砂の代わりに糞を体にかける象 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

山梨県甲府市にある、遊亀(ゆうき)公園附属動物園。

遊亀公園付属動物園(181103/山梨県甲府市)

 

甲府市が管理する動物園です。

 

 

そして、こちらは遊亀公園附属動物園の象「テル」の映像です。

 

****************引用****************

 

甲府市が設置している遊亀公園附属動物園はリニューアルのため4年半の長期休業に入る。


休園イベントの日も、アジアゾウの てる さんは激しく常同行動 していた。

 

 

極小の飼育スペースで、自分の糞 を砂の代わりに体にかけている。

 

 

寝室には寝藁もない。

 

 

日本動物園水族館協会 はゾウの単独飼育 の解消に取り組むはずだったが実現していない。


 

*******************************************

 

 

テルが異常行動を行っています。

野生下では見られない、ストレスや精神異常からくる、動物園・水族館特有の行動を、異常行動といいます。

 

同じ場所で体を左右に揺らし続ける異常行動を、ロッキング行動

鼻を左右に揺らし続ける異常行動を、トランクスインギングといいます。

 

テルはこの両方を、少なくとも6年以上も前から行っています

 

テルの異常行動を理解できない客たちが、踊る象などと親しみ、真似をして踊る客もいる始末なのです。

 

そして挙句の果てには、砂遊びができない欲求不満から、砂の代わりに自分の糞を体にかけているのです。

 

 

冒頭の動画を見た方が、先日、テルの様子を見に行ったようです。

ぜひ音声をONにしてご覧ください。

 

テルが扉をドンドンと叩きながら、悲痛な鳴き声を上げています。

それを聞いて、観客たちはどよめき、奇声を上げたり、「鳴いた!」と興奮する子供の声が入っています。

 

この方は30分ほどこの場所にいたそうですが、なんと常同行動をしていない時間は一切なかったそうです。

 

 

以下は2017年に、テルが扉を叩き続ける様子が映っています。

この異常行動も以前からずっと繰り返されているわけですが、明らかに症状がひどくなっています。

 

 

テルは1978年生まれ、現在44歳ぐらいです。

1980年に遊亀公園附属動物園にやってきたようで、すでに42年も動物園に監禁され、精神を完全に病んでいます。

それもかなり限界に達しているように感じます。
 

 

遊亀公園附属動物園は、テル以外にも異常行動を行う動物達が頻繁に見られます。

 

以下は、金属を噛むビーバー。

 

 

以下は、同じ場所を同じ速度で歩き続ける、ペーシング(常同歩行)行動をするマレーグマ。

 

 

極めつけは、檻を延々と叩き続けるゴリラです。

 

こちらの動画の1:18:59頃にも同様の映像があり、こちらはかなり苦しんでいる様子が見て取れます。

 

ここから出せ、ここから出せ、と必死に叩いています。

 

 

しかし、飼育員は、見慣れて麻痺していて、素通り。

ひどい場合はここを笑いながら通ります。

 

 

動物園側は、こういった現実から常に目を反らし続け、やる事は客へのアピールに使える程度の小手先の対策ばかりです。

 

テルに関しては、もう何年も前からのことなのに、いまだに改善が見られないどころか、ひどくなっています。

これが「市立」の動物園の実態です。

 

 

遊亀公園附属動物園は、リニューアルのために、本日から4年半もの長期休業に入ります

 

しかし、このような動物園の人たちが考えるリニューアルというのは、あくまで客のためのリニューアルであって、

動物達のためではないのは明らかなので、リニューアル後も改善は見込めそうにありません。

 

せめて、群れで生活するゾウの単独飼育をやめさせるべきなのですが、

日本人全体の意識がとても低く、日本の動物園は動物福祉がとにかく遅れており、何も改善していきません。

 

動物園の実態に気づいても、子供が喜ぶから、などと言って連れていく母親も後を絶ちません。

 

 

動物園は、動物達の監禁施設であり、牢獄です。

 

 

 

 

 

 

 

 

遊亀公園付属動物園(181103/山梨県甲府市)

 

人間はコロナ禍の自粛ですらストレスが溜まり、あれができないこれができないと不平不満を言いますが、

動物園の動物達はそれが永遠に続くのです。

 

 

遊亀公園附属動物園には、元々ふれあい広場がありました。

 

最近では ふれあい動物園なるものがブームになっており、

小動物を中心に、動物たちが人間にベタベタと触られます。

 

動物達は人間に触れてほしいなどとは思っていませんが、見知らぬ人間に1日中触られる地獄を味わい続けます。

 

 

 

加減の分からない子供たちは、時に乱暴に、暴力的に動物たちを扱います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情けないことに、子供に教える立場の大人が、一緒になってやってる始末です。

 

 

 

遊亀公園附属動物園では、モルモットが、この箱の中にまるで道具のように入れられていたとのことです。

 

 

そして、ふれあいの小動物たちは、大きくなって、人間側の価値がなくなれば殺されます。

園内リサイクル

 

繁殖させた小動物を、ふれあいと称してベタベタ触らせたあげく、

大きくなって用済みになれば、殺して他の肉食動物に食べさせるのです。

そして、また繁殖させた小動物を仕入れ、触らせ、殺して、肉食動物へ食べさせるというサイクルを行っています。

 

これを、園内リサイクルと言います。

 

リサイクルと言っても、小動物たちは繁殖場から仕入れてきているでしょうから、

小動物たちは生まされ、殺されているわけですから、再利用でも何でもありません。

 

よく動物園は種の保存施設などと言いますが、実態は、動物を仕入れて殺す場所ってことですね。

 

殺し方は、床への叩きつけ、せき髄脱臼、生きたまま食べさせるなど。

これを職員たちが行っています。

 

 

動物園を、教育施設などと言う人たちは、一体動物園が何の教育をしていると言うのですか?

狭い場所で拘束されている動物をみても何とも思わない、常同行動を見ても理解できない人たちが、

不自然な環境で過ごす野生動物たちを見て、一体何を学ぶのですか?

 

動物園にきた人たちは、動物はこのように狭く不自然な環境で閉じ込めていいもの、動物たちは我々人間に見てもらうのが幸せ、と思い込み洗脳されていきます。

教育施設どころか、共感力や倫理観を失う施設という方が正しいでしょう。

 

動物園にくることで倫理教育がなされるのであれば、苦しみに満ちた動物園には今頃人はいないはずです。

しかし、現実はそうはなっていません。

 

動物園にくることで動物の生態を学べるというのであれば、

本来の生息地にいない動物を勝手に餌が出てくる環境で観察したところで、生態など学べるはずがありません。

図鑑や動画を見たり、動物たちが暮らす現地に行き観察すればいい話です。

 

結局は、手軽に生で動物を見て、

その迫力に興奮したいだけ、珍しい物を見て一時の刺激を得たいだけ、カワイイものを見て癒やされたいだけ、非日常を味わいたいだけでしょう。

 

 

動物園は外敵もいないし、餌の心配もないから幸せなんだ、などという人がいますが、

そういう人は、殺される心配もなく、ご飯の心配もなければ、一生刑務所でもいいということですよね?

楽しさから正しさへ

 

ある日突然 無実の罪で捕まって、見世物にされても、外敵もおらずご飯の心配がないからいいんですかね?

 

 

秋田県 くまくま園のハナコは、22年ひとりぼっちで閉じ込められました。

 

四方が壁で囲まれ、何もやることがない狭い、まさに刑務所と言わんばかりの場所に

 

ひたすら22年間閉じ込められ、死にました。

外敵もおらずご飯の心配がないから良いというなら、ハナコと同じように監禁されてみてはいかがでしょう?

 

 

廃業となった、京急油壷マリンパークの2匹のイルカは、40年間も閉じ込められ続けました。

 

追い込み猟で捕らえられ、

毎日、ショーのプールで4~5回イルカショーをやって、奥の狭いプールで待機の繰り返し。

 

40年間、ただひたすらその繰り返し。

外敵もおらずご飯の心配がないから良いと思うなら、

あなたがこのイルカと同じように、

サーカスをやって、終わったら狭い部屋でじっと過ごして、ご飯だけもらう生活を40年間繰り返してはいかがでしょう?

 

 

動物園を種の保存施設などと言う人がいますが、

こんな不自然な場所で動物を繁殖したところで、動物達を野生には戻せません。

つまり、繁殖しても無意味であり、動物園で種の保存などできません。

 

本当に種の保存をしたいのであれば、野生動物が生きる現地を保護区にして、対策・活動を行わなけれなばらないのです。

 

しかし、それはやりません。

なぜなら、動物園は金儲けのためにやっているからです。

 

種の保存施設と謳っておけば、まんまと騙されてくれる国民や、薄々間違っていると気づいていながらもそれを言い訳にして動物園に行き続ける国民が一定数います。

 

なので、野生動物を無理やり連れてきて、閉じ込めて、また捕獲する、を繰り返すだけです。

種の保存施設どころか、種の絶滅促進施設です。

 

 

動物園に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。

動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。

 

動物園に行くのをやめましょう。

 

 

にほんブログ村 猫ブログへ にほんブログ村 犬ブログへ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ヴィーガンへ

 

※リブログ、SNSなどへのシェア、引用は、ご自由にお願いします。 確認は不要です。

 

 

台風で、馬小屋が全壊したオープンセサミに支援をお願いします。

 

 

--------------------------------

★クレジットカードでのご寄付

https://k-open-sesame.com/free/kifu-creditcard

 

★ゆうちょ銀行(振替口座)から募金: 

01770-4-136101

口座名 オープンセサミ

 

他の金融機関から募金:

郵貯銀行179店 当座 0136101

口座名 オープンセサミ

 

★paypalでのご送金

ご自分のpaypalアカウントを開きfarmsanctuary.opensesame@gmail.com 宛に送金頂けます。

--------------------------------

 

 

 

 

 

 

残念ながら、本日イルカが追い込まれました。

殺されたようです。