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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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脳出血を発症したSさん(50代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。

 

 

Sさん宅の室内は、エアコンの設定温度がやや高めです。

 

人の10倍くらい汗かきな私は、タオルで汗をぬぐいながらSさんの体を動かしています。

 

そんな様子を見た奥様から、「暑くてすみませんね…」とよく謝られてしまいます。

 

私の発汗が異常なだけなので、どうか気にしないでください。

 

 

Sさん宅が設定温度を高くしているのには、理由があります。

 

設定温度を低めにすると、Sさんの右足に痛みが生じてしまうからです。

 

こうした話はよく聞きますね。

 

 

脳の『視床』という部分には、感覚をつかさどる中枢が存在します。

 

そのためここに出血が起こると、体の感覚が鈍くなったり過敏になったりするのです。

 

視床のすぐ外側には『内包』(ないほう)という部位があり、運動や感覚をつかさどる神経の束が存在します。

 

 

さらにその外側には『被殻』があります。

 

脳の内側から順に、視床<内包<被殻と存在します。

 

ですので視床や被殻に出血が起こると、内包も影響を受けてしまいます。

 

その結果、感覚に障害が生じやすくなるのです。

 

 

脳出血は統計上、全体の約30~40%は被殻で、約30%は視床で出血が起こっているのです。

 

両方を合わせると約70%にもなります。

 

つまり、「大抵の脳出血では感覚障害が起こる」と言っても過言ではありません。

 

ですので、Sさんのような事例はよく聞くのです。

 

 

ただ最近の夏は、以前より暑さが増した感じがしますよね。

 

エアコンの設定温度を高くし過ぎると、今度は暑くてたまりません。

 

 

温度を低くすると痛みが出るし、高くすると暑くて参る。

 

「どちらを優先させるかの判断が難しい」と、奥様は言います。

 

 

人の感覚に正解はないので、確かに難しい判断ですよね。

 

参考として、こんな話をしておきました。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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