人間のために動物が犠牲になってもよいなどという考え | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

何度も紹介させてもらっている、ヴィーガンの教師の杉山先生。

 

先生は自らヴィーガンなだけでなく、道徳の授業で、畜産が環境に与える問題や、動物搾取の問題に触れておられました。

 

先生の授業を聞いた生徒の感想文。

 

 

 

先生の教室の掲示板には、「動物愛護コーナー」があるそうです!

 

毛皮、養殖エビ、肉、牛乳、卵、フォアグラ問題、ガンジーの名言まで色々貼られています。

 

 

 

 

こうした先生の取り組みの影響か、学校で行われた「探求」の授業では、動物問題について扱ったグループがあったとのことです。

 

探求の授業1回目。

 

テーマの1つに「動物」が含まれています。

なぜ人間は動物を生で食べられないのか。とありますね。

 

 

 

探求の授業2回目。

 

動物実験、屠殺、水族館、動物園など、大人ですら避けたがるテーマがずらり。

 

 

 

そして、ついに先日、探求発表会があったそうです!

 

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ついに「探究」の発表会がやってまいりました。


私がずっと,注目していたグループのポスター。

我が1年5組は、「道徳」での「食糧問題(→ゴールは「脱搾取」)」

→ 伝説のヴィーガン化ムービー『美しき緑の星』の映画鑑賞

→ そしてこのSDGs「探究」と,

動物について考えざるを得ない過程を経て,ここまで来ています。


その中でも,このグループは,一貫して,最初から最後まで,

「屠殺」や「動物園」や「動物実験」から目を逸らしませんでした。


内容を見ると,我々ヴィーガンからすれば,甘い解釈ももちろんあるのですが,

彼らはヴィーガンではありません。

そして,16歳です。


しかも,高校に来たら,担任が,生涯で初めて会う「ヴィーガン」だったのです。

しかもしかも,授業中に動物のことで泣くような担任だったのです。

そこから,このテーマを選び,探究していったことは,

とても勇気のあることだったのではないでしょうか。

 

 

最後に,私が見込んだグループの,締めくくりの言葉を紹介します。

将来のヴィーガン戦士になるかもしれません。
 
「動物も人間と同じように命があり,そして感覚が備わっています。
 そのため,人間には動物ができる限り快適に,
 苦痛なく生活できるようにする義務と責任があります。
 一人ひとりが動物実験の現状を知り,行動を起こさないことには何も変わりません。
 自分たちにできることから少しずつ始めていきましょう。」

16歳の,ヴィーガンでない,高校生がここまで言えるのです。
私たちも頑張らねばなりません。
どうか,皆さんのお力をお貸しください。

 

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このグループは、大人ですら避けたがるテーマに最後まで真摯に向き合いました拍手

 

まだまだ甘い部分もあるとのことですが、ネットの検索から、そして周りの大人まで、人間都合の意見に溢れているので仕方ないでしょう。

 

しかし、これを機に彼らがこのまま動物問題と向き合い続ければ、いずれ真実と、そして自分がとるべき行動にたどり着くでしょう!

 

 

生徒たちの発表も感動ものですが、

この発表の時の杉山先生の行動が、最も感動ものかもしれません。

 

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実はここで,ちょっとした事件が…。

ある大学の准教授が,講師として呼ばれていて,
このフリーセッションで,私が貼り付いているグループの発表をずっと聞いていました。
そして終わるなり,次のようなことを言いました。

「動物実験は,良い面もある。
 動物実験によって,助かる人もいる。
 多少の犠牲はしかたがない。」と。

私はすぐに声を張って言いました。

「それは人間中心の考え方です。
 人間のために,動物が犠牲になってもよいなどという考えは
 私の生徒には押しつけないで下さい。」

と。

講師はさぞやびっくりされたろうと思います。

 

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大人げなく生徒の発表にケチをつけてきた、講師として呼ばれてきた准教授。

 

「動物実験の多少の犠牲は仕方がない。」

 

まず、動物実験は多少の犠牲どころではありません。

 

この准教授は医療のことを言っているのでしょうが、

毎年、シャンプーや化粧品のための実験、模型ですむはずの獣医学部の実習など、

無意味なところで、すさまじい拷問を受けた上で、大量の動物達が犠牲になっています。

 

 

 

そういった問題には一切目を向けず、根拠もない「多少の犠牲」

そして「仕方がない」という思考停止で済ませるのは、非常に浅い人です。

 

これがまさに一般的な現代の大人のレベル。

というか、そもそも生徒たちが一生懸命調べて発表したことにケチつけるなよって話です。

准教授や教授と肩書があったって、専門から外れれば、知識や中身は所詮一般人レベル以下です。

 

 

しかし、杉山先生は、この准教授に言い放ちました!

 

「それは人間中心の考え方です。
 人間のために,動物が犠牲になってもよいなどという考えは
 私の生徒には押しつけないで下さい。」

 

素晴らしいですね。

 

世に蔓延する仕方がないという思考停止意見にバッサリ切り込み、

かつ、生徒のフォローも行える、見事な一言なのです。

 

「人間中心の考え方」「人間のために動物が犠牲になってもよいという考え」

まさにこのワードが重要です。

 

ほとんどの人が思考停止しやすいのは、相手の立場に立って考えず、自分の利益ばかりを考えるからです。

 

利己的である限り、思考は必ずどこかで停止し、搾取を正当化します。

現代の動物に対する考え方は、昔奴隷を正当化していた人と全く同じ考え方なのです。

何かを奴隷にしたり、搾取することで、特定の地域や国が発展してきました。

今は動物を利用して、多くの人たちが利益を得て、そしてかつてと同じように言い訳しているのです。

 

現代の人たちへは、利他的な考え方を示していく必要があります。

 

学校が呼んでいる准教授ですから、先生にもそれなりの覚悟があってのことだと思います。

実際同じ立場に立たされたら、遠慮してしまう人も多いと思われます。

 

そして、先生が普段から、他の先生たちと関係性を築いてきたからこそ出来る面もあると思うんですよね。

 

ヴィーガンであってもなかなかできる事ではありません。

先生の動物達への愛と、生徒たちへの愛が本物だということでしょう!

 

 

現代の動物達は、人間から凄まじい虐待を受け、虐殺を受けています。

 

以下は、オーストラリア動物たちの現実を撮影したドキュメンタリー映画「Dominion」です。

日本も全く同じですので、動物を食べたり、動物を着たり、動物利用娯楽施設に行く方などは必ず見てください。

 

 

このDominionなどの映像を路上で見てもらって、興味を持って立ち止まった人と対話を行う路上活動があります。

cube of truth(キューブオブトゥルース)と呼ばれるもので、

動物問題の映像が流れたディスプレイを持って立ち、

 

映像に関心を持ち、立ち止まった人に、対話役の人が、対話をしながら、動物搾取について知った結果どう思うかを話していきます。

 

杉山先生も、この路上活動に参加されたことがあるそうです!

 

 

 

それでは、路上活動で対話をされている方々のレポートを見ていきましょう。

 

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この日は沢山の子供たちが興味を持って内容を知ろうとしてくれました。
子供たちは純粋で物事の善悪の受け入れも早く、伝えたい対象ではあるのですが、食事や生活面でご自分では改善できないと思うので、その事をそのまま伝え、家族にこのカードを渡してほしいと、ヴィーガン情報カードを渡して早めに帰ってもらうようにしています。

見せる映像に迷いがありますが、確かに衝撃だけど、目的を考えると、「食べちゃだめだということを一生忘れないでもらいたい」という気持ちで、活動をやらせてもらっています。🐖🐓
この活動を、誰かがやらなければ、このままの現実が、毎日至る所で起こっているのに、隠されたままなのです。

気持ちに寄り添うことは大事だと思っていて「かなり残酷な映像が流れているけど」と始めに伝えると、「わたしこういう映像大丈夫です!」と自ら話を聴きに来てくれた小学生の女の子もいました🌱

 

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****************引用****************

 

わたしは中学生2人と対話の中で
真剣に聞いてくれたり質問に答えてくれたりと有意義な時間になりましたが
中学生となるとネックとなるのは給食のことを仰っていて
今日でもすぐに搾取をやめます!という状況とはいかず

それには親御さんへの説明やご理解などのステップを踏むことも必要になりそうです💡


情報カードをお渡ししたのでそちらで理解を更に深めつつ
何かしらのアクションを取ってもらえたらと願いました。

🌟

ATSUSHIさんの話した方の中で
veganという存在は知っていてなるべく食べないようにしているという方や
親子連れでも敬遠せずにちゃんと映像を見せようとしている親御さんもいたようです☝️


水戸は親子連れの通行人もちらほらいるので
@vegankidsproject さんの投稿などをお借りして説明する手段を選ぶのも有効ではないかと考えています🌿😄
 

実際、後半に投稿を見せながら説明したようです😇
 

あと今日は初めてVegan Queenさんの「地獄はどんなところか」の映像をATSUSHIさんに用意して頂いたので流してみました🙏
他にもいろいろと有効そうな音楽などはどんどん流していきたいです✨

🌟

ナミさんは農学校に通われている姪御さんがいらっしゃるという男性とお話したようで、
映像のひよこシュレッダーなどは知らないはずなので映像など観せて伝えたいと仰っていた為、情報カードをお渡ししたようです👀
あとは若者グループの1人の女性が映像を真面目に観ていて友人にも情報カードを受け取るよう促してくれたようです😇

🌟

初参加のネガさんは前半はメンバーの動きや対話内容を学びがてら様子観察して
後半に1人のおばあさまとお話したようです☆


6歳の時に戦争体験した方で
映像を観つつそれに付随した感想など傾聴した形で終わったようですがなにかひとつのきっかけになったことと思います😄

 

初参加&慣れない中、サポートして頂きありがとうございました😭✨🙏

🌟

荻野さんは初っ端から不思議な様子の男性と対話したようですが、
おそらく畜産関係かと思われる専門用語も出てきたとのことでやや交わることのない意見が聞かれたようです💡

 

スマホでずっと撮影していた女性は対話しながら最終的に減らせる努力をしたいと仰っていたようなので

減らせる努力から辞めるまでに至るようになれたらなと思いました🥺

🌟

みいなさんは中学生との出会いでやはり給食が難しいと仰っていたようです😞

 

日常で取り組めることやコスメはネットでよく購入しているとのことで
動物実験していないコスメあると伝えたらそういうのを買う!と返答があったようです🙌


そしてその中の1人のお父様がどうぶつに対しての想い入れが強いようで

ロードキルにあったどうぶつを病院に連れて行ったり革製品は身に付けない、牛乳や卵も家にない、
大豆ミートや植物性チーズが食卓に出たこともある、などの話が出たようです👀

あれ…もしやベジ寄り?

 

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これは実際に対話をされている時の動画。

 

 

私のようなネットの啓発はあくまで、不特定多数への一方的な主張になりますが、

路上活動の場合は対話をすることで、相手により深い気づきを提供したり、相手の悩みを解決したりすることが可能なようです。

 

言い訳をする人も多いですが、変わる人もいます。

色々な方が、色々な人に対して、色々な活動を続けていく事で世の中は少しずつ変わっていきます。

 

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