乳牛の尾の切断 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下は、とある高校の酪農科による投稿です。

を押すと、他の画像も見れます。

 

あくまで実習の画像ですが、

これらの画像には、酪農で行われるおぞましい行為が2つ確認できます。

 

 

まずは、人工授精です。

 

牛は人間と同じで、子供を産まなければ母乳は出ません。

母乳を出すために、牛は生涯のうちに、何度も何度も妊娠させられます。

 

メスの牛は、好みのオスの牛と交尾させてもらって妊娠するわけではありません。

人工授精 つまり 人間の手によって、妊娠させられるのです。

 

その方法は、非常におぞましく、

人間が、牛の肛門から腕を突っ込んで糞を掻き出し、

腸の中から膣を掴んで、器具を用いて精子を注入します。

 

人工授精は、別名レイプ繫殖と呼ばれています。

当然、牛は嫌がりますが

これを業界の人間は喜んでいるといったり、受け入れているなどと言って、嘘をついています。

 

 

さて、冒頭の画像には、もう1つ虐待行為が行われたことが確認できるのですが、お気づきでしょうか?

 

実は、牛の尻尾が切られているのです。

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酪農家の一部は、牛の尻尾を麻酔なしで切りとることがあります。

 

尻尾を切る際は、刃物や専用の器具で切り取る場合や、

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ゴムリングで血流を止めて壊死させる場合があります(画像は羊)。

 

 

なぜ、このような事をするのか?

 

***************引用***************

 

「尻尾を振り回して糞尿が飛び散るので汚い。」
「汚い尾で叩かれたくない」

そういった理由から、ゴムリングで血流を止め、尻尾を落下させるなどといった方法で

乳牛の尾を切断している酪農場があります。

断尾された牛 撮影場所:日本

しかし、飼育者にどのようなメリットがあったとしても、尾の切断は乳牛に苦痛と苦悩を与える行為です。


尾を切断された牛の行動は慢性的な疼痛を感じていることを示しており、

切断された尾の神経腫形成や術後感染のリスクも伴います。

 

また「ハエを追い払う」というあたり前の行動ができなくなり、牛は苦悩します。

尾は行動機能的に十分な意義を持っており、尾の切断はウシの生活に支障をきたすと考えられる。

放牧地において断尾したウシは、尾で刺咬性の飛来昆虫を追い払えないため、脚上げ行動が増加し、

食草行動や横臥休息行動の安定的実行が保障されないことが報告されている。

牛の飼育場では春から秋にかけてサシバエが発生します。
血を吸うサシバエに刺されると、牛は強い痛みとかゆみで苦悩します。

この牛のように尾が切断されている場合は、満足にハエを追い払うこともできなくなってしまいます。

断尾された牛 撮影場所:日本

National Mastitis Council (アメリカ乳房炎協議会 NMC)
「NMCは、断尾が動物愛護、牛体衛生、乳質などを改善するという証拠を持っていない。NMCは、他団体とともに乳牛における習慣的な断尾に反対する。」

American Veterinary Medical Association(アメリカ獣医臨床協会 AVMA)
「AVMAは、日常的な断尾に反対する。現時点における科学的文献は、断尾が牛に対して何の利益もなく、ハエのシーズン中、苦痛を与えていることを証明している。尾の切断が必要なときには、獣医師によって行われるべきである。」

American Association of Bovine Practitioners( アメリカ牛臨床獣医協会 AABP)
「AABPは、牛の断尾に反対する。現時点における科学的調査は、日常的断尾が動物に何の利益も与えていないことを示している。」

海外の規制
乳牛の尾の切断は、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、イギリスを含む
いくつかの国で禁止されています。

アメリカでは、カリフォルニア州、オハイオ州、ロードアイランド州で禁止が決定しています。

カナダでも医学的に必要でない場合は行ってはならないとされています。

オーストラリアのいくつかの州では、獣医師による処置以外は認められていません。

しかし、残念ながら日本にはこのような規制がありません。

​日本で102,825頭が尻尾を切断されている。

 

2014年の調査では、日本にもおいて断尾を行っている農場は7.5%。これは2008年の調査と変わらない数値です。

2015年度の乳牛の飼養頭数は1,371,000頭、そのうちの7.5%というと102,825頭が断尾されているということになります。

 

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断尾を行う農家は、

糞尿が飛び散るので汚い、汚い尾で叩かれたくない

などといった、自分の感情だけで牛の尾を切りとっているのです。

 

汚いと思うなら、こまめに清潔さを保てばいいはずです。

それが面倒だから、時間がかかるからという理由で、牛を痛めつけて尻尾を切りとっているということですね。

 

切りとられた牛は慢性的に痛みを感じ、ハエを追い払うことができなくなり、生活に支障をきたします。

 

断尾を行っている農場は7.5%と割合で見ると少ないように見えるでしょうが

乳牛は放牧によって飼われていると思い込んでいる人が多いと思いますが、

飼育される牛の70%以上は、つなぎ飼いという拘束飼育をされています。

 

見ての通り、ほとんど身動きができない、ひどい飼育方法です。

 

40%以上の農場が、24時間365日、ずっとこの状態です。

 

この牛は、顔を動かすことすら制限されています。

 

牛の位置を制御するために、カウトレーナーという電流を流す器具を用いて、牛たちに電流を流して痛みを与えることで、さらに動きを制御する農家もいます。

牛乳を考え直そう

 

牛は、人間の160倍以上の糞をするため、掃除をしても追い付かず、床が糞尿まみれであることがほとんどです。

 

牛の体が汚れているのをよく目にしますが、掃除が行き届かず、糞尿で汚れてしまうためです。

 

糞尿まみれのため、ひづめの間に菌が入り込み、炎症になって、出血したり、足を引きずって歩くようになることもあります。

 

 

この足を痛めて、ひきずって歩くことを跛行(はこう)といいます。

 

不衛生な環境下で、不自然な動作で寝起きを繰り返すことで、炎症がおきます。

 

 

 

 

 

ひどくなると、穴があき、中の肉や骨が見えてしまうことまであります。

アカネの一生

 

 

立てなくなってしまう牛もおり、こうなってしまえば農家にとって使い物にならないので、と殺場に送られ殺されます。

 

 

 

 

酪農では、乳牛の約73%が、麻酔なしで角を切断されます。

 

生後3ヶ月以内の牛の場合は、角芽を焼くために、熱された焼きゴテで、皮膚をやけどさせられます。

 

 

除角・断角が牛に与える苦痛

 

 

角が育ってしまった牛の場合は、ワイヤーのこぎりで、神経を含めて角を切ってから、焼きごてを押し当てられます。

 

 

除角の時の牛の痛みは相当なもので、失神してしまうこともあります。

 

首を固定した状態で大きな恐怖と苦痛を与えることで、頚椎脱臼・骨折などでショック死させてしまうこともあります。

 

 

牛の耳には耳標がついています。

 

耳標には個体識別番号というものが書かれています。

 

個体識別番号ごとに、牛の性別や、種別、生まれた年、生まれた場所、飼養された場所、と殺された場所、と殺された日などがデータベースに記録されます。

人間でいうマイナンバーのようなものです。

 

この耳標を、牛達は麻酔なしで付けられます。

 

明らかに痛がっているのが分かります。

 

 

また、鼻輪をつける農家たちは、麻酔なしで鼻輪をつけます。

酪農では、生まれた子牛は母牛からすぐに引き離されます。

 

冒頭の動画の親子は24時間で引き離されましたが、

↓この画像の 日本の酪農家の元で生まれた子牛は、わずか50分で母牛から引き離されました。

50分で引き離される

 

↓この画像の子牛も、日本の酪農家の元で生まれましたが、なんと母牛が生んだ直後に連れ去られました。

 

 

なぜこのような事を行うのかというと、

子牛が母牛の母乳を飲むことを覚えると、哺乳瓶でミルクを飲まなくなってしまうからです。

 

人間が飲む牛乳とは、牛の母乳。

牛乳を売る事で、酪農家は儲けているわけです。

なので 酪農側は、子牛に母乳を飲ませてはならないのです。

 

 

そのため、親子をすぐに引き離して、カーフハッチと呼ばれる小さな牛舎に隔離し、

 

初乳をバケツや、哺乳瓶などで与えます。

 

 

お腹を痛めて産んだ子供が、あっという間に奪われるのです。

 

 

人間同様、子供を奪われることで、母牛は精神的苦痛を感じます。

 

人間に、目の前で子供を連れ去られた母牛。

 

それを見て、あとを追いかけます。

 

子牛が捕らえられた車のまわりをウロウロして、気にかけています。

 

走り去る車を追いかけます。

 

母牛は最後の最後まで、車を追いかけました。

もう二度と、この親子が会う事はないのです。

この動画の母牛は、子牛を奪われ、精神的苦痛で悲痛な鳴き声をあげ続けています。

子供を取り上げられた後、子牛のための母乳は、人間のために奪われ続けます。

 

牛乳のために乳房はパンパンに膨れ上がり

 

1日2回、妊娠直後の乳牛で25~30L、少ない牛で3~5Lの乳が絞りだされます。

 

 

乳牛は品種改良により、母乳を大量に出す体に変えられてしまっています。

 

肉牛の年間乳量が1000kgほどに対し、乳牛の年間乳量は8500kg以上もあります。

中には、年間2万kg以上も出す乳牛もいます。

 

牛の乳は、牛の血液からつくられています。

品種改良で苦しむ乳牛たち

 

牛乳1パック分のお乳をつくるのに必要な血液は400~500リットル。

1日に約30リットルの乳を出す牛は、毎日約1万リットル以上もの血液を乳房に送り込んでいることになります。

 

カロリーの高い濃厚飼料が与えられ、

大量の乳を出すことにエネルギーを費やす体にされてしまった牛は、代謝機能が阻害されるため、

乳房炎、ケトーシス、第四胃変位などの様々な病気にかかりやすくなっています。

 

病気が回復しなければ殺されます。

乳牛たちは、これらの苦しみを経て、

レイプ→妊娠→出産 のサイクルを3~4回繰り返し、

乳量が減って用済みになれば、と殺場へ送られます。

 

北海道から東京までの長距離だろうと、夏場のうだる暑さ、冬場の凍える寒さであろうと、体調不良や病気や骨折で立てなかろうと、

ぎゅうぎゅう詰めにしたり、紐で結んだりして、荷台に乗せられ、

どれだけ辛かろうと、動物達の都合で休憩することもなく、長距離を人間のペースで移動させられます。

と殺場に着いた頃には、ぐったりして動けない牛もいれば、死んでいる牛もいます。

 

動けない牛や、死んだ牛は、このようにして、片足を吊り上げられ運ばれます。

巨体を片足で釣り上げられる

 

 

 

と殺場では、短い紐で繋ぎながら、水を飲むこともできず、一晩中、放置されることがあります。

 

この子は立てないほど疲弊してぐったりしているのですが、

短い紐でつながれていたため、寝ることはおろか、座る事すらできませんでした。

 

そして最後は、眉間にと畜銃を打たれ、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。

 

 

牛乳を飲む人、乳製品、牛肉を食べる人は、動画を再生して

あなたのために尽くしてきた牛が、鼻血を垂れ流し、苦しそうにゆっくりと倒れ込む姿をしっかりとご覧ください。

 

これが日本人が欲する牛乳のために尽くしてきた牛の最後です。

 

日本人はすぐに、感謝すればいいとか、いただきますと言えばいいと言いますが、

殺された後に感謝してくれれば、このような悲惨な一生を送ってもいいという、おかしな方がいらっしゃれば、ぜひ名乗り出てください。

 

感謝やいただきますなんて言ったところで、牛には伝わることはありませんし、

伝わったところで、牛からすればあなたの感謝なんて何の役にも立ちません。

感謝しなくていいから、子供を奪わないでほしい、母乳を奪わないでほしい、殺さないでほしいと願っていることでしょう。

 

あなたの一時の欲望のために、牛は存在しているのではありません。

 

・ 菜食の始め方

 

・ タンパク質は組み合わせが鍵

 

・ 人間の体と食べ物 

 

牛乳を飲むのをやめ、乳製品を食べるのをやめましょう。

 

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