
この交配は
秋系821
と番号が振られ
試食や検査を通過し
コシヒカリを越すべく
交配された株として
発表することになりました
秋系821は私たちが研究した
約12万株の頂点に立った品種です
農家さんたちからも認められて
あとはネーミングとデザインを
決める話へとなりました
この時プロジェクト発足の
2010年から10年が経っていました💦
秋系821が完成してからは
研究員である竹田さんや
その他の方々はほぼ携わることなく
デザイン等の話が進んでいって
少しだけ寂しさを感じました
竹田さんたちが
考え抜いたお米なのに
命名できないなんて残念ですね
米には詳しいけど
ネーミングセンスもデザインの知識も
全くないですからね(笑)
ここは見守りましょう
竹田さんたちは完成してから
とっても穏やかでした
秋系821は公募で名前を決めることに
なったのですが
応募総数は25万件を超えていたようで
その中から決められることになりました
公募の担当や専門家
最終的には知事が決めた名前を
私達は決定してすぐに
教えてもらうことができました
名前が決まってすぐに
広報担当から電話が来て
秋系821はカタカナで
『サキホコレ』に決まりました🍚
と受けると研究室では少しだけざわつきながらも
またいつもの静かな空間に戻りました
竹田さんはいつも通り
ニコニコしながら
大変良い名前だと思います。
私たちにも向けられているようで
感慨深いですね
としみじみしていました。
私はなんだか感動して
泣いてしまいました(笑)
パッケージデザインは
デザイナーの原研哉さんにお願いして
素晴らしいものになりました✨
このパッケージデザイン
ちゃんと『秋系821』が載っていて
研究した側の人間からすると
すごくジーンときたデザインなんです
私たちの作った秋系821が
サキホコレだときちんと
明記されている気がして
勝手に原研哉さんに
感謝したものです🙏
一般公開が令和3年に決定となり
私達は久しぶりに秋系821の
仕事をしに行くことになりました
首都圏でのイベントのために
研究した私たちも出張することになったのです🚅
2021年11月
私達は秋田駅にいて
新幹線に乗って
上野駅に向かおうとしていました
【ここからは雑談です】








