K BALLET バヤデール | ミリィのプチセレブデイズ

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ここ最近ラグビーネタばっかり書いていたのであれですが、久しぶりにバレエネタ。
昨日はKのバヤを観に行ってきました。
堺東のフェニーチェは去年東バの子どものためのバレエのドンキ観て以来。
席は1階の前目の方でしたが、フルオケのスペースが広くて舞台遠かった。
コールド観たいバヤだから許せたけど、あんまりフルオケ入るときの舞台向けじゃないなぁと思ってしまいました。残念。
 



キービジュアル、紫織さんですね。
紫織さん、怪我して途中降板しちゃったので残念です。

今回は、ニキヤが岩井優花ちゃん、ガムザッティが成田さやちゃん、ソロルが堀内將平くん。
さやちゃんは大阪出身なので一際歓声が大きかった気がする。

バヤは娘ちゃんがバレエを始めて一番最初に舞台に立った演目なので、なんとなく特別感があります。
その時は扇の踊りを子どもたちでやったのですが、かわいかったな。

後ろに座っていたおばさま方御一行が、バヤを見るのは初めてでストーリーがわからないとずっと話をしていたので、Kのバヤのストーリーはこんなんだったよ!というのを簡単に。




バヤデールというのは巫女という意味で、舞台はインドになります。
寺院で一番美しい巫女であるニキヤが、大僧正に俺の女になれと言われるのですが、頑なに断ります。
理由は戦士ソロルという恋人がいるから。

そんなソロルですが、領主ラジャに自身の娘のガムザッティと結婚しろと言われます。
ソロルはニキヤが好きだけれども美しいガムザッティにも心惹かれてしまい断れません。
大僧正はソロルが嫌いだったので、ニキヤとソロルが恋仲であることをラジャに告げ口します。
ガムザッティはソロルに一目惚れをしていたので、ニキヤを呼んで別れてくれるように頼むのですがニキヤは頑なにそれを断ります。
ここで興奮したニキヤがガムザッティを切りつけようとまでしてしまい、ガムザッティの怒りを買います。

そして婚約式。
そこに呼ばれたニキヤはお祝いの踊りを踊るように言われます。最初は悲しみの踊りなのですが、ソロルに貰った(ホントはガムザッティが仕掛けた)花籠で気を良くして楽しげに踊るようになります。
けれどもその花籠には毒蛇が隠されていて、ニキヤは毒蛇に噛まれてしまいます。
大僧正は自分のところに来るならと言って解毒剤をニキヤに飲ませようとするのですが、ガムザッティと一緒にいるソロルを見てニキヤはそれを拒否。
そこでニキヤは息絶えてしまいます。

自責の念にかられたソロルは、アヘンに溺れて幻影を見るようになります。
幻影の王国でニキヤと再会し、そこでふたりはまた結ばれます。
ソロルもそこで息絶えてしまいます。

そういった流れに寺院の仏像が怒って、寺院が崩壊。全員さようなら…というのがストーリー。


Kのバヤはこんな感じでしたが、最後にガムザッティも毒蛇に噛まれて死んでしまったり、苦行僧たちの踊りが結構多かったり(太鼓の踊りも彼らで素晴らしかった)…となかなかボリュームがありました。
2幕編成だったけど、1幕は場面が結構切り替わったので見ていても楽しかった。

ソロルといえば熊川哲也。
ローザンヌでソロルを踊ったことで彼がスターダムにあがっていくきっかけになったのですが、アタシとしてはブロンズアイドルが素晴らしすぎて、ふと思い出してはもう何年もYouTubeでみてしまいます。



↑コレ。
このブロンズアイドルを観てしまうと、誰がやっても見劣りしてしまう…
今回は吉田周平くんでしたが、やっぱり熊さまのブロンズアイドルが最強だと思う。


バレエに出てくる主役男性の中でも1,2を争うクズのソロルですが、今回、堀内くんがやったソロルも大概クズでした(笑)
ガムザッティが素顔を見せた瞬間の心を奪われる演技とかさ。
アヘンに誘われてあっさり吸っちゃうとかさ。
もう、クズすぎていっそ清々しいよね。

前になにかのコラムで読みましたが、ソロルとガムザッティのパ・ド・ドゥは、アダジオ→各Va.でコーダはガムザッティしか出ないんですよね。
コーダ、めっちゃいっぱい人出てきて豪華なのに。
これがソロルが心揺れている証拠でガムザッティとの婚約を喜びきれないところを表現しているのだそうですが、確かにガムザッティは私をみて~~!!って感じなのにソロル行方不明で納得してしまいました。
もう、ガムザッティの気の強い女性感が見事に表現されてますよね、こういったとこ。


Kのバヤはソロルとニキヤが最初恋人同士でそこにガムザッティが入るという解釈ですが、そもそもガムザッティとソロルは元々婚約者でそれを横恋慕するのがニキヤという解釈のパターンもあるそうで。
最後黄金像が怒って寺院が崩れちゃうパターンもあれば(多分コレが一番正規)、婚約式に出てきて祝福するパターンもありますよね。
その時は、なんか最後の幻影の王国でニキヤとソロルがあやふやな状態で終わっちゃうことが多い気がする。ソロルが結局どうなったのかわからんって思うような。
バレエのストーリーの解釈はバレエ団によってホント様々。

あと、これは本当にしていたのかどうかわからないのですが(気の所為なのかもしれないのだけれど…)、最初の寺院の炎の場面の時、どこからともなく客席にゆるーく風が吹いてきて、御香の香りがしたように感じたんですよね。

そういった演出が本当にあったのかどうなのかわからないけれど、勘違いかもしれないけど、すごく気になった。どうなんでしょ?


今回ニキヤをやった岩井優花ちゃん。
前にクレオパトラの大阪公演の時に怪我して降板してしまって美奈さんにチェンジだったので、ちゃんと見るのは初めてでしたが、良い意味でKっぽさがなくて可愛かった。
Kのプリンシパルクラスってみんな背が高いのに小柄で儚くかわいい感じなんですもん。
ニキヤ似合ってた~。

そして幻影の王国。
もう、THE白のバレエですよね!!!
あのアラベスクで登場するとこ、いつみても鳥肌立つわ。
コールドの良さが詰まってる。
さすがK。
24人のコールドでしたがタイミングから足の上がる角度まで何から何まで揃ってて完璧でした。
ホント感動。
幻影はバヤの一番の見所ですよね!



さて。
アタシと娘ちゃんのバレエですが、実は、1月の発表会に出て以前のスクールを辞めました。
アタシは最後の2年はコンテしかやっていませんでしたが、今は何もやっていません。
今はアクロバット教室かブレイクダンスやりたい。教室探し中。

で、娘ちゃんは移籍しました。
5年半以前のところには通っていましたが、色んなことがあってそういう決断をしました。
バレエ教室の移籍って結構パワーがいったのですが、まぁやっとそれなりに落ち着きました。
本人は今行きだしたところが楽しいらしく、移籍してよかったなと思っています。
とりあえず今は週に1回のレッスンをのんびり続けている感じです。
受験が終わるまではこんな感じになると思っていたら、バリエーション1曲だけでいいから発表会出ようと誘われて9月に一度発表会に出ることになってました(笑)
もう小学校の間は舞台に立つことはないと思っていたのに。
まぁ、趣味でバリエーションレッスンはその週1の時に受けていたのですが、今パキータ第4のアルミーダをやりだしているのに発表する場がないな~なんて言うてたんですよ。

だからちょうどいいのかな。
ゆるーくレッスン受けている中ですが、それなりの完成度には持っていけるとは思う…多分。

バレエだけは絶対にやめないと本人は言っているので、中学に入ったらまた頑張ったら良いと思います。


アタシのバレエ熱が冷めたわけでは全くありません。
寝る前のストレッチ&筋トレは欠かしてないし、いつか復帰できればなとは思っています。
ただ、忙しいんですよ!(笑)
ぼちぼち色々頑張りたいと思います~。