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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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先日、脳出血を発症したAさん(60代男性)宅へ訪問した時のことです。

 

挨拶もそこそこに聞かれました。

 

「何か異常が起こったのでしょうか?」


そう言って見せたAさんの足が、むくんでいたのです。

 

 

私はそれまで、Aさんの足がむくんでいるのを見たことがありませんでした。
 

しかしこの日に限って、確かに足首の辺りがむくんでいます。

 

むくみ自体は、それが直ちに害を及ぼすものではありませんが、結構気になりますよね。

 

できればやはり、すぐに改善したいものです。

 


足は体の下にある分、どうしても体内の水分が溜まりがちです。
 

しかしほとんどの人は、その水分が溜まったままにはなりません。

 

なぜなら足の筋肉が動いて、水分を押し上げてくれるからです。
 

筋肉の動きが、ポンプの役割をしているのです。

 

 

ですので足をあまり動かさない人は、足がむくみがちです。
 

例えば、仕事で立ちっ放しや座りっ放しの方などですね。

 


また、麻痺でうまく動かせない人も同様ですね。

 

Aさんは脳出血の後遺症で、体の左半身に軽い麻痺があります。
 

実際にむくんでいたのは、麻痺側の足首周辺だけでした。

 

 

足のむくみは、筋肉の動きだけで決まる訳ではありません。

 

もしそうだとしたら、夜寝ている間に誰しも足がむくんでしまうことになりますからね。

 

実はもう一つ、むくみに関わる意外なものがあります。

 

それは、呼吸です。


 

人の体の血管には、動脈と静脈があるのはご存知の通りです。

 

動脈は酸素や栄養分を含んだ血液を、全身へ送る血管です。

 

これは心臓というポンプから排出されるため、体の末端へ向かって血液を送ることになります。

 


一方の静脈は、体内の二酸化炭素や老廃物を含んだ血液を戻す血管です。

 

こちらは手足の末端から心臓に向かうため、ポンプの役割をするものがありません。

 

 

静脈と似た役割をする『リンパ管』があります。

 

リンパ管は体内に溜まった老廃物を排泄するために、静脈へ送る働きをしています。

 


ややこしいので、簡単なものに例えます。

 

静脈は通常のゴミを回収し、リンパ管はそこへ入りきらない大型ゴミを回収するのです。

 

「ゴミ(老廃物)を回収する」という意味では、静脈もリンパ管も同じ役割を行います。

 

 

ですので足がむくむとは、こういうことです。

 

リンパ管から静脈へ老廃物を送り込むことができずに、そこで詰まった状態のこと。

 

配水管にゴミが詰まって、流れが悪くなったようなものですね。

 


この悪い流れを良くするための手段の一つが、管の周囲を圧迫することです。


つまり、筋肉を動かすことですね。

 

血管というホースを直接握って動かし、中の物を移動させるようなイメージです。

 

 

一方の呼吸は、いわば根元から静脈やリンパを吸い上げるようなものです。

 

ホースの片方をくわえて、中の物を吸い取るようなイメージです。
 

 

ですので呼吸が浅くなると、その分吸い上げる力も弱くなります。

 

つまり、深い呼吸をすることで、静脈やリンパ管の循環を促す効果があるのです。

 

足がむくみがちな人は、日頃から深い呼吸を意識したいものですね。

 

深い呼吸は別の面からも大切です。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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