その昔、僕の主宰するアート教室に通ってくれていた小5ボーイ“はじけマッスル”。
あれから5年。
「朝来市に遊び行っていい?」という唐突な連絡が彼からあり。
“はじけマッスル”改め、高1になった太洋がサードプレイスに来てくれた。
なんやかんやで9日間滞在。
その濃密な日々については、ここで多くを語ることをしない。
(もうチビッ子じゃないのでプライバシー的な意味)
ただ、『太洋×子ども達』のかかわりを見て僕が感じたことを記す。
サードプレイスには小5・6のやんちゃボーイがよく来るのは以前にも書いた通り。
彼らは基本的に「スワうざい」が口癖である。
ところがどっこい。
太洋に対しては必ず“君づけ”で、どうやらそこには尊敬の念があるらしい。
これは妬みではなく、そうであるというだけの話。
先輩というか良きお兄ちゃんみたいなノリなんかな。
僕には果たせない大切な役割。
太洋は特に変わったことを彼らとした訳ではない。
ただ彼らと一緒にいてくれた。
9日間ずっと。
その姿を見て、5年前の“はじけマッスル”を思い出す。
そう言えばあの頃も太洋はずっと僕の隣にいてくれた。
何をするでもなく。
ただ傍にいてくれる人の存在。
この9日間から小5・6ボーイが得たものはとても大きかっただろう。
彼らの心が安定してきたのを言葉の端々に感じる。
(僕にお菓子を分けてくれたり笑)
僕も太洋も子ども達も、ちょっぴり成長できた夏休みの終わり。