節をまたいでいる分、関節も動かしにくくなってしまいます。
ですので脳卒中患者さんに限らず、体を動かすことは大切なことなのです。
Wさんのリハビリも、硬くなった関節を和らげて動かすことに時間をかけています。
私が毎回行っている関節の運動の一つはこんな運動です。
ご覧の通り、足を軽く回すだけです。
しかしWさんはこの運動の最中に、たまに「ちょっと痛い」と訴えることがあります。
私は自分の施術の主義として、痛いことを無理に行わないようにしています。
人が嫌がることを無理に行っても、より良い効果は期待できないと思っているからです。
ただしWさんのケースでは、少しだけ我慢してもらって、足を動かすようにしています。
私としては、人が痛がる行為を本当はやりたくありません。
そこを敢えて行う理由は、Wさんが寝たきりであるという事実に他なりません。
上述のように、人の体は動かさなければ硬くなってしまいます。
Wさんはほぼ一日中寝た状態で過ごしているため、足は伸びた状態で硬くなっているのです。
伸びた状態で関節が硬くなっているので、曲げたときに痛みを生じてしまうのです。
こうした状況が良いことだとは、誰も思わないでしょう。
そのため多少無理をしてでも、足を動かすことにしているのです。
こうして足を動かしていると、徐々に股関節が緩んできます。
股関節が緩めば曲げることが苦痛でなくなるので、座る姿勢を作ることができます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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