卵を食べる方は、以下のツイートをご覧ください。
【立てない子】
— めいりん(にわとりん) (@animalsmessage) June 1, 2023
養鶏場から立てない子がいると連絡あり、昨夜迎えに行ってきました。羽ほとんど無し。おしりと左羽から出血。すこし立てた。触れても動じない子で、すぐにごはんを食べました。名前は食いしん坊万歳の梅宮辰夫さんから「タッチ」に。 pic.twitter.com/M5jRBVe0qw
先日、6月2日のツイートです。
養鶏場から、鶏がレスキューされました。
この子は、タッチと名づけられました。
タッチは見ての通り、レスキュー時はボロボロでした。
左羽とお尻に出血があり、立てなくなったそうです。
以下の動画を見れば、体中、シラミ、ダニだらけでうごめいているのが分かります。
【たまごの裏側】
— めいりん(にわとりん) (@animalsmessage) June 4, 2023
先日のタッチ、立てるようになりました🐔毎回、みんな体中、シラミ、ダニが、いっぱい(※動画注意)。別の養鶏場もそうだった。
たまご、好きですか?
その裏側には、たまごを生むための機械として、使い捨ての世界で暮らす、にわとりたちがいます。 pic.twitter.com/ArGqN0Zaf7
※ツイッターの埋め込みは反映されない事が多いため、以降のツイートはすべて引用させていただきます。
タッチは立てるようになり、昨日時点で生きていたようですが、
昨夜、引き取った子は残念ながら亡くなったようです。
****************引用****************
卵のために、生きなくていいんだよ。
昨夜、虫の息で引き出した子、旅立った。
立てないクミン、立てなかったタッチ。
投稿は間に合わなくて、毎週数羽ずつ、引き出しても旅立つ。
やるせない。
****************引用終***************
卵を産む事でボロボロになり、毎週レスキューしても死んでしまう鶏たち。
こういった子達を生み出し続けているのが、卵を食べる人たちです。
犬猫の虐待に反対しておきながら、犬猫を度々レスキューしてその現状に悲しんでおきながら、ご自身は卵を貪っていませんか?
もしかして、私は平飼い卵を食べているから大丈夫などと思っていませんか?
ツイートをしていた、めいりんさんという方は、養鶏場の鶏をレスキューされていますが、
養鶏場には、平飼いの養鶏場も多く含まれています。
詳細は書かれていませんが、
わざわざ立てなくなった鶏がいると連絡をくれている養鶏場ですから、タッチがいたのは平飼い養鶏場である可能性は高いですね。
いずれにせよ、平飼い養鶏場をリアルで見てきためいりんさんは、こう語っています。
****************引用****************
衰弱していた1羽は、一昨日夜、旅立ちました。
顔が突っつかれ、片目は開かず、胸の骨が突出して、そのうは空っぽでした。
バタリー、ブロイラー、平飼い、 にわとりからしたら、すべて関係ないです。
人間が区分けしているだけ。
逃げ場のない場所で暮らす日々。
想像してほしい。
****************引用終***************
鶏の集団は、縦社会です。
平飼い養鶏場では、自由に歩き回れる分、
弱い個体は虐められ、攻撃されたり、餌にありつけなかったりします。
****************引用****************
みんなに突っつかれている子がいると養鶏場から連絡、
突っつかれて顔は腫れて、背中もかさぶただらけだった。
抱っこしたら体中シラミだらけ。
たくましく育つようすぎちゃんにした。
夜旅立った。
最近、引き出しに行って抱っこしたら旅立ったり。
もっと早く気付いてやれず、ごめん。
****************引用終***************
この子は平飼い養鶏場でつつかれて、顔が腫れあがった子です。
以下は、目を突っつかれて腫れあがった子です。
以下は、仲間につつかれて怪我をした鶏たちです。
****************引用****************
見た目以上にぼろぼろな子たち。
平飼い、バタリー、ブロイラー、闘鶏場、どこも変わらない。
にわとりだけじゃない。
日々、駆除される生き物たちがいる。
どうか、いのちへ、心を。 意識で、すべてが、変わる。 すべてが、変わる。
好きで仲間を攻撃したい子たちは、いない。
****************引用終***************
平飼い養鶏場は隙間のある快適そうなシーンをピックアップしアピールしますが、
実際は過密状態で飼育されていることも多く、スタッフはこの過密状態の中で、餌を入れた一輪車や、耕運機を移動させます。
****************引用****************
鶏舎のとなりを軽トラックが通っただけで、みんな一斉に驚きます。
過密の中で耕運機をかけ、逃げおくれた子は轢かれます。
にわとり目線で作られたものは、そこにはありません。
1年で骨折6羽目、2ヶ月に1羽のペース。
平飼いがいいとは、 思えなくなりました。
****************引用終***************
逃げ遅れた鶏たちは、それらにに轢かれてしまい、ケガをしたり骨折したりするのです。
↑平飼い養鶏場で一輪車に轢かれ、骨折してめいりんさんにレスキューされた、さっちゃんという子の話があります。
しかし、さっちゃんは半年で亡くなったそうです。
なぜか?
品種改良され毎日卵を産んでいた身体はすでにボロボロだった。
これがどんな飼育方法であろうと、養鶏を行う限り、虐待にしかならない絶対的な理由です。
鶏は本来、年間に数10個しか卵を産まないのですが、
品種改良により、300個以上産む体にされてしまっています。
卵は鶏の生理です。
年中、生理がくる体にされているのです。
鶏がたった1個の卵を産むのに、要する時間は24時間です。
人間は数分程度の食事のために、この卵を何個も使います。
卵の殻にカルシムを必要とするため、大量に卵を産みだす体にされた採卵鶏はカルシウム不足となり、骨からカルシウムを移動するようになってしまいます。
そのため、骨粗鬆症になり、骨がもろく折れやすくなっています。
2004年には、80~89%の採卵鶏が骨粗鬆症で苦しんでいると推定されました。
骨粗鬆症に伴う骨折は、バタリーケージ飼育による運動不足で悪化します。
骨折しても治療はされませんので、ひたすら痛みに耐え続けなければなりません。
そして、餌や水を得ることができなくなり、やがて衰弱し、死亡します。
採卵鶏は、卵を繰り返し産まなければならないことで、生殖器にダメージを受ける鶏が多くなっています。
キューピーへの卵の納入業者は、鶏たちを生きたままゴミのように捨てる
卵の産みすぎで、卵詰まりを起こして死亡する鶏もいます。
卵管と卵巣の使い過ぎで、きちんとした分泌も排泄もできず卵管に卵材料がたまってしまいます。
また、卵巣ガンも多発します。
人の卵巣ガンの研究の実験動物として利用されているほど、卵巣ガンになりやすいのです。
いずれの場合も、腹水がたまり、腹部が膨張する原因となります。
以下は、腹部に液体の溜まった、保護された廃鶏。
以下は、腹部が膨張し、卵を産めなくなったため淘汰された鶏です。
品種改良された鶏たちは、毎日卵を産み続けるため、1~2年で体はボロボロになり、
産卵率が落ちて、食肉処理場へ出荷されます。
↑は平飼い養鶏場の鶏たちです。
平飼い養鶏場の鶏たちも、最後は体がボロボロになります。
鶏の寿命は10年ほどと言われていますが、
平飼いであっても、放し飼いであっても、せいぜい2年程度しか生きられないのです。
また、採卵鶏のオスは生まれたその日に殺されています。
人間が食べる卵を産むのは、メスだけです。
オスは卵を産まないので、業者にとって利益になりません。
そのため、オスの雛は生まれて間もなく殺されます。
日本での殺し方は、袋に入れて窒息死
圧死
生きたままグラインダーで粉砕などの方法で殺されます。
Do You Know What Happens to Male Chicks in the Egg Industry?
また、孵化場では、ヒヨコが機械で運ばれる際に、機械のローラーなどに巻き込まれ、体に傷ができたり、ちぎれたり、死ぬこともあります。
メスであっても、弱っている子や、起立困難な子は、処分されます。
すべての養鶏場が、孵化場からヒヨコを仕入れています。
バタリーケージを問題視している人は、オスの殺処分の問題も知っていると思われます。
一体どう勘違いされているのか分かりませんが、平飼い卵や放し飼い卵の養鶏場もすべて、同じ孵化場からヒヨコを仕入れています。
平飼い飼育する優しい養鶏場だったら、オスが殺されてないとでも思っているのでしょうか?
養鶏場と孵化場は別なので、養鶏場が優しいかどうかなんて全く関係がありません。
表向きの飼育環境がどうであろうと、卵を食べる以上、この殺戮は必ず行われますし、この殺戮を応援しているのと同じですよ。
日本だけで1億1千万羽のオスの雛が、生まれたその日に殺されています。
世界では、毎年およそ60億羽です。
オスの犠牲だけで。
また、採卵鶏(卵を産む鶏)は、産卵を開始して、約1年が経過すると、卵質や産卵率が低下します。
この時点でと殺する養鶏場と、
強制換羽を行って、さらに長期利用しようとする養鶏場があります。
強制換羽とは、2週間程度、絶食などの給餌制限をおこない栄養不足にさせることで、新しい羽を強制的に抜け変わらせることです。
換羽期に羽毛が抜けかわると再び卵を産むようになるという鶏の生態を利用し、
卵の質を均一にし、生産効率を上げるために行われています。
ショック療法の強制換羽では、死亡率が上がります。
さらに5%の採卵養鶏農家は、絶食させるだけでなく、絶水までさせています。
このような方法を行って、最大2年くらいまで卵を産ませ、と殺します。
また、採卵鶏は 生後10日までに、デビークといって、くちばしの先を切断されます。
鶏は本来、一日に15000回地面をつついて過ごす生き物です。
しかしケージ飼育のせいで、その欲求を満たすことができず、その欲求不満が仲間をつつくという行為に発展します。
http://zookan.lin.gr.jp/kototen/tori/t222_5.htm
クチバシには神経が通っており、当たり前ですが痛みを感じます。
その後も、慢性的に痛みが継続します。
スイス、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンなどでは禁止されていますが
日本では、80%以上の養鶏場でこの虐待が行われています。
また、動物福祉の進んだイギリスでは、平飼いの方が死亡率が上がったという記事が出ています。
**************引用(翻訳)**************
平均して、鶏の死亡率は、家具付きのケージと比較して、ケージのないシステム、特に放し飼いのシステムの方が高くなります。
英国で実施された徹底的な調査では、1,300 万を超える層からなる約 1,500 の鶏群の農場での死亡率が調査されました。
これは、この一般的な傾向の顕著な証拠を提供しました。
鶏群間のかなりの変動にもかかわらず、すべてのシステムの下で、
平均累積死亡率は、ケージなしでの生産よりもケージでの方が明らかに低かった (5.39%) (牛舎、オーガニック、フリーでそれぞれ 8.55%、8.68%、9.52%)。範囲の群れ)。
共食い、さまざまな細菌感染症、内部寄生虫の蔓延率の高さに加えて、時折の窒息の発生は、ケージのない農場に関連する平均死亡率の高さを説明するのに役立ちます.
放し飼いのニワトリも捕食の危険にさらされており、野鳥との接触により、鳥インフルエンザやニューカッスル病などの深刻な病気に感染する可能性があります。
ニワトリは、ケージ内で土、敷料、糞尿と接触することはありませんが、ケージフリーの鶏舎ではそうではありません。
したがって、コクシジウムやワームなどのいくつかの腸内寄生虫の自然な (糞口) 伝染経路はケージで中断されますが、ごみベースのシステムでは中断されません。
当然のことながら、これらの寄生虫はケージのない農場でより一般的であり、結果として死亡率が大幅に増加し、鳥の福祉に悪影響を与える可能性があります.
鶏と七面鳥の盲腸と肝臓に影響を与える病気であるヒストモナス症(黒ずみとしても知られています)は、ケージフリー農場での寄生虫病の再出現の良い例を提供します.
この問題は、人間の健康への懸念から、ヨーロッパ、北米、およびその他の多くの国で伝統的な治療法の選択肢が禁止されていることにより、さらに悪化しています。
治療を行わないと、鶏群の死亡率が非常に高くなる可能性があります。
特定の細菌感染症、すなわち大腸菌症、丹毒、パスツレラ症が発生する頻度も、ケージのないシステムで高くなります。
*****************************************
バタリーケージが残酷というところで知識が止まり、平飼い卵を買うことがゴールのように思っている方や、
消費行動を全く変えていない方には、全くたどり着かない情報でしょう。
もちろん、だからといってバタリーケージが正解なわけがありません。
ヴィーガンの人や平飼い卵を買っている人が、「平飼い卵を買おう!」と発信するのを否定するものではありません。
しかし、平飼い卵は決してゴールではない、養鶏自体が虐待にしかならない、という認識は共通して持っておくべきです。
そして、数々の苦しみを経て、生産率が落ち、養鶏場にとって使い物にならなくなれば食肉処理場に送られ、殺されます。
それが大体1~2歳くらいの時です。
鶏の寿命は10年くらいと言われていますので、寿命の5分の1以下の年月で殺されるということです。
平飼い卵や、放し飼い卵も同じです。
以下は、食肉処理場に送るために、カゴに詰め込まれているところです。
動画の通り、乱暴に、雑に、叩きつけられながら、詰め込まれます。
詰め込まれてからの扱いも非常に雑で、足がもげてしまったり、
首がはさまってしまうこともあります。
そして、ぎゅうぎゅう詰めにされ、トラックで屠殺場へ運ばれます。
と殺が翌日に行われる場合は、ぎゅうぎゅう詰めにされたまま、夜間、放置されることがあります。
当然、餌も水も与えられません。
どうせ殺すわけですから、生きてようが死のうがどうでもいいわけです。
品種改良によって卵を産む機械とされた彼女たちは、この状況でも卵を産みます。
下にいる子達は、卵で体が汚されていきます。
何も身動きができませんので、ただじっと耐えるだけです。
痛かろうと苦しかろうと、ただただ惨めにうつむき、耐えるしかありません。
そして最後は、足を吊り上げられ
麻酔なしで首を切られ、出血多量で死亡します。
https://www.facebook.com/LifeInvestigationAgency/videos/1095595077130411
閲覧注意ですが、卵、鶏肉を食べる人は、しっかり映像をご覧ください。
鶏は、日本だけで、1日あたり約175万羽が屠殺されています。
上記はあくまで屠殺数でしかありません。
これらの問題も平飼いだとか、放牧だとか、一切関係がないのは言うまでもないでしょう。
結局は、寿命を迎えることなく、残酷に殺されることは、絶対に変わりません。
麻酔がたっぷり入った鶏肉を食べたいですか?
数々の苦しみと、犠牲のもとに生みだされたのが、卵です。
日本人の1人あたりの年間卵消費量は337個で、世界2位です。
日本人はすぐに、感謝していただいています、とか言いますが、
このような悲惨な一生を送っても、感謝されたら許しますという変人の方がいらっしゃったら、ぜひ申し出てください。
感謝とか、いただきますなんて、誰でも言える中身のない建前の言葉であり、
そんなセリフを言ってる時点で、思考停止であり、感情のある命と何も向き合っていない証です。
鶏も、犬猫と変わらない感情のある生き物です。
人間は卵を食べなくても生きていけます。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
以下、卵風料理、代替卵の商品をまとめておきました。
たまごサンド? | チロ・ツグミ・メリーと 動物問題 ~ ヴィーガン ~
卵の消費をやめ、鶏たちを解放しましょう。
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