こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。

 

その中でも、体の右(or左)半身が麻痺してしまう『片麻痺』(かたまひ)は、脳卒中患者さんの大多数に見られる症状です。

 

 

麻痺の代表例が、『運動麻痺』です。


体が動かしづらい、あるいは、まったく動かせなくなることです。

それと同時に、起こる障害もあります。
 

体の感覚が鈍くなったり、痛みやしびれなど感覚に関する症状で、これを『感覚麻痺』あるいは、『感覚障害』と言います。

 

 

感覚の神経は、運動の神経とほぼ同じ経路を通っています。

 

そのため、神経の麻痺が起こると、運動障害と感覚障害が同時に起こるケースが多くなります。

 


この感覚障害は、多くの場合でパターン化されています。

 

脳卒中を発症直後は、まったく感じないことから始まります。
それが徐々に、しびれたような感覚が戻ってきます。

 

そして触った感覚も、少しずつ復活してきます。

 

ここから先の回復具合は、個人差が大きいですね。

 

 

最終的には、ほぼ感覚が回復する方もいます。
しかし大多数の方は、鈍い感覚を抱えたままになります。

 

脳がダメージを受けた場所などで、回復度も変わってきます。


 

しかし、単に回復を待ってばかりいるのも、精神的に辛いですね。

 

積極的に感覚障害を回復させるリハビリはないものか?
ある患者さんが、ユニークな取り組みをしていました。

 

脳出血を発症したSさん(50代男性)は、ご自身の足で杖なしで歩行できるほど自立している方です。

 

 

Sさんは元々、空手をやっていた人でした。
空手といえば当然、殴られたり蹴られたりします。

 

攻撃をされれば、体にダメージとして残ります。

 

この攻撃からのダメージを少しでも和らげるため、Sさんはあることを行っていました。

 

それは、シャワーを強圧にして、体に当てることです。

 

 

筋肉を鍛えれば、ダメージの耐久力は高められます。
しかし最も表面の皮膚は、なかなか鍛える手段がありません。

 

そのため刺激に慣れる策として、強い水圧を当てることを実践されていたのです。

 


その後、Sさんは脳出血を発症して片麻痺となり、感覚障害も起こりました。

 

発症した直後は、触ってもまったく感じません。

 

そんなときSさんは、空手をやっていた時のことを思い出しました。
 

「シャワーを強く当てたら、感覚が早く戻ってこないか?」

刺激を与えて、感覚の活性化を促すのですね。

 

Sさんは根気よく続けました。

 

 

今では外から触られる感覚は、ほとんど取り戻しました。
ただし、「もう1枚上に皮をかぶっている感じ」が残っています。

 

全く感覚がないところからここまで、約1年かかったそうです。

 

やはり地道な積み重ねは、大事なのですね。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

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