こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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パーキンソン病を発症したSさん(80代女性)宅へ訪問すると、その症状についてご主人から質問されました。
「歩いていてつまずきそうになるのは、筋力がないからでしょうか?」
家の中を歩こうとして足を踏み出す際に、つま先が地面に引っかかって、つまずきそうになることが多いようです。
このようになってしまうのは、つま先をしっかり上げる筋力が不足しているためではないか?ということです。
実はパーキンソン病の原因は、未だに詳しくわかっていません。
しかし、何らかの原因で中脳の『黒質』と言われる部分に、細胞の減少が起こっていることが判明しています。
黒質の神経細胞は、『大脳基底核』へ接続しています。
大脳基底核とは、体のバランスをとったり運動を調節するために、重要な役割をする部分です。
神経同士は互いに、神経伝達物質を使って信号を伝えます。
こうして脳からの指令を、次から次へと伝えていくのです。
陸上のリレーでバトンを手渡すイメージです。
この伝達に、『ドーパミン』という神経伝達物質が使われています。
パーキンソン病では脳細胞が減少し、ドーパミンが十分に作られなくなります。
そうなると指令(バトン)がうまく伝わらず、神経同士の連絡に不具合を生じます。
この細胞が減少する理由は、まだ解明されていません。
Sさんの足がうまく動かないのも、これが原因と考えられます。
脳からの「足を動かせ」という信号がうまく伝わらないからであって、筋力が不足している訳ではありません。
ご本人は動かそうとしているけれど、体がうまく動かなくて、もどかしいと思います。
この対策に近道はなく、動作の回数をこなしていくしか方法がありません。
神経同士がうまく連絡する確率を上げるのです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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