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行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳出血を発症したWさん(60代女性)は、左片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
片麻痺とは体の右(or左)半身が麻痺する症状で、脳梗塞や脳出血の代表的な後遺症です。
Wさんは片麻痺の症状が重く、寝たきりになっています。
寝たきりが体に良くないことは、誰でも想像できますね。
こうした寝たきりの患者さんは、なるべく体を起こす機会をつくることが大切です。
人間の体は、立って歩くことを前提に構成されています。
つまり、頭が上にあり、体が地面と垂直な状態が基本なのです。
こうすると体が”縦の重力”を受けるのです。
縦の重力を受けることで、筋肉も体を支えようとして働きます。
特にお腹や背中周辺の筋肉は、重たい頭や上半身を支えるという重要な役割をしています。
お腹や背中周辺は、『体幹』(たいかん)という言葉で表されます。
体幹の筋力は、毎日縦の重力を受けることで、自然に支える力が付いてくるのです。
体幹が体を支えようとする働きがいかにすごいことか、実際に見るとわかります。
下の動画は、Wさんの体を起こす場面です。
約1分で劇的に変化が現れます。
体を起こした直後は私が支えなければ、後ろへ倒れてしまいそうな感じがわかるでしょうか?
足の位置を直したり背中をさすったりしていると、58秒の時点で既に自力で座っています。
私が手を離しても、座った姿勢を保っています。
体幹の筋肉が力を発揮して、上半身を支えた結果ですね。
寝たきりでは”横の重力”ばかり受けます。
これでは体を支える力は付きません。
力が付かないばかりか、支える必要がないことに慣れて、筋肉はどんどん怠けてしまいます。
数分の短い時間でも良いので、毎日体を起こす機会を作ることが理想です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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