シンガポールの競馬が廃止 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の記事をご覧ください。

 

****************引用****************

 

シンガポールの競馬競技団体「シンガポール・ターフクラブ」は5日、

競馬場の敷地を政府に返還することに伴い、来年10月で競馬の興行をやめると発表した。

 

設立から180年以上のシンガポールの競馬は、香港などと並びアジア有数の歴史を誇っていた。

 

ターフクラブは2027年までに敷地をシンガポール政府に返還。

政府は跡地を住宅などとして再開発する見通しだ。

 

現地の競馬はカジノの人気に押されていた上、新型コロナウイルス禍で客足が遠のいていた。

 

都市国家シンガポールは国土の面積が東京23区をやや上回るほどで開発余地が限られており、住宅価格の高騰が問題になっている。

 

ターフクラブの代表者は声明で

「政府の決定は悲しいことだ。同時に住宅や娯楽といったシンガポールにおける土地の必要性を理解している」

と述べた。

 

****************引用終***************

 

 

ついに競馬が終了する国が出てきました。

これでシンガポールでは、産まされ、調教され、走らされ、虐殺されるサラブレッドたちは激減することになります。

 

記事によると、近年はカジノに客を取られ、需要が減り、規模の縮小が続いていたようです。

コロナをきっかけに、さらに客足が遠のいたとあります。

 

シンガポールは国土面積が狭く、土地が足りないため、競馬場の跡地を利用する、という政治的な理由もあるようです。

 

 

シンガポールで競馬反対の声が大きかったのかどうかは不明です。

調べてみましたが、よく分かりませんでした。

 

シンガポールは、卵のケージフリー化が進んでおり、世界で唯一培養肉の販売を許可している国です。

サーカスにおける野生動物の利用も法律で禁止されています。

日本よりは動物に優しい国なのかもしれません(日本のレベルが低すぎるという話もありますが)。

 

 

何にせよ、需要がなくなればどんな産業も終わるという事です。

日本もカジノが2029年頃に出来るようですが、それを機に競馬の需要が減るといいですね。

 

個人ができる事は、競馬がいかに動物虐待なのかを一般の人たちに知らせることです。

 

 

最近、私のブログでは競馬の記事が続いていますので、

今日は競馬の中でも、最悪の競馬である「ばんえい競馬」について見ていきましょう。

 

 

「ばんえい競馬」とは、通常の競馬とは異なり

馬に500kg~1000kgのおもりを載せたソリを引かせて走らせます。

 

平地だけではなく、高さ1mの坂(第1障害)や、1.6mの坂(第2障害)を登らされ、

最後には砂場(砂障害)を走らされます。

 

レース中、馬たちは、手綱で何度も叩かれながら走らされます。

 

レース中は、バチバチと手綱で叩かれる音がそこら中から聞こえます。

 

馬は、馬銜(ハミ)という金具が口に装着されています。

 

ハミによって、口内に痛みやその恐怖感を与えることによって、馬を制御しているのです。

ハミが原因で舌を切ったり、舌が千切れそうになったりすることもあります。

 

人間のための、ギャンブルという一時の不必要な娯楽のために、

口に金属を入れながら、重りを引かされ、坂まで上らされる虐待レース。

 

そして勝てなくなって用済みになれば、種牡馬や繁殖馬になるごく一部を除いて、と殺されます。

即と殺のこともあれば、肥育場に送ってからと殺することもあります。

 

それがばんえい競馬です。

こんなものを、帯広市の行政が率先して行っているんですね。

 

 

ばんえい競馬では、通常の競馬とは異なり、

サラブレッドではなく、ばん馬と呼ばれる馬が利用されています。

https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p048_049.pdf

 

大きさはサラブレッドの2倍、体重は1トンを越える馬もいるとのことです。

皮膚が厚いなどと言われており、そのイメージがより一層、人々の意識を鈍感にしていると思われます。

 

しかし、馬は鞭で叩かれると痛みを感じていることが証明されています。

 

人間と馬が感じる痛みは対して差がないどころか、

人間よりも痛みに敏感である証拠が示されてしまったのです。

 

普通に考えれば、このような重い物を運ぶといった動物にとって不自然な事を、

自らを追い込んでまでやるのは、単純にそれ以上に叩かれるのが痛くて嫌だからでしょう。

 

しかし ばんえいの業界側は、「肩をポンと叩かれる程度の刺激」などと嘘をついています。

https://banei-keiba.or.jp/dl/pdf/ebook/10th_thebanba/p056_057.pdf

 

「頑張れ」と馬に気合を入れているだけだそうですよ。

 

 

こちらは、10月10日に北海道の北斗市で行われた、ばん馬大会での様子です。

eugene_voiceforanimals_japan

 

過労で倒れてしまった馬。

 

倒れた馬に手綱で叩きつける男。

 

 

馬はあわてて飛び起きました。

肩をポンと叩かれた程度の刺激で起き上がったのでしょうか?

 

 

こちらも、同じ大会での様子です。

eugene_voiceforanimals_japan

 

障害が越えられず、動けなくなった馬を、男が手綱で叩きまわしています。

 

彼は「頑張れ」と馬に気合を入れているだけなのでしょうか?

 

 

こちらの馬は、ばんえい競馬のレース中に、手綱で叩かれたことにより傷がついています。

映像を見れば一目瞭然ですね。

これを痛くないというのであれば、完全に感覚が麻痺しているのでしょう。

 

 

 

ばんえい競馬では、頻繁に馬が倒れ込む姿が見られます。

 

2022年3月19日に撮影された、こちらの動画をご覧ください。

 

まずは、20:45あたり。

第7レースが終わり、ゴールした馬たち。

 

各馬が撤退し始めたとき、ある1頭の馬が

 

倒れてしまいました。

 

 

倒れ込んでから、2分ほどして立ち上がりました。

 

 

 

続いて、49:15あたり。

第8レース中、第2障害を登らされている、ある1頭の馬が

 

 

倒れてしまいました。

 

 

違った角度から撮られた鮮明な映像です。

 

 

こちらは、4月17日に行われた、能力検査の様子。

 

1:52:26頃から。

 

 

 

 

こちらも同日の能力検査の様子です。

 

26:40頃。

 

 

こちらの馬は、倒れてもなお手綱でバチバチと叩かれています。

沢山ありすぎて、全部紹介しきれません。

 

 

 

ばんえい競馬の馬たちは、こういった馬具を背負わされた上で走らされますが、

この背負っているものだけで、60kgぐらいあるとのことです。

その上で、さらに500kgとか1000kgの重りを引かされ、叩きまわされながら走らされるのです。

 

 

2018 年のばんえい記念では、ニュータカラコマという馬が、レース中に心臓発作で倒れ、死亡しました。

 

 

 

 

10歳でした。

死んだ馬を前にして、拍手を送るという観客の神経は狂っているとしかいいようがありませんが、

これがばんえい競馬を支持している人たちの感覚なのです。

 

 

 

昨年4月には、能力検査で障害を越えられないばん馬を

鈴木恵介騎手と厩務員が、蹴り上げていたことがニュースとなりました。

 

告発され書類送検となりましたが、残念ながら不起訴となりました。

 

公開映像の中でも平然と行うわけですから、このような暴行はあくまで氷山の一角でしょう。

裏側では、暴行が日常化していると考えられます。

 

結局、この人たちは不起訴となっています。

 

 

ちなみに鈴木恵介騎手は、この件だけでなく、過去にも人に対する暴行を起こした人物です。

 

かなり頭にきやすい質のようで、人に対して暴行できるわけですから、馬に対しての暴行など何とも思っていないのでしょう。

この人が、今ものうのうと騎手を続けています。

 

 

通常の競馬でもそうですが、

ばんえい競馬では、能力検査に合格できなかったり、レースに勝てなくなり引退したりすると、

馬主にとって利益の生まない邪魔者となり、馬肉にするために、肥育場に送られ、肥育が終わると殺されます。

 

 

馬は乗り物、馬は人を乗せたがっている、走りたがっていると思い込んでいる人が非常に多いと思いますが、

それがまさに洗脳されている証です。

 

馬は人を乗せたいとも、走りたいとも思っていません。

 

嫌がっている馬を、人間が勝手にそのように利用しているだけなのです。

 

馬は人を乗せることを嫌がるため、馴致という調教で人間を乗せるように強制します。

 

ぐるぐる同じ場所をまわらせたり、体重をかけ続けたりといったことを、慣れるまで延々と繰り返していくのです。

 

業界側は、慣れる・受け入れるなどといった言葉を使いますが、

抵抗してもやめないわけですから慣れるしかないといいますか、あきらめるという言葉の方が正しいでしょうね。

 

馴致とは、英語ではブレーキングといい、馬の心を壊すと述べる人もいます。

 

上のような公開動画では都合のよいシーンしか映しません。

 

しかし、先ほどのリンク先で紹介した元競馬関係者の方によると、

人間のいうことを聞かなければ殴ったり、鞭で叩いたりして馬の心に人間に対しての恐怖心をつくることもあるそうです。

 

そして、性格上の問題や、調教師の実力不足で、調教が上手くいかない馬もいるでしょう。

そうなれば業界にとっては用済みとなり、肥育場に送られ、馬肉のために殺されます。

 

 

手綱を引いて馬をコントロールしているのはご存じだと思いますが、あれは決して優しく合図を送っているわけではありません。


 

手綱の先にハミという金具が口に装着されており、口に痛みを与えることによって、馬を制御しているのです。

 

競馬のレース中やレース後に、馬が口から血を噴き出していることもあります。

 

口に痛みを与えるだけでなく、首など色々な箇所に負担がかかります。

 

多くの研究結果によって、ハミが口腔内の痛みや病変、裂傷の原因となることを示しています。

 

馬はハミによって、常に痛みやストレスを与えられているのです。

 

馬は、人を乗せることを嫌がるだけでなく、ハミをつけることも嫌がります。

 

なのでハミ馴致という調教もあるのです。

https://www.jra.go.jp/training/pdf/research_kijoujunchi.pdf

 

そりゃそうですよね。

ご自身が、こんな金具を口に入れらたらどう思います?

嫌に決まってるでしょう。

 

 

馬は、人間のために、嫌なことを強制されてばかりなのです。

 

 

このように、人間に良いようにこき使われた馬たちも、

利益を生まなくなって用済みになれば

肥育されて十分太った後に屠殺場に送られ、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 

競馬、乗馬をする人、馬車を利用したこのある人、肉を食べる人、レザーを買う人などはしっかり映像を直視してください。

 

これが、あなた方の一時の刺激、興奮のために、尽くしてくれた馬の最期です。

 

馬を殺処分から救う活動をしている人でさえ、平然と馬に乗る人が大多数ですが、

馬は人間の乗り物として存在しているわけではありません。

 

倫理観のある人は、知識を得て、まずそういった思い込みを捨ててください。

 

そして、競馬、馬車、乗馬など、馬を使った全ての娯楽を、利用するのをやめましょう。

 

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