ポジティブバージョン】を読んでない方は先にそちらをどうぞ。

 

 

フジロックは世界一クリーンな音楽フェスと呼ばれている。

 

ただ、なにごとにも裏側を知った上での実情というものがあり。

 

日本の現実を知ってほしいということでここにきちんと記す。

 

 

日本人は一人当たりのゴミ排出量が世界一だという話もあるんだよ。

(過剰包装や食料廃棄により)

 

 

 

まずはフジロック最終日、翌朝来場者が帰ったあとのゴミステーション。

 

 

 

どどーん。

 

 

こんなステーションが何十か所とある。

 

 

有償の作業ではあるが、僕らはこの大量のゴミを袋に詰める作業をする。

まぁ単純にくさいよね。

雨降ってたからドロドロになるし。

 

 

分別ナビゲートはすべての時間帯・ゴミステーションで出来る訳ではない。

 

スタッフが手薄になると、やっぱり混ざってしまう。

 

 

多くの人がきちんと分別をしてくれていても、そこに他のゴミが少し混ざるともうリサイクルは不可能だ。

 

悲しいけど、きちんと分別してくれていた人のゴミも混ざりながら、すべて可燃ごみとして処理される。

 

 

 

フジロックのゴミがめちゃめちゃ多いというのは有名な話。

 

一部の来場者が新幹線の車内に壊れたテントなどを放置してバックレるとか。

(注意喚起のアナウンスが新幹線内に流れたというツイッターの情報)

 

来場者12万人のなかの何人がそういうことをする人かはわからないけど。

 

 

ただこの現状をブーブー言うだけじゃ仕方ないので、どう改善したらいいかと冷静に考えてみる。

 

 

 

僕はやはりこれはフジロック側に責任があると思うのだ。(排出者責任)

商売としてお金を儲けてる以上。

 

一部の善意に寄り掛かるのは商売の方法としておかしいと僕は感じる。

 

 

もちろん来場者のモラルも大事だけど、他者を変えることってなかなか難しい。

 

 

 

フジロックは野外フェスなので大雨の可能性が高い。

テント泊の来場者もたくさんいるのだから、ある程度の結末は予想できる。

例年のことだし。

 

 

そうなると、もろもろのシステムを変えるしかない。

 

お金をもらって粗大ゴミを回収するとか。

テントに追跡番号をつけるとか。

優良来場者とそうでない人に金額の差を設けるとか。

 

 

時代の流れとともに少しずつ改善されているという噂もあるけど。

 

 

 

露店営業者も、自分の店から出たゴミは自分たちで処理するようにすべき。

(排出者責任)

うちの店はそういう取り組みを始めました!とか、ビジネスとしてめっちゃ宣伝効果あると思うんだけどなぁ。

 

処理費用として全店舗が強制的に100円値上げしたっていいと思う。

 

 

そうすれば、無駄にスープが余る料理を提供しなくなったりとか。

(割りばしは分別すると決められているのに、そこにアルミ箔を巻いてフランクフルトに刺して提供するとか、明らかに情報共有がなされていない)

 

 

プラスチックストローが世界中で禁止されつつあるなか、音楽フェスとしてだいぶダサい。

 

 

 

最後に。

 

 

 

僕らが泥まみれのゴミまみれで、黙々とゴミステーションの山と戦っている時。

 

そのゴミ山のなかで大量の未使用トイレットペーパーが詰まった袋を見つけた。

 

 

 

『分別回収された紙コップはリサイクルされて、翌年のフジロックでトイレットペーパーとして使用されます』

 

 

そういう理由で来場者に分別のお願いをしているのに。。

 

 

捨てられたトイレットペーパーはおそらく一般の来場者が残したゴミではない。

 

一体どういった理由・指示のもと、誰がこのトイレットペーパーを棄てたのだろう。

 

 

こんなの来場者に対する裏切りだ。

 

 

憤るなか、あくまで冷静に。

まずは情報共有をして全体の足並みを揃える必要があるだろう。

 

 

すべては見えない部分を知ることから始まる。

 

 

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