こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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『腰部脊柱管狭窄症』を抱えるHさん(80代女性)は、やや歩行困難な患者さんです。

 

歩行器を使って、自力でゆっくり歩いています。

 

 

人の首から腰にかけての骨は、円柱状の積み木が重なっているようなものです。

 

首から腰にかけての骨を総称して、『脊柱』と言います。

 

脊柱も、首は『頚椎』、胸(背骨)は『胸椎』、腰は『腰椎』に、それぞれ分かれます。

 


1個1個の円柱状の骨には、神経の束が通る穴である『脊柱管』が開いています。

 

脳から下半身へつながる神経は、脊柱管の中を通ります。

 

何らかの要因で、脊柱管が狭くなるのがこの病気です。

 

 

脊柱管の狭くなった部分が、中を通る神経に触れます。

 

そのため、刺激された部分から下の箇所に、痛みやしびれが出るようになります。

 

その結果、歩行困難にもなり得るのです。

 


そんなHさんが先日、両足のかかとの痛みを訴えました。

 

病院で診察してもらったところ、『褥瘡』(じょくそう)による痛みとのことでした。

 

 

褥瘡とは、皮膚に持続的な圧迫が加わるために、血流障害が起こることです。

 

その結果、皮膚や皮下組織が壊死した状態を言います。

 

これは一般的には『床ずれ』とも呼ばれるように、寝たきりの場合によく見られる症状です。

 


ですので褥瘡と言われて、Hさんもご家族も驚きました。
 

もちろん、私もです。

 

なぜならHさんは夜寝るとき以外、横になることはないからです。

 


考えてみれば、褥瘡の定義が”持続的な圧迫”によるものです。

 

Hさんは寝たきりではないですが、日中は椅子に座って過ごす時間が長いのです。

 

座っていれば、かかとは床面に着いています。


ある意味、圧迫を受けていると言える状態なのですね。

 


またHさんの場合、持病の糖尿病も関係しているかもしれません。

 

糖尿病は体内の循環、特に血流が悪くなる傾向があります。

 

血液は、酸素や栄養分を体内に運んでいます。


血流が悪ければ、十分に行き渡りません。

 

長時間の圧迫と酸素・栄養の不足は、褥瘡ができやすい環境と言える状態ですからね。

 

 

Hさん宅に私は週2回訪問し、主に足の運動を行ってきました。

 

他にもHさんは、週3回デイサービスに通って体を動かしています。

 

それでも、褥瘡が発生したということは事実です。

 

これ以上動いていない患者さんは、褥瘡が生じる可能性があるということですね。

 


もちろん個人差はあるでしょう。


やはり人間は動き回ることを前提にして、体の機能が作られているのです。

 

そう言えば、こんな例もありました。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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