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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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脳出血を発症したWさん(70代女性)は、左片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。

Wさんは片麻痺の症状が重く、寝たきりになっています。

 


そんなWさんが、3月末に足を骨折して入院してしまいました。

 

高齢者や骨がもろくなっている人によく起こる『大腿骨骨折』でした。

 

 

大腿骨とは、太腿(ふともも)の骨のことです。

 

ご自分の太腿を見ればわかると思いますが、この骨はとても太くて頑丈です。

 

そう簡単に折れることはありません。

 

 

骨折箇所のほとんどは、骨盤に接している付け根の関節部分です。

 

ですので、正確には『大腿骨頸部骨折』と言われます。

 


この部分を骨折してしまうと、その後がたいへんです。


まず足の付け根の痛みと腫れで、しばらく動かせなくなります。

 

つまり、寝たきりを強いられるのです。

 

 

Wさんは骨折前から寝たきりでしたが、週に2回は介護施設で、車椅子に座って過ごしていました。

 

また私もリハビリでは、最後に必ず座る姿勢を作っていました。

 

ですので、週に何度も体を起こす機会はあったのです。

 

 

それが入院中の約1ヵ月間、寝たままの姿勢を強いられたのです。

 

これがどのような結果になるか、何となく想像がつくと思います。

 


退院後にリハビリを再開したときは、やはり衰えが目立ちました。

 

特に骨折した箇所の衰えは顕著でした。

 

足の付け根を曲げようとすると、辛そうに痛みを訴えるのです。

 

 

入院前はベッドに座らせることができたので、少なくとも90度に曲げることはできたはずです。

 

しかし入院中は足を曲げる機会がなかったため、伸ばした状態で固まってしまったのですね。

 

骨折は治っても、体を使う機会がなければ衰えてしまうのです。

 

これが痛みを訴える原因だったのですね。

 

 

Wさんのケースでは、時間をかけて少しずつ動かしていくしか方法はなさそうです。

 

無理に曲げようとすると、足を痛めるかもしれませんからね。


こうした事例で思うのは、人の体には適度に刺激を与えることが大切だということです。

 

 

適度な刺激と言っても、何も難しいことではありません。

 

寝たきりの患者さんなら、体を起こすだけでも刺激になります。

 

たったこれだけのことが大切なのです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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