奈良の鹿愛護会は素人の集まり | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

奈良の鹿の保護施設「鹿苑(ろくえん)」の虐待問題はもう皆さんご存じだと思います。

 

****************引用****************

 

 

3日、保健所の職員らが立ち入り調査を行ったのは、「奈良の鹿愛護会」が運営するシカの保護施設「鹿苑(ろくえん)」です。 

 

施設に調査が入るきっかけとなったのが、獣医師の”虐待”通報。

 

調査の対象は、農作物に被害を与えたり、奈良公園から離れた場所で見つかったりして保護されたシカで、「特別柵」と呼ばれる場所に約240頭が収容されています。

 

今年9月、施設で働く獣医師が「十分なエサが与えられていないなどの虐待がある」として奈良市に通報しました。

 

 

通報した獣医師によりますと、

雄のシカは、健康な状態で保護されたにもかかわらず、約7割が飢餓状態になり、肋骨が浮き出ていると指摘しています。

 

 

 

さらに、脱毛の症状もみられ、こうした状態は5年以上続いているというのです。

 

(通報した獣医師・丸子理恵 さん)

「だいたい年間にすると、(施設に)いた頭数の3分の1が死んでいる。

エサを増やしてほしいとか、質をよくしてほしいとか、予算を増やしてほしいと言ったが、

聞き入れてもらえなかったので、奈良県と奈良市と文化庁に通報しました」

 

 

一方、愛護会側は虐待を真っ向から否定しています。

 

(奈良の鹿愛護会・山崎伸幸事務局長)

「人に迷惑をかける鹿はまた農地に戻るので、一生をここで過ごしてもらおうと。

鹿にはエサを十分に与え、生活してもらっている」

 

人に慣れない野生のシカはストレスでエサが食べられないことも多く、一定数が死んでしまうことは避けられないと説明しました。

 

 

専門家は慎重な調査が必要とした上で、鹿を保護する体制にも課題があると指摘します。

 

(野生動物の生態に詳しい 北海道大学・立沢史郎特任助教)

「『鹿苑』に収容される鹿の数がどんどん増えていて、栄養状態が元々収容される段階で良くない個体も多い。

実際に鹿を増やし、『鹿苑』に収容される鹿が増えている状況を作り出しているのは、誰なのだろうかということを考えないといけない」

 

調査では、飼育環境の確認や職員への聴き取りが行われたということです。

 

 

(奈良市 保健所保健衛生課・稲葉好之課長)

「通報にあった状況は判断しにくい。今後調査を続け今月中に何らかの判断をする」

 

市は調査結果をもとに、今後の対応について慎重に判断するとしています。

 

****************引用終***************

 

 

鹿苑(ろくえん)は、奈良の鹿愛護会が運営しています。

 

この団体は、「鹿の角きり」と言って、

シカを追い回し、乱暴に捕まえ、角を切り落とすというイベントを行い、金を取って見世物にしています。

 

こうして得た収入や、寄付金などがあるにも関わらず、鹿の環境改善には使われなかったようですね。

 

今年も、明日から3日間、開催されます。

 

こういう事をやっているので、前からきな臭い団体だなとは思っていました。
 

 

 

虐待されていたのは、特別柵にいた鹿たち。

 

 

特別柵にいるのは、近隣の農作物を食べた鹿や、人に危害を加えた鹿、奈良公園から離れた場所にいた鹿だそうです。

 

そもそもこの時点で色々引っかかりますねぇ。

近隣の人も、鹿がいるのは分かってるんだから、対策しとけよって話です。

 

兼業農家をされている猫とネコとふたつの本棚さんは、

畑は、獣たちの習性を考えた上で対策し、2010年以来、シカもイノシシも一度も畑には侵入できていない、と述べられています。

 

鹿がいることが分かっておきながら、畑やって何の対策もせず、被害にあったら通報とか、同じ奈良県民として恥でしかないですね。

 

人に危害を加えた鹿にしても、本当に鹿だけが悪いのかどうかも怪しいですねぇ。

例えば、人間の子供が鹿を叩いている映像を見たことがありますけど、叩かれてやり返したという事も考えられます。

 

 

 

こうして人間の都合で捕らえられ、特別柵に収容されてしまったオスの鹿たちは、

健康な状態で保護されたにもかかわらず、約7割が飢餓状態になり、肋骨が浮き出たり、脱毛症状が出ているとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

推定年齢が非常に若く、体重は平均の半分しかないそうで、

こうした状態が少なくとも、5年以上続き、

年間にすると「施設にいた頭数の3分の1が死んでいる」とのことです。

 

施設にいた頭数というのが、特別柵にいた頭数ということでいいのかは分かりませんが、いずれにせよ異常ですね。

 

 

奈良の鹿愛護会の山崎事務局長は、

「人に慣れない野生のシカはストレスでエサが食べられないことも多く、一定数が死んでしまうことは避けられない」

と言っていますが、

まず3分の1も死んでいるなら、一定数っていうレベルじゃないでしょ。

 

こんなに死んでしまうなら、何かしら対策を打つか、システム自体を変える必要があるのは明白です。

 

しかし、今回の内部告発者である丸子獣医師が

エサを増やしてほしい、質をよくしてほしい、予算を増やしてほしいと言ったにも関わらず、

奈良の鹿愛護会の事務局長たちは聞き入れなかったようです。

 

この時点で、奈良の鹿愛護会に落ち度があるのは確実です。

 

仮に事務局長のいう、人の手で飼育することや、密飼いすることで、雄の鹿がストレスを感じ、飢餓につながっているのであれば、それはそれで何かしらの対策を打たなければならないでしょう。

なのに、その提案を拒んだわけですよね。

 

仮に資金がないのであれば、資金を集めるために奮闘したのかという話です。

雄鹿がストレスで年間3分の1も死んでいるということを啓発すれば、不憫に思った全国の人たちが寄付してくれるでしょう。

今はクラウドファンディングだって出来るでしょう。

 

飼う以上は責任があり、一筋縄ではないかないわけですから、問題が生じれば対策を行うのが当たり前。

餌をあげてるからOKではないのです。

 

 

今回の件に関して、パンク町田がYoutube上でコメントしています。

(彼は闘犬擁護派ですし、動物で儲けている人なので、動画自体はシェアしません)

 

彼が言うには、「奈良の鹿愛護会は素人の集まり」だそうです。

 

↓そう思った理由は、奈良の鹿愛護会が与えているエサにあります。

 

奈良の鹿愛護会が代々与えているエサは、牧草、ふすま、米ぬか、豆くず。

 

牧草は良しとして、

ふすま、米ぬか、豆くずは、どれもつなぎで、栄養がそんなにない。

 

つなぎは、量を増すだとか、腸の働きを活発にさせるために腸内に何か入れておくとか、空腹感を満たすために入れる役割。

馬だと、濃厚飼料ばかりあげていると栄養価が高すぎて健康を害するので、薄める目的でふすまを混ぜたりする。

 

奈良の鹿愛護会のエサは、つなぎと牧草だけなので、

エサが足りてないことはないにしても、栄養が足りていない。

 

野生動物を無理やり檻に入れているので、食べる量が少ない。

いっぱい与えてもたいして食べないので、痩せてしまう。

 

だから、栄養価の高いエサを健康を害さない範囲で与える必要がある。

 

このような事は、動物の職員であれば、当然のことのように分かっている事。

 

奈良の鹿愛護会の人たちが、牧草、ふすま、米ぬか、豆くずしかやり続けなかったのは、

この中でしか飼育したことがないからだと思う。

 

他の施設で飼育した経験があれば、こういう事態にはならなかった。

 

↑だそうです。

 

 

つまり、奈良の鹿愛護会は、野生のシカはストレスでエサが食べられないことも多いから一定数死ぬのは仕方ない、みたいなことを言っていますが、

単に中の人たちの知識がないだけで、エサを変える事で改善する可能性がある、ということですね。

 

 

まぁ普通に考えて、奈良の鹿愛護会の人たちは、何の専門家でもありませんので、

ただ鹿を代々飼育して、それを受け継いでいるだけの素人です。

 

野生のシカはストレスでエサが食べられないことも多いから一定数死ぬ、みたいなことも、

ただ古い人たちからそう言われてきたセリフをそのまま言っているだけ、という可能性も高いです。

 

狭い世界しか見た事のない人たちや、勉強しようという気持ちのない人たちは、

新しい情報が全く入ってこないので、思考停止で同じことを繰り返すだけになります。

 

年間3分の1も死んでいるのに、何も対策を打たない、他所から学ぼうとしないのは、素人と言われても仕方がないでしょう。

 

 

 

また、丸子獣医師に直接話を聞いた岡田雪音さんによると、事務局長や施設側はいくつか嘘をついているようです。

 

 

事務局長はエサの予算も増やしたと述べていましたが、

飼料が高騰したため支払額が高くなっただけだそうです。

 

また、施設側は弱った個体の治療などを行なっていると主張していますが、

実際は、丸子獣医師がそうしているだけで、施設側は弱った個体がいても放置しているそうです。

 

そして、これをメディアにも伝えているにも関わらず、

施設側の主張だけを取り上げ、その嘘を垂れ流しているというわけです。

 

この動画は、最後に保健所側のネグレクトはなかったというコメントで、何でもないかのように締めくくられています。

こんなものを公平な報道と書いている人もおり、メディアのひどさと、日本人のひどさは相変わらずだなぁと感じますね。

 

保健所の獣医師も所詮、飼育に関しては素人でしょう。

保健所が正しい判断をするとは思えなくなってきましたね。

 

 

宮島の鹿よりはマシと言われてきた奈良ですが、やはり人間が関わると、問題が全くないということはないですね。

 

今回たまたま発覚しただけで、他にも色々ありそうです。

 

 

 

岡田雪音さんは、最後のこう書かれています。

 

見通しの悪い奈良の鹿愛護会の透明化、監禁されているシカたちの健康とストレスの軽減を願い奈良の鹿愛護会や奈良県、奈良市に声を届けてみませんか。

 

わたしは今後、要望書などを作成して各所に意見しに行こうと考えています。

 

シカたちの生活、健康を想い、思いきって通報をしてくれた丸子獣医師の行動にみんなの行動を加え、動物虐待に対する「NO!」の力を大きくしていきましょう。

 

 

にほんブログ村 猫ブログへ にほんブログ村 犬ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ヴィーガンへ

 

※リブログ、SNSなどへのシェアは、ご自由にお願いします。 確認は不要です。