動物実験反対の薬剤師 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の投稿をご覧ください。

【学生時代の動物解剖】

 

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【学生時代の動物解剖】

これは25年以上の前の薬学部の学生時代の記憶なので
細かい部位の記憶違いもあるかもしれません。

私の時代の解剖内容を記載いたします🙇‍♀️

動物解剖はマウスを1人1匹
死亡させてお腹側から開き身体の構造や仕組みをスケッチします🐀

マウスを蓋つきビーカーに入れ麻酔の気体で眠らせてから
尻尾を引っ張り頚椎脱臼させて
死亡させます。

初めてのことで学生も緊張します。

上手くできずマウスを苦しめていると感じます。

25年たった今
正直その後のスケッチより命を奪った
経緯しか記憶にありません。

 

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この投稿をされたrabbitredtearsさんは、現役の薬剤師の方です。

1996年関東圏の私立大学薬学部卒業だそうで、調剤薬局に勤務されているそうです。

 

医学部、獣医学部、薬学部など、医療系の大学の学生は、解剖実習などで動物実験を行っています。

解剖実習は、分かりきった結果を確認するために、動物を生ませ、苦しめ、痛めつけ、殺す事になります。

感情ある生き物を、個人の知識が効率よく得られる、安上がり、という理由だけで、切り刻んだり、痛めつけているのです。

 

獣医学部ですら同じ。

動物の命を救うはずの人たちが、実は大学で数多くの動物達を傷つけたり、殺したりしているのです。

一頭の犬に手術を5日連続で行う実習

 

2009年には酪農学園大学の女子学生が、牛の殺処分の残酷さに耐えかね、自殺しました。

 

今も多くの動物達が、獣医学部の学生によって、切り刻まれ殺されていることでしょう。

獣医学部の実習のために、四肢を画鋲で板に張り付けられ、腋下を鋏で切られスポイトで血を吸い上げ殺されたネズミ

 

 

rabbitredtearsさんは薬剤師さんですが、動物実験に反対の立場をとっているそうです。

 

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薬剤師になるために学生時代には
動物解剖、動物実験をしてきました🐇

卒業後も新薬が出ればこれを開発するまでに
どれだけの動物が犠牲になったのかを考えてきました🐁

仕方ないことと心に蓋をしてきましたが心の奥ではすごく引っかかり
あの解剖や実験は必要だっのかなと考えるようになりました🤔

そして大学での動物解剖、結果の分かっている動物実験は
必要ないのではないかと考えるようになりました😥

 

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動物を救う立場でもない、動物実験にもろ直結しやすい薬の専門家が反対というのはかなり貴重な方ではないでしょうか。

 

 

 

他にも、学生時代の実験の話を見ていきましょう。

【学生時代マウスを使った実験】

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2人で1匹くらい使用

ぎゅうぎゅうにケージに入れられたマウスを水に浸からせます。
呼吸をするためにマウスは二本足で立ちます。


呼吸ができるギリギリの状態で一晩放っておきます。
胃潰瘍を作らせるために…

胃潰瘍のできたマウスを
胃潰瘍マウスと呼んでいました。

胃潰瘍マウスで胃薬の効果をみる実験🧪

一晩マウスは地獄のようだったと思います🐁

 

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マウスを胃潰瘍にさせるために、水に浸からせ一晩放置する。

なんてひどいことを・・・。

 

 

 

こちらは、ウサギの実験の話。

【学生時代のウサギの実験】

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班(4.5人)で1羽使用
耳の血管より発熱する物質を入れ そのあと解熱消炎鎮痛剤を入れる。

肛門より経時的に体温を測る長時間の実験でした。
保定され大人しくしているウサギたちが見ていて辛かったです。

 

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コメント欄によると、ウサギは、繁殖力が強い事や、

マウスより血流量が多く、涙管がないことが、実験に利用されてしまう理由の1つだそうです。

 

 

 

こちらは、犬の実験の話。

【学生時代の犬の実験】

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その授業(30.40人)で1頭
私の時はシベリアンハスキーでした。

血圧や心臓に作用する薬を順番に入れその全身反応を見ます
最後には塩化カリウムを入れ心停止させるまでが授業内容。

保定されて大人しくしていた犬はその時代流行っていた犬種で
飼いきれなくなった飼い主が保健所に持ち込み

殺処分対象を大学等が買い取る払い下げと思われます。

今は払い下げはなくなりましたが
殺処分がある以上は命が奪われていることには変わりありません。

 

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飼育放棄され保健所に連れてこられた犬を実験用として買い取り、

動物実験に利用され、最後は塩化カリウムより心停止。

 

殺処分にしろ、動物実験にしろ、どうせ最後は愛されず殺される運命でした。

これらの授業を聞いていると、分かりきった薬の効果を目の前で見るために、動物を殺しまくっているのが分かりますね。

 

 

殺処分は他にも以下のようなものがあるそうです。

 

 

【安楽死処置】

 

****************引用****************

 

指針に記載されたもので私が安楽死とは思えない方法

①化学的方法

「炭酸ガス」


意識消失前に苦痛を感じる可能性がある。
「吸入麻酔薬の過剰投与」
死に至るまで長時間を要する。

 

 

②物理的方法
「頚椎脱臼」


マウスを平らな台に置き頭骨を固定した方の手で後方斜め上に一気に強く引く。
(この記載の部分は大学時代の実験を思い出しました。)

「断頭」


マウスの場合よく切れる鋭利なハサミを用いる。
ラットの場合も専用の断頭機が市販されておりきちんと整備された状態で利用する。

動物たちの恐怖を考えると安楽死と言えるのでしょうか

 

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動物利用業界にありがちな、安楽ではない安楽死。

 

最後の断頭は、人間でいえばギロチンでしょう。

これが安楽だと言うのであれば、仮に自身が安楽死を選択せざるをえないという状況があったとき、ギロチンで殺されたいとでも思うのでしょうか。

そんなわけがありませんね。

 

畜産の安楽死では、パコマという消毒薬を打って、数十秒もがき苦しんだ後に死にます。

動物利用業界の安楽死という言葉は、全てウソです。

安楽死という言葉を使う事によって、人間の罪悪感をなくさせるためのものなんですよ。

 

 

学生時代の実験を紹介したrabbitredtearsさんは、

最後にこのように締めくくっています。

 

****************引用****************

 

今までの投稿で私の大学時代ではっきり覚えている実験は以上になります。

「学生時代」
初めは不安で緊張して動物たちにもかわいそうと思う気持ちでしたが
レポートの締め切りや実験時間の期限もあり
次第に時間内に終わらせないといけない焦りや
薬剤師になるためには必要なのだからと
動物たちの苦痛よりもそちらのことに気を取られる事が多くなりました。

「25年経った今」
薬剤師としては失格なのかもしれませんが
解剖実験で得た知識よりも
頚椎脱臼がうまく出来ず苦しめてしまったマウス
たくさんの人間に囲まれているのに誰一人助けてくれなかったハスキー犬の絶望感などを思い

動物たちに申し訳ない気持ちが大きくなりその事がずっと気になっていました。

そしてあの解剖や実験が薬剤師としての職業に役に立っているかといえば
少なくとも私の場合はそれを感じる機会は一度もありません。

 

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rabbitredtearsさんとしては、何の役にも立たない実験のために、動物達は痛めつけられ、苦しめられ、殺されていたということです。

私も投稿を見る限り、そうとしか感じませんね。

結果が分かった事なんだから、映像で見るなり、本で見るなり、模型を使えばいいはず。

生で見た方が、効率よく知識を得られるとか、コストが安いとかそういうことなんでしょうけど、いかに人間が動物の命を軽んじているかがよく分かりますね。

 

 

動物実験は、動物虐待の中でも最悪の部類に入り、ありとあらゆる残虐な行為が行われています。

こちらの動画は残酷な映像はありません。

音声を聞き、俳優たちの反応を見るだけで、どれだけ悲惨な事が実験室で行われているかが分かるでしょう。

 

研究者たちは一旦研究室に入ると完全に感覚が麻痺し、

どんな残酷な事でもやってのけられる心理状態に変わってしまいます。

実験動物と友達になった調査員

 

 

動物が苦悩する様子を見て、笑う研究者もいるのです。

怯える子ザルを慰める母親とそれを笑う実験者

 

 

日本には実験動物を守る法律は何もなく、

動物愛護法は、形式上、3Rの原則といって実験動物の苦痛軽減を義務付けてはいますが、

破ったところで罰則はありませんので、研究者たちのやりたい放題です。

 

人類の発展のためと自分に言い聞かせて罪悪感をなくすか、あるいは元々共感能力が乏しく、金と欲のために実験を続けています。

 

 

動物実験は、我々に身近なあらゆる商品に対して行われています。

JAVA『化粧品も軍事兵器も関わっている!?意外と身近な動物実験』

 

 

 

例えば、食品。

 

日本人なら知らない人はいないであろう、大手食品企業「味の素」が行っていた動物実験では、

以下のような実験が行われています。

味の素が行っている動物実験

 

***************引用***************

 

犬の胃を切り裂いてチューブを挿入し、18時間ものあいだ空腹状態にさせ、

化学調味料(味の素、グルタミン酸ナトリウム)や他の一般的なアミノ酸が入った液状食を投与し、

胃液を採って薬物を注入します。

 

ウサギにも一般的なアミノ酸を強制的に与えて空腹にし、繰り返し採血を行います。

そのあげくに、殺して解剖します。

 

他にも、ラットに何度も電流を流す、マウスをお互いに傷つけあうように強いる、薬品を注射するなどの実験があります。

 

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以下は、食品のための動物実験の実際の映像です。

 

 

 

 

 

 

例えば、化粧品やシャンプー。

 

まずは、ウサギの片目に、試験物質を点眼し、角膜の変性、虹彩の損傷、結膜の炎症などについて調べる「眼刺激性試験」。

 

目を手足でこすらないようにするために、頭だけが出る拘束器に入れられ、まぶたをクリップなどで固定されます。

 

実際の映像です。

 

麻酔をかけないため、ウサギは痛みに耐え続けなければなりません。

 

あまりの痛みに大暴れして、首の骨を折って死んでしまうこともあるといわれています。
 

 

 

そして、ウサギやモルモットの皮膚に試験物質を塗り、刺激・腐食の程度を観察する「皮膚刺激性試験」。

 

皮膚は炎症を起こし、骨が見えるほどただれていくこともあります。

https://jammin.co.jp/charity_list/181119-java/

 

その他、化学物質が体内に取り込まれたときの毒性を測る「急性毒性試験」。

化粧品やシャンプーが動物を苦しめる

 

化学物質を塗った皮膚が紫外線など太陽光線を浴びたことによって生じる刺激性を測る光毒性試験。

 

 

絶食させたラット、マウスに、主に口から試験物を投与し、観察する単回投与毒性テスト。

などがあります。

 

 

人間のために、実験という名のありとあらゆる拷問が、様々な動物達に今もなお繰り返されます。

タバコのために、1日6~10時間、毎日、煙を吸わされ続ける犬

 

人工心臓の実験に使われるヤギ

 

音像定位実験のために、頭にステンレス製の器具を埋め込まれた猫

 

心理的ストレスを引き起こす実験のために、足を繰り返しハンマーで打ち砕かれた犬

 

ヤケドの実験のためにバーナーで焼かれた犬

 

サイボーグ昆虫

 

 

実験中に命を落とすことは日常茶飯事であり

これらの苦しみに耐えて生き残ったとしても、待ち受けているのは殺処分です。

 

 

せめて行き場のない動物や 殺処分予定の動物を使ってほしいと思う人がいるかもしれませんが、

現実は、動物実験のために繁殖させられる動物が数多く存在します。

 

生体販売の繁殖犬と同じように、母犬は狭い場所に閉じ込められ、

繁殖能力が衰えるまで子供を生まされ続けます。

動物実験用のパピーミル

 

 

1匹1匹のケアは行われませんので、生まれた子犬は死亡することも多々あります。

 

 

繁殖した犬たちは、監禁されながら飼育され続けます。

 

 

 

そして、動物実験に利用され続けます。

 

 

そして用済みになれば、殺されます。

 

日本の企業もこういった業者から仕入れています。

 

**************java_animal**************

 

動物実験で使われる動物のほとんどは、国内外の実験動物供給業者から仕入れられます。
健康な動物はもちろん、遺伝子改変によって生まれながらに疾患を抱える動物をつくったり、薬剤やストレスなどを与えることで後天的に病気にしたりもします。

幸せになるためではなく、「実験の犠牲になるため」に生まれてくる実験動物たち。

それでも彼らは、痛みや恐怖と闘いながら、たった一つの命を必死に生きるのです。

 

実験動物達は、生まれた瞬間から実験として使われるためだけに生きるのです。

 

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実験動物たちは、生まれた瞬間から人間の実験にされるためだけに生きるのです。

 

 

ものによっては、他で代替可能な実験があるにも関わらず、

このような残虐な動物実験を行う企業がまだまだ多いのが現状のようです。

動物実験の虐待を取り締まる法律がなく、費用面で安上がりだからでしょう。

 

 

そしてここ最近は、動物実験の多くは意味がない、と言われ始めてきています。

こちらは、とある本の解説動画です。

 

****************引用****************

 

動物実験の成功率わずか8%。

つまり、92%の動物達の命は無駄になる。

 

現代医療の多くは、延命や対症療法のための薬の開発。

その病気も、人間の食生活が肉食になったことで発生するようになった。

動物を殺して食べて病気になり、その病気の症状を和らげるために動物実験が行われている。

 

研究員は低賃金。

動物研究員も家に帰るとペットがいる人もいる。

研究室は人間の感情や共感性を奪う。

冷たく無機質で没個性的、人間の共感能力を奪う作りになっていて、PTSDなどの精神疾患が出にくい。

動物実験に関わる同僚たちは、マウスを殺す装置をマウシュビッツなどと呼び、ブラックユーモアを言いながら淡々と仕事をしている。

 

実験用のラットは、耳にタグを打ち付けられる。

実験用のラットは大人しい性質のものが使われるが、

耳にタグを打ち付けられると痛みに泣き叫ぶ。

 

著者は初めての仕事がこの業務だったが、これは必要なこと、と自分に言い聞かせて業務を行っていた。

 

実験の結果が出ると、ラットは全て殺処分。

ドライアイスを入れ、煙を充満させた処分バケツの中に、ラットを入れ、

二酸化炭素中毒にして殺す。

 

首を切り落とす、ギロチンによる殺処分方法もある。

 

アメリカでは、動物実験は法律で規制されているが、ラットやマウスには報告義務がない。

著者の関わった実験では、1度も鎮痛剤が打たれたことはなかった。

おそらく全米でも同じ。

ほとんどのこうした違反行為は見つからないし、バレても少額の罰金で済む。

 

アメリカは、これでも日本より進んでいる。

日本はの法律による規制が一切ない。

 

LD50という動物実験は

ある薬品を生物の集団に投与して、その集団の半数が死に至る量を測る実験。

著者はこの実験を、死体数えと呼ぶ。

 

1927年に始まったこの実験は、人類史上、最も多く動物を殺した。

1番の問題点は、この実験結果は、人間にはあまり当てはまらない

 

投与量を5段階に分けて、それぞれ10匹ずつに投与。

大体30日間行われ、多い時は250匹マウスを使う。

実験終了後は、生き残ったマウスも含めて全て殺処分する。

 

実験していた当時は、マウスはどこまででも使い捨てが効く動物だ、と考えていた。

 

被爆実験・潰瘍実験といった、体内を腐らせる実験もあった。

 

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人間同士ですら差があるのに、人間から遠い存在のマウスなどの実験結果が意味をなさないのは、普通に考えられることです。

 

animalrightscenter

 

 

世界で毎年、推定1億1500万頭以上の動物達が、動物実験の犠牲となっています。

JAVA『化粧品も軍事兵器も関わっている!?意外と身近な動物実験』

 

今も、たいした意味のない実験が行われ、苦痛を与えられ、誰に知られることもなく、死んでいった命があるのでしょう。

 

 

動物実験をせずに、代替実験で製品を作っているものがあります。

動物実験に反対し、それらの商品を購入してください。

 

動物実験をしていない化粧品メーカーの一覧

 

LUSHは、化粧品のための動物実験をしないメーカーとして世界的に有名です。

 

 

私は、シャンプー・トリートメントは、ダイアンビートゥルーを使っています。

動物実験なし、動物性不使用、無添加、オーガニック、ノンシリコン。

容器はリサイクルプラスチックです。

香りもとても良いです。

マツモトキヨシや、ココカラファインで購入できます。

 

ハミガキ粉は、ロゴナ デイリーハミガキを使っています。

動物実験なし、無添加、ヨーロッパの基準の厳しいオーガニック認証を取得しています。

こちらの購入は通販のみ。

 

 

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