「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」しか言葉はみつからない | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

9月15日。

浜松市動物園の象「ハマコ」が亡くなりました。

 

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静岡県にある浜松市動物園の人気者、アジアゾウの「ハマコ」が9月15日、天国へと旅立ちました。

 

1972年に浜松市動物園にやってきたアジアゾウのメスの「ハマコ」は、来園者が集まると自ら近づいてくるという人懐っこい性格で、多くの人から愛されてきました。

 

名前は、浜松市の「浜」にちなんで名づけられ、いまのハマコが3代目でした。

 

動物園によりますと、ハマコは9月14日の朝から自分で立てなくなり、治療を続けてきましたが、15日朝、死んだということです。

推定年齢は51歳でした。

 

ハマコの死により、浜松市動物園からゾウはすべていなくなりました。

動物園では、17日から園内に献花台を設けるということです。

 

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アジアゾウと表記されていますが、

アジアゾウは3つの亜種、インドゾウ、セイロンゾウ、スマトラゾウに分類されています。

ハマコはその中で、インドゾウにあたるようです。

 

ハマコは、出生地や出生日は不明。

 

分かっている事は、約50年にわたり、日本の動物園に監禁され続けたという事です。

 

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ハマコの象としての一生を人間が奪いました。

それが事実です。


50年前の日本の動物に対する考えでは、これを止めることはできなかったと思います。

 

 

 

 

 



しかし現代の情報や科学の進歩した時代において、道徳、倫理的に考え直すことは出来ます。

そうすると、やっぱり、
「ありがとう」ではなく「ごめんなさい」しか言葉はみつかりません。

象が象らしく生きることを、人間が奪ったんです。



「ごめんなさい、もう二度としません」と。全ての人間が思える世界へ。

もう浜松市動物園では、象は飼育しませんと宣言してください。

またお手紙いたします。

 

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浜松市動物園内のハマコの資料館でしょうか。

ハマコが初めて動物園に訪れた時の様子や、芸をさせられた時の様子が映っていますね。

267 浜松市動物園(190409/静岡県浜松市)

 

人に乗られたり、お辞儀をさせられたりしています。

ということは、ハマコは子供の時に、人間に調教されたという事です。

 

 

 

ゾウがこういった不自然な行動をするのは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、

市原ぞうの国 & サユリワールド

 

鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、虐待されているからです。

ゾウをドリルで刺す(沖縄こどもの国)

 

これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。 

 

以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。

 

調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、思いっきり象の頭を叩いています。

パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。

 

 

タイでは、ゾウを見世物にするために、赤ちゃんの象に対して、パジャーンという残酷な調教が行われます。

 

4本の脚を縛り、丸太の中に閉じ込め、

 

ブルフックで急所を刺すなどして、暴力を奮います。

 

 

この暴力が、水や食料まで制限された状態で、寝る事さえもせずに、何日も続けられます。

 

心が壊れ、抵抗する気力を失い、生きることをあきらめるまで、続けられるのです。

 

そして、生きることを諦めたときに、すかさず水と食料を与え、飼い慣らし、命令をきくようにするのです。

精神崩壊させる残酷調教

 

ハマコの出身地は不明ですが、タイからきた象であれば、このパジャーンを経験してきたと考えて間違いないでしょう。

 

 

いずれにしても、象が人間好みの芸を行うということは、確実に肉体的にも精神的にも虐待が行われてきた事を示しているのです。

 

 

そもそもとして、ゾウは野生動物です。

「動物園に連れていきたいから、一緒に来てくれる?」といって、野生の象がトコトコ人間についていくと思いますか?

 

そんなわけがなく、ゾウが嫌がっているところを、無理やり捕獲し連れてくるんですよ。

 

 

 

目的の個体以外は、捕獲の際 邪魔になるため、殺されている可能性だってあるのです。

象は群れを撃ったハンターに突撃する

 

 

 

ハマコの献花台に花を供えにいった人々は一様に、ありがとう、と言ったそうです。

 

動物園に行ってお金を支払っている方々は、こういった事実をちゃんと認識していますか?

 

ある日、突然拉致され、家族と離れ離れにさせられ、一生 狭い場所に監禁され、見世物にされる。

267 浜松市動物園(190409/静岡県浜松市)

 

自分がハマコの立場だったらどうなのですか?

ありがとうと言われれば納得できますか?

 

 

動物園は、動物達の監禁施設であり、牢獄です。

 

 

 

 

これがノースサファリ・サッポロ

 

 

 

 

 

しろとり動物園のトラ工場、ふれあいについての意識調査

 

 

 

 

 

これが「めっちゃおもろい動物園」の実態

 

 

人間はコロナ禍の自粛ですらストレスが溜まり、あれができないこれができないと不平不満を言いますが、

動物園の動物達はそれが永遠に続くのです。

 

 

不自然 かつ 狭い環境に閉じ込められた動物達は、ストレスや欲求不満から、精神に異常をきたし、異常行動を行います。

その1つが常同行動、つまり意味のない動きを何度も何度も繰り返す行動です。

 

 

精神異常がかなりのレベルにくると、異常行動は自傷行為にまで発展します。

 

 

浜松市動物園では、ホッキョクグマのバフィンとモモが常同行動を行っていました。

 

飼育員の日記に、ストレスがかかって常同行動を行っていると書かれています。

 

 

一般人は、常同行動の事を全く理解できていません。

こちらの動画の3:20くらい。

 

常同行動を行うホッキョクグマの様子を見た女性が「お散歩しているみたいだね」と言っています。

おそらくは、母親が子供に言っているのでしょう。

 

精神異常からくる不自然な行動を、自然からくる行動だと勘違いしており、

何ら動物の行動が学べていない事が分かります。

 

 

東京都武蔵野市内の「井の頭自然公園」のはなこは、69年間、動物園に1頭のみで監禁され死亡しました。

一生監禁

 

はな子は、生前から常同行動を繰り返していました。

しかし、日本人はこれを「はな子ダンス」などと呼び、親しんでいたのです。

 

よく動物園を教育施設などと言う人がいますが、一般人は動物園で、まるで何も学べていないことが分かるでしょう。

 

 

また 動物解放団体リブの調査によると、

浜松市動物園のドグエラヒヒは、激しい自傷行為を行っていた、とのことです。

 

 

 

精神が病んでいたのでしょう。

 

 

 

浜松市動物園には、「いのちふれあいゾーン」というものがあります。

 

最近では ふれあい動物園なるものがブームになっており、

小動物を中心に、動物たちが人間にベタベタと触られます。

 

動物達は人間に触れてほしいなどとは思っていませんが、見知らぬ人間に1日中触られる地獄を味わい続けます。

 

 

 

加減の分からない子供たちは、時に乱暴に、暴力的に動物たちを扱います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情けないことに、子供に教える立場の大人が、一緒になってやってる始末です。

 

 

 

こちらは、浜松市動物園のふれあい用動物達のバックヤード。

 

表向きは大切にされているように見えるかもしれませんが、出番の時以外はこのような場所に監禁されているということです。

 

ふれあわれても地獄、終わっても地獄。

 

 

そして、ふれあい動物園の小動物たちは、大きくなって、人間側の価値がなくなれば殺します。

園内リサイクル

 

繁殖させた小動物を、ふれあいと称してベタベタ触らせたあげく、

大きくなって用済みになれば、殺して他の肉食動物に食べさせるのです。

そして、また繁殖させた小動物を仕入れ、触らせ、殺して、肉食動物へ食べさせるというサイクルを行っています。

 

これを、園内リサイクルと言います。

 

リサイクルと言っても、小動物たちは繁殖場から仕入れてきているでしょうから、

小動物たちは生まされ、殺されているわけですから、再利用でも何でもありません。

 

よく動物園は種の保存施設などと言いますが、

実態は、動物を仕入れて殺す場所ってことですね。

 

殺し方は、床への叩きつけ、せき髄脱臼、生きたまま食べさせるなど。

これを職員たちが行っています。

 

 

こちらの動画の1:18:59頃。

 

甲府市遊亀公園附属動物園のゴリラが、檻を叩き続ける様子が映っています。

 

ここから出せ、ここから出せ、と必死に叩いています。

 

しかし、飼育員は、見慣れて麻痺していて、素通り。

ひどい場合はここを笑いながら通る。

 

 

動物達は、動物園になどいたくないのです。

 

 

動物園を、教育施設などと言う人たちは、一体何の教育をしていると言うのですか?

狭い場所で拘束されている動物をみても何とも思わない、常同行動を見ても理解できない人たちが、

不自然な環境で過ごす野生動物たちを見て、一体何を学ぶのですか?

 

動物園にきた人たちは、動物はこのように狭く不自然な環境で閉じ込めていいもの、動物たちは我々人間に見てもらうのが幸せ、と洗脳されていきます。

教育施設どころか、共感力や倫理観を失う施設という方が正しいでしょう。

 

教育という言葉は非常に曖昧です。

動物園が一体何をどう教育するのか不明瞭。

 

動物園にくることで倫理教育がなされるのであれば、苦しみに満ちた動物園には今頃人はいないはずです。

しかし、現実はそうはなっていません。

 

動物園にくることで動物の生態を学べるというのであれば、本来の生息地にいない動物を勝手に餌が出てくる環境で観察したところで、生態など学べるはずがありません。

図鑑や動画を見たり、動物たちが暮らす現地に行き観察すればいい話です。

 

結局は、手軽に生で動物を見て、

その迫力に興奮したいだけ、珍しい物を見て一時の刺激を得たいだけ、カワイイものを見て癒やされたいだけ、非日常を味わいたいだけでしょう。

 

 

動物園は外敵もいないし、餌の心配もないから幸せなんだ、などという人がいますが、

そういう人は、殺される心配もなく、ご飯の心配もなければ、一生刑務所でもいいということですよね?

楽しさから正しさへ

 

ある日突然 無実の罪で捕まって、見世物にされても、外敵もおらずご飯の心配がないからいいんですかね?

 

 

秋田県 くまくま園のハナコは、22年ひとりぼっちで閉じ込められました。

 

四方が壁で囲まれ、何もやることがない狭い、まさに刑務所と言わんばかりの場所に

 

ひたすら22年間閉じ込められ、死にました。

 

 

廃業となった、京急油壷マリンパークの2匹のイルカは、40年間も閉じ込められ続けました。

 

追い込み猟で捕らえられ、

毎日、ショーのプールで4~5回イルカショーをやって、奥の狭いプールで待機の繰り返し。

 

40年間、ただひたすらその繰り返し。

外敵もおらずご飯の心配がないから良いと思うなら、

あなたがこのイルカと同じように、

サーカスをやって、終わったら狭い部屋でじっと過ごして、ご飯だけもらう生活を40年間繰り返してはいかがでしょう?

 

 

動物園を種の保存施設などと言いますが、こんな不自然な場所で動物を繁殖したところで、動物達を野生には戻せません。

つまり、繁殖しても無意味であり、動物園で種の保存などできません。

 

本当に種の保存をしたいのであれば、野生動物が生きる現地を保護区にして、対策・活動を行わなけれなばらないのです。

 

しかし、それはやりません。

なぜなら、動物園は金儲けのためにやっているからです。

 

なので、野生動物を無理やり連れてきて、閉じ込めて、また捕獲する、を繰り返すだけです。

 

種の保存施設どころか、種の絶滅促進施設です。

 

 

浜松市動物園は、これでゾウがいなくなりました。

また、4代目のハマコを仕入れるつもりでしょうか?

 

 

動物園に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。

動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。

 

動物園に行くのをやめましょう。

 

 

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