こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

■お問い合わせ → 047-356-4707

■かかる料金は → 健康保険証が使えます。

 

 

脳出血を発症したWさん(60代女性)は、片麻痺(かたまひ)の症状が重く、寝たきりです。

 

片麻痺とは、体の右(or左)半身が麻痺する症状で、脳梗塞や脳出血の代表的な後遺症です。

 

麻痺の程度は、脳がダメージを受けた場所や広さにもよります。

 

重要な場所に近ければ近いほど、ダメージが広ければ広いほど、深刻な後遺症が残るケースが多くなります。

 


寝たきりで体に良いことは、一つもありません。

 

なぜなら人間の体は、立って歩くことを前提とした構造となっているからです。

 

つまり、頭が上にある状態で、体が地面と垂直になる姿勢が基本なのです。

 

寝たきりは、この前提から外れることになります。
 

そうなると、体に良くないことが起こってきます。

 

その一つは、関節や筋肉が硬くなることです。

 


日中のWさんは、ほとんどの時間仰向けに寝ています。


テレビを見ていることが多いので、ベッドを若干リクライニングしています。

 

最初にWさんとお会いした時、印象に残ったことがありました。

 

それは、Wさんの体が、ベッドの形に固まっていたことです。

 

 

それに気づいたのは、リハビリの最後に、体を起こしてベッドに座ってもらった時でした。

 

座った瞬間、後ろへ倒れそうになったのです。
 

こうなる原因は明白でした。

 

背中が、上半身を少しリクライニングした形そのものだからです。

 

 

しかも背中の筋肉は、使わないことで硬くなっていました。

 

そのため、座ること自体が辛そうに見えてしまいます。

 

このままでは良くないので、座ることに慣れた頃から、少しずつ動きをつけるようにしたのです。


動きと言っても、単にお辞儀をするように、上半身を前に傾けることだけです。

 

 

それをやり始めたのが3月中旬のことで、最初の様子はこんな感じでした。

 

 

私が少し補助しないと、うまく体を動かせない状態でした。

 

それから3ヵ月が過た状態がこちらです。

 

 

もう私の補助は必要ありません。


自力でしっかり、上半身を前に傾けることができます。

 

それに伴って、一つ大きな進歩がありました。

 

自力で座れるようになったことです。

 

 

ベッド柵につかまりながらですが、人が支えることなく、座れるようになったのです。

 

3ヵ月前は私が支えないと、後ろへ倒れそうになりました。

 

週1回だけですが、毎回続けることで、姿勢が安定するようになったのです。

 


小さなことですが、これが意味するところは大きいです。


座る姿勢が安定すれば、座る時間をつくれるようになるからです。

 

つまり、寝たきり状態の時間を減らすことができるのです。

 

寝たきりは、他にも様々な弊害が出てきます。

 

できるだけ「頭が上にある状態」をつくることは大事ですね。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

◆訪問マッサージの効果を知りたい方◆

実際に、こうした効果が出ています。


◆利用する患者さんの声を知りたい方◆

患者さんの感想がこちらです。

 

市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

訪問マッサージ みなと治療院

 

■診療時間 9:00~19:00

■定休日 日曜日・祝日

■お問い合わせ 電話 047-356-4707

(電話に出られないことが多いため、留守電にお名前とご用件をお願いします)

 

市川市内を始め、船橋・浦安・新浦安・幕張などへ、訪問治療いたします。