こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳出血を発症したSさん(50代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
先日訪問した時に、奥様が笑いながら話してくれました。
「久々に転んでしまいました…」
笑いながら話してくれたということで、大きなケガがなかったことはわかります。
状況が気になるので、じっくりお話を聞きました。
事件が起こったのは、近所のCDショップでした。
この店は2階にありますが、エレベーターやエスカレーターがありません。
ですので、店に入る手段は階段のみです。
以前から何度も利用していたので、Sさんは階段を上ることは慣れていました。
ところがその日は、一段目を上ろうとして踏み外し、転んでしまったようなのです。
Sさんご本人も「スローモーションだった」と笑っていました。
実際にバタッと転んだのではなく、ズルズルという感じでゆっくりした転び方だったそうです。
この転び方で、Sさんも奥様も気付いたことがありました。
以前のSさんは、バタッと転ぶことが多かったようです。
自分で自分の体を支える力がなく、為す術がなかったと言います。
私が訪問して体を動かしたり、一緒に運動するようになってから、あまり転ばなくなりました。
今回も転倒事故には違いありません。
しかし階段を踏み外した瞬間に、体勢を立て直そうとすることができたと言うのです。
その結果、バタッとではなくズルズルとなったようです。
その転び方によって、「体に力が付いた」と感じられたそうです。
私としては、少々複雑な思いで聞いていました。
しかしこの一件は、脳卒中のリハビリをよく表していると思います。
脳卒中のリハビリは、目に見えて「良くなっている」という実感が乏しいものです。
それが何かのきっかけで、「いつの間にかできるようになった」と感じられることが多いものです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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