こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。
中でも、体の右(or左)半身が麻痺する片麻痺(かたまひ)は、大多数に見られる症状です。
片麻痺は基本的に、上半身から下半身まで影響が出ます。
そして下半身(足)に比べて、上半身(手)の方が、回復が遅い傾向があります。
この理由は、足より手の方が繊細な動きをするからです。
大雑把な動きより繊細な動きの方が、難しい動作ですからね。
また上半身の中でも、特に肘から先の動きが最も繊細ですね。
肘の動きも意外と複雑です。
真っ先に連想するのは、曲げ伸ばしする動作だと思います。
それに加えて、肘先を回転させる動作も存在します。
この状態から、肘先を回転させます。
ここから手の平を上に向ける動作を『回外』(かいがい)、手の平を下に向ける動作を『回内』(かいない)と言います。
回内も回外も、リハビリには欠かせない動作の一つです。
実は回内も回外も、日常生活の動作でよく使われています。
さり気なく行われるので、自分ではその動作をしていることに意外と気付きません。
例えば、伏せられたカードがあるとします。
カードをめくって中を確認するには、回外動作が入ります。
また、ドアを手で押して開けようとするとき。
手の平でドアを押すと同時に、肘は回内動作をしています。
よく使われる動きということは、回外・回内動作の重要性を表しています。
つまり、回外・回内動作が硬い場合には、日常生活に不便な動作も多くなるのです。
ですのでリハビリにおいても、積極的に動かしたいのです。
リハビリではどうしても、単純な手の動きだけになってしまいます。
手の平を上にしたり、下にしたりする動きですね。
単純な動作が悪い訳ではありません。
ただこの繰り返しだけだと、他の部分に余分な力が入りがちです。
なのである程度動ける方は、もう少し実践的に行いたいものです。
上記の具体例でイメージしてください。
特に、手首から先の動きです。
伏せたカードをめくる手の動きは、腕が自分の体に近づくような動きになります。
逆にドアを押す手の動きは、腕が自分の体から遠ざかるような動きになります。
つまり、こういうことが言えるのです。
回外運動は”手を体に近づける動作”と、回内運動は”手を体から離す動作”との併用が効果的です。
これを念頭に置くと、回外・回内のリハビリはいくつも出てきます。
タオルを絞ることや、物を持ち上げるだけでも、肘先が内や外に回りますよね。
日常の様々な動作を細かく見ると、リハビリの要素が満載です。
一つ一つ改めて確認すれば、新発見があるかもしれません。
頭で理解できれば、体の動きにもつながります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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