こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳梗塞を発症したTさん(70代女性)は、『グループホーム』に入所しています。
グループホームとは、高齢者が少人数で共同生活を送りながら、身体介護や機能訓練などが受けられる施設です。
この施設にほぼ毎日、Tさんのご主人が通ってきては、Tさんを外へ連れ出して散歩しています。
その成果もあり、Tさんの歩行はとても安定しています。
先日訪問した時、この散歩の話題になりました。
するとTさんがこう話してくれました。
「これが”歩く”ということなのですね」
Tさんはグループホーム内でも、自主練習としてよく歩き回っています。
こうした施設は当然、バリアフリー化しています。
廊下は真っ平らですし幅も広めです。
どころが外は、そこまで配慮されているとは言えません。
アスファルトにも多少のデコボコはありますし、道で人とすれ違うこともあります。
「施設内では守られていると感じるけど、外はそうもいかないからね」
起こる事を全て受け入れながら、トータルで”歩く”行為があると、Tさんは言うのです。
健常者にはない観点ですよね。
脳梗塞などを患って麻痺が残る患者さんは、健常者では気にならないことにも、とても敏感です。
みなさんは、アスファルトのデコボコって感じますか?
よほどの不備でない限り、ほぼ平らにしか思えないでしょう。
患者さんには、些細なことも障害と感じます。
しかし元の日常生活に戻ろうとするならば、そうも言ってられないですからね。
ご自身で乗り越えてもらうしかありません。
歩行では、患者さんの体で感じてもらうことは重要です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院
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