以下の動画をご覧ください。
男性たちが桶を運んでいます。
桶の中には、コイがいます。
男性が桶の中のコイを持ち上げました。
すると、女性がコイに酒を飲ませ始めたのです。
その後、そのままコイを川に放流しました。
これは、富山県砺波市(となみし)庄川町で、毎年1月7日に行われている、
「厄払い鯉の放流」と呼ばれる行事です。
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この奇祭は、1816年(文化13年)3月26日に行われました
金屋神明宮の遷宮祭に、昔から「神の化身、庄川の主」とされていた鯉を神饌として供えた際、
長時間の神事が終了してもまだ鯉が生きていたことから、この鯉の生命力にあやかるとともに身の厄を託し、
御神酒を飲ませて庄川に放流したのが起源とされています。
明治の初めごろより神事を1月7日に変更しましたが、今日にいたるまで、
厄年にあたる老若男女(男性は、数え年7、13、25、42、61歳、女性は、数え年7、13、19、33、61歳)が
「長寿」「学業成就」などを願い、御神酒を与えられた鯉に一人ひとりが手を触れ、庄川へ放流いたしております。
****************引用終***************
江戸時代の1816年から続く、動物虐待イベントです。
長時間コイが生きていたことから、生命力にあやかって酒を飲ませて厄を払うという、
謎の風習が生まれてしまい、現代にも継続されてしまっています。
コイからしたら、この人たちが厄でしかないでしょう。
冒頭の動画は、2022年のもの。
そして、こちらが2021年。
コロナの関係でここ2年は、一般参加はなしのようですが、
例年は、厄年の一般人の男女が、次々にコイに酒を飲ませていくようですね。
2020年。
2016年。
この動画には、参加者がコイを床に落とすシーンが映っていました。
一般参加を許せば、当然こういう事が起こるでしょう。
この女性は、大量に酒を飲ませた後、
コイが暴れて男性が落としそうになると、興奮して笑っていました。
2011年。
このサムネイルの女性は、かなりの量の酒を流し込んでいます。
今年も1月7日、つまり3日後に行う予定になっています。
富山は地震の影響が大きかった県の1つなので、中止の可能性もあると思いましたが、
主催の庄川峡観光協同組合が運営するインスタグラムを見ると、
本日朝9時頃に「厄払い鯉の放流」に関する投稿をしています。
この様子だと、予定通り行うかもしれませんね。
残念ながら日本では、魚介類へ共感しない人が非常に多いため、
2017年のテレビの調査では、このイベントを「理解できる」と回答した国民はなんと82%。
昨年、電話アクションを行った方によると、責任者の対応は以下のものだったそうです。
鯉に酒を飲ませる富山の動物虐待行事の責任者に電話したがひどい対応だった
— マンソン佐々木 (@mansonsasaki) January 4, 2023
・酒はエラから流れ出るから問題ない
・魚釣りのほうが遥かに残虐、まずは魚釣りに反対しろ
・神聖な鯉にあやかっているだけだ
・専門家に聞いたが魚に苦痛はない
・海外の法律は関係ない、ここは日本だから問題ない
などなど https://t.co/vsvC9WG5Ix
魚釣りの方が残虐だから魚釣りに反対しろ、といった論は、動物利用側が頻繁に行う論点ズラしです。
まず、残虐の度合いは全然関係がありません。
あっちの方が残虐なんだから、こっちの残虐性は無視しろといって正当化できるのであれば、
世の中で行われている、イジメやハラスメントや犯罪なども含めて全て正当化できますよ。
なぜならより残虐なものが存在するのですから。
あとヴィーガンの方ですから、魚釣りも反対しているでしょう。
釣りの残酷さについては、おかめさんがまとめてくれています。
釣りは、魚の口に針を突き刺し、持ち上げ、窒息させる行為です。
キャッチ&リリースされた魚は、口が曲がってしまい、うまく餌が食べられません。
キャッチ&リリースが優しい行為だとか思ったら大間違い(そもそも優しい人は釣りなどしない)。
そして釣り糸のせいで、野鳥たちが糸に絡まり、足を切断されたり、死亡したりします。
釣りだけでなく、あらゆる動物虐待に反対しています。
他を反対した上で、これも反対しているだけの話です。
そもそもが今は、鯉に酒を飲ませることを問題視しているので、他の話は関係がありません。
専門家に聞いたが魚に苦痛はないとのことですが、一体どの専門家なのでしょうか。
それが本当だとしたら、儲け主義のかなり危ない専門家でしょう。
名前を公表してほしいですね。
こちらは署名アクションです。
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いつもシェアしていただいている方々、本当にありがとうございます。