2024.3.9
pipiとKokiが通う高校の卒業式の日。
私はPTA会長なので来賓として出席した。
我が家の子どもたちは卒業年度ではないが、
pipiの彼は卒業生。
pipiは前日から
彼やお世話になった先輩のために
いろいろと準備をしていたのだが、
どうやら途中で私が地雷を踏んだらしく
過去最高にチンピラ化して
めちゃくちゃな状態になってしまい、
耳鳴りがするくらい寝不足のまま出席した。
そして只今またギックリ腰中…
それでも式が始まると
具合が悪いのなんて飛んでしまうから
不思議よね。
とっても素敵なお式で
ずーっと涙をこらえていたのだが、
最後の最後
来賓席の横を卒業生が退場する時に
彼と目が合った瞬間
ポロポロこぼれてしまった。
うちのチンピラを誰よりも大切にしてくれて
本当にありがとう！
たぶん、私が至らなかったために
pipiに小さな頃から負わせてしまった寂しさを
彼が今、支えてくれているんだよね。
前日の一件もあり、
卒業証書授与の時も
(ひとりずつ来賓席の前に来て一礼する決まり)
歌を歌っている時も退場する時も
ずっと彼にそんなことを思っていて、
さらに元々イケメンなのだが
今日は今まで以上にかっこ良く大人に見えて
感謝と感動で余計に涙が出てしまったよ。
ご卒業、おめでとうございます！
そして終了後、
彼のママがわざわざお声かけくださり
一緒に写真を撮ってくださった。
本当に素敵なファミリー♡
これからもどうか
うちのチンピラを宜しくお願い致します。
我が家の環境を知りながら
何の偏見もなく
pipiを大切にしてくださることに
心から感謝。
紺のスーツにぴったりの
天才のりちゃんが作ってくれたコサージュ♡
朝日新聞出版【AERA dot.】コラム連載
江利川ちひろ
障害のある子と生きる家族が伝えたいこと
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