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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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先日、脳梗塞を発症したWさん(60代男性)宅へ訪問した時に、開口一番言われました。

 

「褥瘡(じょくそう)ができて、痛い…」

 

 

褥瘡とは、皮膚に持続的な圧迫が加わるために、体内の血流障害が起こることです。

その結果、皮膚や皮下組織が壊死してしまった状態を言います。

柔らかい桃をテーブルに置いて放置しておくと、設置した面から傷んでくるような感じです。

『床ずれ』という名称の方が、馴染みがあるかもしれません。

 

 

Wさんは、左片麻痺(かたまひ)の後遺症が重いため、ベッドで横になることが多い患者さんです。

 

しかし今まで、褥瘡ができたという話を聞いたことがありません。

 

その原因は、『ショートステイ』で起こりました。

 

 

ショートステイとは、数日~1週間ほど一時的に介護施設へ入所することを言います。

 

自宅で介護している場合、介護者に用事があって家を空けるなどの理由があるときに、施設を利用する制度です。

 

 

Wさんが利用した時は、たまたま悪いことが重なりました。

 

まず、普段より職員さんの人数が少なかったことです。

 

さらにこんな時に限って、複数名の利用者さんが、体調不良を起こして救急搬送されました。

 

そのうちの1名は施設内で呼吸が止まるなど、重篤な症状になっていたようです。

 

 

その間Wさんは、車椅子に座り続けていました。

 

普段はあまり長時間座っていることはないため、途中で「お尻が痛いな」と思っていました。

 

ただ施設内の慌ただしい雰囲気に、「寝かせてくれ」と声をかけづらかったようです。

 

結局5時間超の間、ずっと車椅子に座っていたのです。

 

そして自宅に戻ってから、尾てい骨付近に褥瘡ができていることに気付いたのでした。

 

 

私は何も、この施設が悪いと言っているのではありません。

 

施設でも緊急事態が発生し、大変な状況だったことでしょう。

 

今回の件は、「その人にとって無理な姿勢を強いられれば、数時間でも褥瘡が発生する」という事実に驚いたという話です。

 

こんなことでも褥瘡は生じます。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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