<1>環境たばこ煙


前回、主流煙(喫煙者が吸い込む煙)と副流煙(火のついた煙草の先端から立ち上る煙) を合わせて「環境たばこ煙」という。 と、お話ししましたが、

この環境たばこ煙は、煙草を吸わない人に対して、確実に害を与えます。


WHO(世界保健機関)は、この事実を踏まえて、「他人の煙が命をけずる!」と言っております。


まさにその通りで、調査によりますと、

夫が喫煙者で妻が非喫煙者の場合夫が非喫煙者の場合と比べて、妻の肺がん死亡率は2倍だそうです。

ちなみに、夫が仕事に行っている時や、睡眠中は煙草を吸わないので、妻の受動喫煙は、せいぜい3~4時間でしょう。

一方、喫煙野放し状態の職場で働く場合=8~9時間の拘束時間中、受動喫煙を余儀なくされます。(最近は禁煙・分煙する企業や場が大分増えてきました。)

この場合:肺がん死亡率は4~6倍、虚血性心疾患による死亡率は3~4.5倍にもなるということです。


あなたは、喫煙者のこんな姿を見たことがありませんか?

目に煙が染みて、涙を流しながらも銜えたばこを続ける人もおりますが、(以前の私です。)ほとんどの人は煙草を1回吸うと、次に吸うまでの間、手に持っている煙草を、出来る限り自分から離しているのを・・・・・。

自分が副流煙を吸うとむせるからなんです。

結果として、周囲の非喫煙者が、より多くの副流煙を吸いこむことになります



<2>ニコチン依存度


同じ喫煙者でも、一日に数本しか吸わない人もいれば、一日に80本以上も吸うヘビースモーカーもいます。これは、ニコチンに対する依存度が違っているからです。

ニコチン依存度をテストするには、

1987年にスウェーデンのファガストローム博士が考案した「ニコチン依存度評価法」というのがあります。

(下表の質問に対し、答えた0・1・2点の点数を合計することにより、ニコチン依存度(FTQ指数)が判定できます。)


{煙草依存度テスト}

     質問          2点     1点     0点

①起床してから何分後に              30分以内   30分以降

 最初の1本を吸いますか?


②禁煙車など喫煙禁止の

 所で禁煙するのに非常な              はい      いいえ

 努力を要しますか?


③貴方が1日の中で一番

 煙草が美味しいと感じる             朝1番の    特に決まっ

 時は何時ですか?                 の1本     てない


④1日に何本吸いますか?   26本以上  25~16本   15本以上


⑤1日のうち午前中の方が、             はい      いいえ

 より多く吸う


⑥安静にしていなければ

 ならないような病気の時               はい      いいえ

 でも吸わずにいられない


⑦いつも吸っている煙草の

 銘柄の強さはどの程度       強い      中位      弱い

 ですか?


⑧深く吸い込む頻度は

 どの位ですか?           いつも     時々     めったに


合計点数                                    点


判定:  0~3点:依存度が低い, 4~6点:依存度が中程度, 

           7~11点:依存度が高度



・依存度が低い場合、禁煙決断の動機が明確であれば、かなり楽に禁煙できます。

・中程度の場合は、まず、ニコチン代替療法が必要不可欠。禁煙決断の動機がかなり明確であるなら、禁煙に成功します。

・高度な場合は、同期が明確で、ニコチン代替療法を用いてもかなり苦労します。

然し、あなたに禁煙の強い意志さえあれば、必ず成功します。



さて次回は、いよいよ「禁煙について」のお話をします。おたのしみに!読者登録してね

<1>主流煙と副流煙


煙草の煙には、3種類あります。


主流煙=喫煙者が吸い込む煙


呼出煙=一度、肺まで吸い込んで、吐き出した煙(この成分は主流煙とほぼ同じ)


副流煙=点火された紙巻きたばこの先端から立ち上る煙

(フィルターを通過した主流煙と比べると、副流煙は刺激性があり、毒性もかなり強い


三大有害物質に限ってみても、副流煙には、主流煙の2.8倍のニコチン、3.4倍のタール、4.7倍の一酸化炭素が含まれています。




<2>受動喫煙と能動喫煙


・自分の意思で煙草を吸う場合を、「直接喫煙」または、「能動喫煙」といいます。

・煙草を吸ってない人が他の喫煙者の煙草の煙を、吸い込まされることを、「間接喫煙」または、「受動喫煙」といいます。


そして、「受動喫煙」というのは、煙草を吸わない人が、「呼出煙」(主流煙)と「副流煙」とを同時に吸い込まされているということなんです。


・この主流煙と副流煙を合わせて「環境たばこ煙」ともいいます。

<1>たばこは、「百害あって一利なし」叫び


 たばこは「万病のもと」とも言われいて、様々な疾患の原因となります。

良いことは全くなく、悪いことばかり


喫煙者からすれば、「そんなことは無い!煙草を一本吸えば、頭もスッキリして、いいアイデアが浮かぶし、リラックスできて、心が安らぐんだ。」と反論するでしょう。


「その香りは、アロマよりも香水よりも芳しく、その味覚はどんなものより美味しくて、また料理の味をも引き立たせる。」

「仕事前の一服は、やる気を起こさせる。休憩も食事も惜しみ、常に銜えたばこでエネルギーを供給しつつ、難関を乗り越える。仕事が終わったあとの一服で味わう達成感は、もう、たまらない。」「今日も元気だ。タバコがうまい!」

などと、戯けたことを言っていたのが、かつての私でした。

しかし、これは、喫煙によるニコチンが原因で低下していた大脳機能が正常化し、ニコチンの禁断症状が解消しただけなのです。


約30年間、毎日40本以上のたばこを、休むことなく吸い続けていた私は、

「晩年は(今の)カイロプラクティックの仕事をしよう」と思い立ち、7年前にピタッとタバコを止めました。

たばこは、止めようと思えば、止められるものなんです。

(ただ、その後は口が寂しくて、間食をしてしまい、年齢のせいもあってか、スリムだった身体がぶくぶく・ブクブク太ってしまいました。)

しばらくは、タバコを吸っている人を見ると、自分も欲しくなったり、「副流煙」をわざわざ深呼吸して吸い込んだり、気がつくと灰皿の吸い殻を漁っているという情けない姿もありました。


しかし、身体からニコチン・タール等が抜けると、反対にタバコが嫌になりました。

あれだけ好きだった、たばこの臭いが臭くって、遠くから漂ってくる煙にも敏感になり、火をつけた煙草を持った人と、すれ違ったりするだけで息苦しいのです。

喫煙者には何とも感じませんが、あの口臭は、吐き気がします。衣服や持ち物に移り香が染み込んでしまっています。

仕事柄、タバコ好きな方の施術もあるので、(もちろん禁煙を勧めます。)身体に接触した後は、必ず白衣やベッドに煙草の臭いが付いてしまいます。、自分も次の患者さんも、不快な気分になるので、すぐ着替えるようにしています。

以前は自分も、「人にそういう迷惑をかけていたのか」と、強く反省させられます。



それでは、煙草は一体、どのような病気を引き起こすのでしょうか?

誰もが真っ先に思い浮かべるのは、「肺がん」ではないでしょうか?

そうです。喫煙は肺がんの原因として、最も有力なもののひとつですね。

でも、それだけではありませんね。

喫煙はあらゆる臓器の癌の原因となります。

それに「動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・胃潰瘍」。更に「骨粗鬆症・歯周病・顔面のしわ・老化の促進」などの原因にもなるのです

まさに「煙草は、万病のもと」と言えるでしょう。



参考:  <喫煙は病院各科領域の疾患の原因となる>

循環器科・・・・・・・・・狭心症、大動脈粥状硬化

呼吸器科・・・・・・・・・肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺感染症

アレルギー科・・・・・・アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、ぜんそく

神経科・・・・・・・・・・・脳卒中

消化器科・・・・・・・・・胃がん、肝がん、膵臓癌、食道がん、消化性潰瘍、クローン病

代謝・内分泌科・・・・糖尿病性腎症の進展と増悪

産婦人科・・・・・・・・・子宮頚部がん、外陰部がん、不妊、胎児障害

耳鼻咽喉科・・・・・・・咽頭がん、喉頭がん



<2>たばこに含まれる有害成分ドクロ


煙草の煙のことを、「紫煙」といいます。

「紫煙」なんて、美しい言葉でしょう。

しかし、この煙草の煙の中には、実に恐ろしい有害成分がたくさん入っているのです。

煙草の煙には、4000種類以上の粒子状・ガス状成分が含まれています。

これらの中で、人体に有害な物質は、【ニコチン・タール・一酸化炭素】です。


ニコチン⇒血管収縮作用・気管支収縮作用・習慣性を起こす作用などがある

タール⇒発がん作用がある

一酸化炭素⇒血液中のヘモグロビンと結合して、酸素の運搬を妨げる


つづく・・・・・・・・・読者登録してね