こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

■お問い合わせ → 047-356-4707

■かかる料金は → 健康保険証が使えます

 

 

脳梗塞を発症したAさん(70代男性)は、左片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。


Aさんはベッドに座るまでは自力でできますが、そこから自力で立ち上がることはできません。

座った姿勢のことを『座位』と言います。


Aさんは座位までは自力でできるので、私は手助けせずに座位になる動きを見守っています。

 

座位になった上で、足の運動を行っています。


先日、Aさん宅へ訪問した時のことです。
 

いつものように、最後で座位になる場面でした。

座位になったのですが、ベッド柵にもたれかかるようにして、真っ直ぐな姿勢ではありません。

そしてそのままの姿勢で、足の運動をやり始めたのです。


この話を聞くと、たぶん誰もが「それは良くないことでは?」と思ったことでしょう。

後で聞いたのですが、側で見ていた奥様もそう思ったようです。

Aさんとしては、「足の運動だから、足さえ動かせば良いだろう」というくらいの感覚だったそうです。


言葉だけより体感した方が理解してもらえるだろうと思い、私は敢えてそのままにしました。

そして、数回足を動かしたところで止めました。


ここで良い姿勢に座り直してもらい、同じ動きを行いました。

 

その上で私は聞きました。

 

「さっきとどちらが動かしやすいですか?」

 

Aさんから苦笑いで答えが返ってきました。


「こっち(良い姿勢)の方」

 

 

上半身の姿勢の良し悪しが下半身まで影響することを、体でわかってもらったようです。

患者さんが自分で感じてもらうことは、やはり大切ですね。


体の運動は、上半身と下半身のバランスが大切です。


サッカーでボールを蹴るときには、足だけではうまく蹴れません。

 

同時に上半身使いながら、蹴る動作を行うはずです。


そしてきれいな姿勢のときには、より体に力が入りやすくなるものです。

その方が、体が効率的な動きになるのですね。


脳卒中になる前は、全く感じない程のわずかな姿勢の差です。
 

しかし片麻痺では、わずかの差が大きく感じるものです。

体をうまく動かすためには、効率的な動かし方が大切になります。

 

こちらもそのうちの一つです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

◆訪問マッサージの効果を知りたい方◆

実際に、こうした効果が出ています。


◆利用する患者さんの声を知りたい方◆

患者さんの感想がこちらです。

 

市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

訪問マッサージ みなと治療院

 

■診療時間 9:00~19:00

■定休日 日曜日

■お問い合わせ 047-356-4707

(電話に出られないことが多いため、留守電にお名前とご用件をお願いします)

 

市川市内を始め、船橋・浦安・新浦安・幕張などへ、訪問治療いたします。