こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

■お問い合わせ → 047-356-4707

■かかる料金は → 健康保険証が使えます。

 

 

毎年2月から3月にかけては、気温の変化が激しいですよね。

 

そんな気温の変化に敏感なのは、『腰部脊柱管狭窄症』を患っているUさん(80代女性)です。

 

 

私が訪問する時には、いつもベッドに座って待っていてくれます。

 

しかし先日は、既に横になっていました。 

 

「朝からお尻が痛いわしびれるわで、座っていると辛い」とのことで、「こんな格好でごめんなさいね」と話していました。

 

 

人の首から腰にかけての骨は、円柱状の積み木が重なっているようなものです。

 

首から腰にかけての骨を総称して、『脊柱』と言います。

 

脊柱も、首は『頚椎』、胸(背骨)は『胸椎』、腰は『腰椎』に、それぞれ分かれます。

 


1個1個の円柱状の骨には、神経の束が通る穴である『脊柱管』が開いています。

 

脳から下半身へつながる神経は、脊柱管の中を通ります。

 

何らかの要因で、脊柱管が狭くなるのがこの病気です。

 

 

脊柱管の狭くなった部分が、中を通る神経に触れます。

 

そのため、刺激された部分から下の箇所に、痛みやしびれが出るようになります。

 

その結果、歩行にも影響してきます。 

 

 

また気温も、症状を悪化させる要因です。 

 

冒頭の話は、寒い日のことでした。 

 

寒い日には誰しも、体が縮こまりますよね。 

 

これは反射的なものなので、ある意味防ぎようがありません。 

 

 

脊柱管を抜け出た神経は、お尻の何層も重なって入り組んだ筋肉の間を通ります。 

 

これらの筋肉も、寒さによって無意識に縮こまってしまいます。 

 

すると、入り組んだ隙間を通っている神経は、縮んだ筋肉に圧迫されます。 

 

それが刺激となり、痛みやしびれを感じやすくなるのです。 

 

 

こんなときは、腰やお尻のストレッチを入念に行いたいものです。

 

【腰のストレッチ】

 

【お尻のストレッチ】  

 

しかしこの日のUさんは、両膝を立てるだけで痛みを訴えます。 

 

上記のストレッチはできそうもありません。

 

 

ただし、片膝を立てるだけなら痛みがないとのことです。 

 

ですので、片方ずつ足を曲げて、足の付け根である股関節を動かして緩めました。 

 

 

股関節を動かすことで、お尻の筋肉も動かせますからね。 

 

股関節を動かす→お尻の筋肉が緩む→筋肉の圧迫が和らぐ→神経が受ける刺激が軽減する 

 

こういう狙いです。 

 

 

この日はじっくり時間をかけて、股関節を動かしました。 

 

終わった後でUさんは「まだ少し痛む」と言いながらも、歩行器を使って自力で歩くことができました。 

 

朝はベッドから起き上がれない程だったので、私の狙い通りの効果はあったようです。 

 

行ったことは、たったこれだけです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

◆訪問マッサージの効果を知りたい方◆

実際に、こうした効果が出ています。


◆利用する患者さんの声を知りたい方◆

患者さんの感想がこちらです。

 

市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

訪問マッサージ みなと治療院

 

■診療時間 9:00~19:00

■定休日 日曜日

■お問い合わせ 047-356-4707

(電話に出られないことが多いため、留守電にお名前とご用件をお願いします)

 

市川市内を始め、船橋・浦安・新浦安・幕張などへ、訪問治療いたします。