こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

■お問い合わせ → 047-356-4707

■かかる料金は → 健康保険証が使えます

 

 

脳出血を発症したSさん(50代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。

 

 

Sさんは昨年の春、リハビリを卒業しました。

 

動きが良くなったことで、ご夫婦だけでやっていく自信が付いたことが理由でした。

 

私としては寂しいですが、こうした前向きな理由なら大歓迎ですね。

 

 

それが昨年末、奥様から突然連絡がありました。

 

「田口さん、助けて…」

 

早速様子を見に訪問しました。

 

 

事の発端は、Sさんが転倒したことでした。

 

かなり派手に足腰を打ったらしく、痛みからあまり動けなくなってしまいました。

 

約1週間くらいは、動きがベッド周りに限られてしまったそうです。

 

 

痛みが引いても、恐怖心から立つ姿勢が”へっぴり腰”になってしまったのです。

 

転倒が元で動かなくなり、身体状況が悪化することは良くある話です。

 

そのことが、奥様の介助を困難にしました。

 

 

”へっぴり腰”は、腰が引けてお尻が後ろへ出っ張るような姿勢ですね。

 

つまり、重心が後ろにかかります。

 

体の中心から重心が外れると、人の姿勢は不安定になります。

 

 

しかもお尻は人体の中でも、最も重い部分です。

 

不安定な姿勢+重いお尻を支える分、奥様も力を使うことになるのです。

加えてSさんは、比較的大柄な人なのです。

 

支えるにはなおさら力を使うので、さぞかし大変だったことが想像できます。

 

 

奥様が言います。

 

「お尻を押してみたりしたけど、ダメなのよね」

 

「何か良い方法はないですか?」

 

 

実際どんな感じかと、私が支えながらSさんと一緒に立ち上がってみました。

 

私の感覚では、過去に何度も見た覚えのあるような”へっぴり腰”でした。

 

ですのでその対処法も、以前していたように行いました。

 

 

「Sさん、ヘソを前に出すようにしてみてください!」

 

するとSさんのへっぴり腰が直り、きれいな起立になりました。

 

それと同時に、私にかかっていたSさんの重さも感じなくなりました。

 

たった一言で、完全に自立したのです。

 

 

側で見ていた奥様もビックリの様子でした。

 

「なるほど、そう言えばいいのか!」

 

 

確かに、こうした発想はないと思います。

 

教科書にはない表現ですしね。

 

 

言葉は悪いのですが、介助は「いかに楽するか」が肝心です。

 

毎日のことですから、介助者が目一杯力を使っていると疲れ果ててしまいます。

 

私も様々な患者さんを拝見したからこそ、実地で得た知識となっています。

 

声の介助は、意外と効果的ですよ。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

◆訪問マッサージの効果を知りたい方◆

実際に、こうした効果が出ています。


◆利用する患者さんの声を知りたい方◆

患者さんの感想がこちらです。

 

市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

訪問マッサージ みなと治療院

 

■診療時間 9:00~19:00

■定休日 日曜日

■お問い合わせ 047-356-4707

(電話に出られないことが多いため、留守電にお名前とご用件をお願いします)

 

市川市内を始め、船橋・浦安・新浦安・幕張などへ、訪問治療いたします。