こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳出血を発症したSさん(40代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
片麻痺とは、体の右(or左)半身が麻痺してしまう症状のことで、脳梗塞や脳出血で起こる、代表的な後遺症です。
先日訪問した時、奥様が教えてくれました。
「最近、麻痺側の手が温かくなってきたんですよ」
Sさんの手指は、やや曲がった状態で硬くなっています。
これを毎回、時間をかけて伸ばす方向へ動かしているのです。
今まで奥様がSさんの手を触ると、常に冷たく感じていたそうです。
それが訪問マッサージで体を動かし始めてから、少し指が伸びてきたと共に、温かさを感じるようになったとのことです。
これは私にとっても、嬉しい話です。
片麻痺によって体を動かせなくなることは、何となく体に悪いことだと想像がつきますよね。
特に筋肉は、使わなければ硬くなる傾向があります。
筋肉の動きの悪さは、体内の循環にも影響を及ぼします。
体内の循環とは、血液(血行)が関係します。
血液は、体の各器官に栄養や酸素を運ぶと同時に、熱も運んでいるのです。
筋肉の動きがない場所は、血行が悪くなります。
血行が悪いということは、熱も伝わりにくいので、体が冷えやすくなってしまうのです。
また単に冷えるだけでなく、さらに根本的な問題が生じます。
人の体には、『免疫』というシステムがあります。
このシステムが機能することで、簡単には病気になりません。
外からウイルス等が侵入しても、免疫が退治してしまうからです。
この力の強弱で、病気になりやすいか否かが決まります。
そしてこの免疫システムには、ある性質が存在します。
体が冷たいと、免疫をつかさどる細胞や酵素は、うまく機能しないのです。
これらの酵素の活動には、37度くらいが適温なのです。
ここまで温度を上げるには、積極的に動くことが必要ですね。
そういった意味でも、リハビリで体を動かすことは大切なのです。
リハビリという体の外側のケアが、体の内側にまで影響してくるのですね。
人の体は、冷やして良いことはほとんどありません。
基本はやはり、温めることです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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