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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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脳出血を発症したSさん(80代男性)は、左片麻痺(かたまひ)のある患者さんです。

 

 

先日Sさんから、こんな話を聞きました。

 

「寝返りができないから、ずっと同じ姿勢で寝ている」

 

これは辛いでしょうから、対策が必要です。

 


人が寝返りをする理由は、いくつかあります。


その一つが、体の歪みを防ぐことです。

 

そもそも人は、長時間同じ姿勢で居続けることが苦手なのです。


これは立つ・座る・寝るの、いずれにも共通しています。

 

 

みなさんは立っていても座っていても、時間が経つに従って、微妙に姿勢を変えますよね。


眠っていても、無意識に寝返りを打つのはこのためです。

 

特に腰痛持ちの人はなおさらです。


長時間同じ姿勢で過ごすことは、腰に大きなダメージを与えます。

 


健常者であれば、寝返りをするくらい訳もありません。


しかし脳卒中の患者さんは、その動作がたいへんです。

 

片麻痺の影響で、うまく体を使えないのですね。

 

ですので、寝返りをするためのリハビリも大切になります。

 

 

たかが寝返りですが、その動作を行うにもポイントがあります。
 

それは、頭で姿勢をコントロールすることです。

 


例えば仰向けに寝ていて、左肩を下にして横向きになりたい場合を想像してください。

 

このとき、頭は左方向へ向かって移動しようとするはずです。


なぜなら人は行きたい方向に、必ず頭を持っていこうとするからです。

 

ですので、自分で頭をコントロールすることが重要なのです。

 


そして、寝返り動作を考えると気付きます。


左方向へ向かって寝返ろうとすれば、右肩を持ち上げなければなりません。

 

この動作には腹筋を使うばかりか、ひねりを加えた腹筋運動が必要なのです。

 

 

こう言うと、大げさに聞こえるかもしれません。


ただ最低限、肩と頭を浮かすくらいの力は必要ですよね。

 

仰向けで両肩を固定したまま、左右どちらかに寝返りするのは不可能ですからね。

 

腹筋運動は、寝返りをするためのリハビリそのものなのです。

 


腹筋運動はそれ自体、なかなか辛い運動です。


特に高齢者には大変かもしれません。

 

始めはこれだけで十分です。

 

地味ですが、寝返りは大切な動作なのです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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