こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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脳出血を発症したMさん(60代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。 

 

具体的な麻痺の症状は、個人差が大きいものです。

Mさんの場合は、肘を曲げにくい症状になっています。 

 

ある程度肘を曲げるとロックがかかったようになり、それ以上は曲げられなくなってしまうのです。

 

 

肘を曲げるときに使う主要な筋肉は、”力こぶ”の筋肉である『上腕二頭筋』です。

 

この筋肉が縮むことで、肘は曲がります。

 

私は始め、この筋肉に何らかの原因があって、Mさんの肘が曲がらないのだと思っていました。

 

ですので、上腕二頭筋を緩めるようなリハビリを行ってきました。 

 

しかし、あまり変化が見られません。 

 

 

そこで今度は、逆の発想を持ってみました。

 

上腕二頭筋と骨を挟んで反対側にある、上腕三頭筋を緩めるようにしてみたのです。

 

人間の筋肉はだいたいどの部分も、表と裏が一対になって働いているものです。


両方が機能するからこそ、関節が動くのです。

 

今までが”表”の筋肉ばかり着目していたため、疎かになっていた”裏”にもアプローチしてはどうかと思ったのです。

 

 

Mさんにも事情を説明し、今度は上腕三頭筋を動かすことに時間をかけるようにしてみました。

 

すると3週間程で、Mさんに実感が出てきたようです。

 

「前より肘が少し曲がるような気がする」

 

 

以前のMさんの肘は、目いっぱい曲げた角度がこれくらいでした。 

 

 

90度より開いた、約100度くらいの角度です。 

 

そして3週間後の状態が、こちらです。 

 

 

90度を少し超える程度まで曲がるようになってきました。

 

 

数値としては、大きな変化と言えないかもしれません。

 

しかし、こうした目に見えて良くなった変化は、患者さんの刺激となり意欲につながります。

 

例え小さなことでも、励みになりますね。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

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