こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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みなさんは健康診断などで、「血糖値が少し高いですね」と言われたことはありませんか?
血糖値が高いことは、なんとなく悪いことだと思いますよね。
人の「血糖値が高い」状態とは、血液中に糖が余分に存在していることを指します。
糖は人が活動する上でのエネルギー源です。
しかし糖は血液中にただ存在しているだけでは、エネルギーとして使えません。
糖が血液中から細胞に取り込まれることで、エネルギーとして使えるようになります。
糖を細胞に取り込む役割をするのが『インスリン』です。
しかしインスリンの量が少なくなったり、働きが悪くなったりした場合には、糖をうまく細胞へ取り込めなくなります。
細胞へ糖を取り込めなくなると、血液中に糖が余分に存在する状態となってしまいます。
その結果、血糖値が高くなります。
血糖値が高い状態が続くと、体に様々な影響が出てきます。
代表的な例として、以下の3つが挙げられます。
①糖尿病の原因となる
血液中の余分な糖は、体に吸収されません。
そして吸収されなかった糖は体を巡って、尿として外へ出ます。
これが糖尿病です。
糖尿状態を放置しておくと、血管や神経が次第に傷んで 全身の様々な病気につながります。
また糖尿病を抱えている人は、ない人に比べて、脳梗塞を発症することが2~3倍も多くなると言われています。
②体重が増えやすくなる
血液中の糖とインスリンの量は、食欲にも関わります。
正常な状態では、お腹が空くのは血糖値が低めの時です。
食事の後は血糖値が高めになります。
そしてインスリンの働きによって、正常レベルの血糖値に戻ります。
しかし、インスリンがうまく作用しなかったり、血糖値の高い状況が続くとたいへんです。
空腹と満腹の信号が、うまく働かなくなるのです。
すると、食事をしたのにお腹が空いたと感じてしまいます。
そのためさらに食べるようになってしまい、体重増加につながります。
③血管が傷む
血液中に糖が余分にあると、それが血管壁にくっつきます。
この糖が血管壁のたんぱく質と反応を起こし、『活性酸素』を発生させてしまいます。
活性酸素には、体を酸化させる作用があります。
体の酸化とは、簡単に言うと”錆びる”ことです。
この作用によって、血管壁に出血などの障害が起こります。
出血が起こるとそれを止めようとして、血の成分が出血部分に集まります。
すると、血の塊ができてしまいます。
血の塊ができると、それだけ血管壁が分厚くなります。
分厚くなった血管壁は、硬く・もろくなります。
これが『動脈硬化』の状態です。
動脈硬化は、脳梗塞や脳出血を発症する大きな要因になるので要注意です。
血糖値が高いと、体に悪いことばかりです。
ただし「血糖値が高い」こと自体が悪いのではありません。
「血糖値が高い状態を続けている」ことが悪いのです。
仮に血糖値が高かったとしても、下げれば良いだけの話です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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