こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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脳出血を発症したCさん(70代女性)は後遺症が重く、寝たきりになっています。

 

そんなCさんは、週2回利用する『デイサービス』を楽しみにしています。

 

 

デイサービスとは介護保険サービスの一種で、専門的には『通所介護施設』と呼ばれます。

 

施設に行くとその利用者さんの必要に応じて、入浴や食事等の介護サービスを受けられます。

 


デイサービスにいる間、Cさんは車椅子に座って過ごしています。

 

車椅子で可能な限り、デイサービスのレクリエーションに参加しているのです。

 

 

先日訪問した際、Cさんがこう話していました。

 

「先週行った時はすぐに疲れて、途中で寝かせてもらったの」

 

車椅子に座っている姿勢が辛くなって、ベッドへ寝かせてもらったと言うのです。

 

 

人間の体は、立って歩くことを前提につくられています。


つまり頭が上にあって、体が地面と垂直になる姿勢が基本です。

 

これによって、体は”縦の重力”を受けることになります。

 


縦の重力を受けることで、体の筋肉もそれを支えようと働きます。
 

特にお腹や背中周辺の筋肉は、重たい頭や上半身を支えるという大きな役割を担います。

 

お腹や背中周辺は、『体幹』(たいかん)という言葉で表されます。

 

体幹の筋力は毎日縦の重力を受けることで、支える力が付いてくるのです。

 


Cさんは普段、寝たきりで過ごしています。


そのため”横からの”重力ばかり受けます。

 

これでは体を支える力は付きません。

 

 

力が付かないばかりか、支える必要がないことに慣れて、筋肉はどんどん怠けてしまいます。

 

結果として、支える力そのものが失われていくのです。

 

これがCさんの言葉につながる訳ですね。

 

 

ずっと座っている状態が窮屈だから疲れるのではなく、上半身を支える筋力がないために疲れるのです。

 

これも寝たきりの弊害と言えます。

 


こうした状態を改善するためには、リハビリが大切です。

 

最大のリハビリは、できるだけ座る時間をつくることです。

 

5分や10分の短時間でも構わないので、毎日続けることが重要です。

 

上半身を立てることで、体幹の筋肉に縦の重力がかかることを思い出させるのです。

 


それに慣れてくれば、座る時間が長くなっても疲れなくなってきます。

 

長時間座ることができれば、自分でやれることも広がります。

 

ですので私は寝たきりの患者さんに対して、毎回必ず座る姿勢を行うことにしています。

 

わずか数分で、こんなに変わるからです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

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