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17日に、古川聡宇宙飛行士が記者会見を行いました。
古川氏は国際宇宙ステーション(ISS)に、約199日間宇宙に滞在していました。
その間、多くの興味深いミッションを手がけています。
気になる方はYouTubeで検索してみてください。
その宇宙飛行士が宇宙空間で過ごす映像が、度々ニュースで報道されます。
そこでは自転車を漕ぐなど、トレーニングしているシーンをよく見かけると思います。
これは必要だから、行っている訳ですね。
実は人間の筋肉と骨は、重力と大きく関わっているのです。
人間の体を支えているのは、基本的に筋肉と骨です。
これらは常に重力によって、鍛えられているとも言えます。
人間は二本足で立つことで重力がかかることになり、全身の筋肉に緊張を与えています。
また骨は、重力に逆らうようにして体を支えます。
例えば立っているときの足の骨は縦になるため、立つ姿勢自体が重力に逆らうことになります。
そのため、骨には強さを保とうとする機能が働きます。
強くなければ、重力に負けて体を支えられませんからね。
逆に言えば、重力がなければ、骨は強さを保つ必要がありません。
そのため、骨は強さを保とうとする機能が働かなくなります。
つまり、骨が弱ってしまうことになるのです。
こうした事情から、無重力空間の宇宙では、トレーニングする必要性があるのです。
実際に国際宇宙ステーションでは、毎日2時間の運動が義務付けられています。
それでも地球に帰還した後の筋力は、約20%も減少するようです。
また骨の密度も、骨粗鬆症に近い状態にまでなると言われます。
宇宙飛行士は、非常に極端な例ですね。
実はこうした状態に近いのが、寝たきりの人なのです。
以前にJAXA(宇宙航空研究開発機構)とヨーロッパ宇宙機関、フランス国立宇宙センターの共同で、長期寝たきりの実験が行われました。
この実験は宇宙空間ではなく、地球上でのものです。
被験者は3ヵ月間、ベッドの上で寝たままの状態で過ごすのです。
それが体にどのような影響があるかを調べるというものでした。
被験者は、トイレも食事もベッド上で行いました。
その結果、大腿骨の骨密度が、1ヵ月当たり2%以上減ったのです。
宇宙空間でトレーニングしながら過ごした宇宙飛行士の骨密度は、平均して1ヵ月で1.5%程の減少です。
寝たきりが、いかに体を弱らせるかという証明ですね。
寝たきりでは、体に本来の重力がかかりません。
本来の重力とは、二本足で立ったときにかかる重力です。
立ったときにかかる”縦の重力”によって、骨や筋肉も適度な刺激を受けるのです。
その結果、骨も筋肉も強さを保とうとするのです。
これが寝たきりでは、縦の重力の刺激を受けられません。
結果として、骨や筋肉は強さを保とうとする機能が働かず、弱くなってしまうのです。
これを改善するためには、縦の重力をかけることが大切です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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