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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。

 

その中でも、体の右(or左)半身が麻痺する『片麻痺』(かたまひ)は、大多数に見られる症状です。

 


片麻痺には『関節の拘縮』(こうしゅく)を伴うことが多いものです。

 

関節の拘縮とは、関節の動きが制限された状態を指します。
 

片麻痺のほとんどのケースでは、上半身は筋肉が曲がる方向へ制限されて硬くなります。

 

 

曲がる方向は『屈曲』と表されます。

 

屈曲方向に硬くなる理由は、曲げる筋肉の方が、伸ばす筋肉よりも強いからです。

 

強い筋肉の方へ引っ張られるイメージです。

 

 

腕を例にして、説明しましょう。

 

①と②どちらの筋肉の方が強いでしょうか?

 

①”力こぶ”をつくる筋肉
②肘を伸ばすときに使う”二の腕”の筋肉


答えは①で、異論はないと思います。

 

 

重い物を持つとき、腕を伸ばしながら持つ人はいないでしょう。

 

ですので麻痺が起こると、強い筋肉である力こぶの方に引っ張られます。


その結果肘は曲がり、手のひらは”グー”を作るような形になってしまいます。

 

こうならない場合もありますが、大抵はこのような拘縮になってしまいます。

 

 

片麻痺があると当然、麻痺のない側に負担がかかります。


麻痺のない側を『健側』(けんそく)と言います。

 

この健側の使い方が、さらに関節の拘縮を促すことがあるので要注意です。

 


例えば、片手で綱引きをするとします。

 

相手に負けないように強く引っ張ろうとすると、反対側の手にも力が入りませんか?

 

まず間違いなく力が入ります。


それが自然な反応だからです。

 

 

これは、片麻痺の患者さんにも言えることです。

 

強い力が日常から加えられていたとしたら、益々屈曲する方へ固まることを促してしまいます。

 

動作によっては、自ら進んで屈曲動作を行っているのです。

 

それは、よく見られる行為に潜んでいます。

 

 

その行為とは、ベッドから起きる動作です。


起き上がるときに、ベッド柵をつかんで引っ張るようにしていませんか?

 

 

こうすると、上記の綱引きの例と同様の状態になります。


決して好ましいとは言えない行為です。

 

起き上がる度に、屈曲方向に力が入ることになりますからね。

 

 

ベッド柵をつかむと、楽に起き上がれるとは思います。

 

力を使わずに起きる方法があります。

 

慣れればベッド柵をつかむより、楽に起き上がれますよ。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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