象に目を向けるタイ人と、人にしか目を向けない日本人 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

静岡市の日本平動物園が、国民へ不安を煽り始めました。

 

 

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静岡市駿河区の日本平動物園。

2022年5月にメスのゾウ「シャンティ」が老衰のため死んだ。

 

シャンティは1970年にインドのマイソール州から、親善大使として1歳の時に来園した。

 

季節の行事などでもう1頭のメスのゾウ「ダンボ」とともに動物園を盛り上げてきた。

 

残されたダンボも50歳を超える高齢で、このままでは日本平動物園でゾウが見られなくなる恐れもある。

 

動物園を運営する静岡市の田辺市長はゾウの輸入を選挙公約に掲げ、2017年からゾウの原産国であるタイと話し合いを重ねてきた。

しかし、交渉は難航している。

 

静岡市・田辺信宏市長: ワシントン条約で採択された動物愛護・福祉の観点から絶滅危惧動物の導入が困難な時代になってきています

 

ゾウの輸出を担当する当局の幹部は、「タイの今の政治状況が輸出を難しくしている」と説明している。

 

タイ当局幹部: 2022年に交渉が進展することはない。現在の政権が続くうちは何も進まないと考えた方がいい 2023年3月までに行われる予定のタイの総選挙の前に、タイ政府があえて交渉を進めることはないと話す。

 

その理由はタイの人たちに聞いてわかった。

 

タイ人女性: ゾウのためには自然の環境と広い敷地が必要だ

 

別のタイ人女性: ゾウは自然の中で生活していた方がいい。

もし商業的な目的だったらOKとは思えないし、ゾウたちに申し訳ない

 

ゾウの輸出を懸念する市民の声は少なくなし、動物保護団体の反対も根強い。

 

総選挙を前に、政府が国民の反対が強い政策を進める姿勢はみられない。

そしてゾウには自然に近い環境で暮らしてほしいというのが、タイ側の考えだ。

 

静岡市はゾウを迎え入れるため、日本平動物園に新しいゾウ舎の建設計画を進めている。

総面積は現在の約10倍の7500平方メートル、ゾウ舎は2500平方メートルになる予定で建設費は約30億円が見込まれる。

 

来園客からはこれからもゾウが見たいという声が聞かれた。

 

来園客: ゾウがいるのは子供たちの夢ですからね。

もし新しく若いゾウが来てくれたら、ここ(日本平動物園)も良くなると思う

 

別の来園客: 仲間が増えてほしい

 

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タイ人の倫理観がここまで進んでいるのは驚きでしたが、日本人のレベルの低さがより浮き彫りになった話でした。

 

これについて発信されていた、eugeneさんの一言。

 

****eugene_voiceforanimals_japan****


"象の幸せ"と、象に目を向けるタイの人々と
象を見られなくてさびしい、動物園には欠かせない、子供達の夢と"人にしか目を向けない人々"

このギャップ、落差。

象は動物園を盛り上げるための動物ではありません。
いつまでも動物に苦しみを与えてる動物園とそこを支持する人々

このギャップをどう埋めていくのだろうね。

Twitterでは福岡市動物園の象輸入で散々反対をしてきたので、日本平もメールや問い合わせなしていきたいと思います。

また一生を地獄に落とされる犠牲の象が出ない事を願います。

 

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象に目を向けるタイ人と、人にしか目を向けない日本人。

もっと言えば、自分のことしか考えてない日本人。

本当に情けない限りです。

 

 

静岡がゾウを輸入する計画がある話は、昨年から上がっていて、私も1度取り上げました。

animal_liberator

 

ダンボとシャンティが高齢で亡くなる事を想定して準備を始めていたのです。

 

シャンティは50年以上もの間、この狭い場所で監禁され、展示物として扱われ、死にました。

 

静岡市立日本平動物園

 

静岡市は、輸入が難航するとは思っていなかったため、

新たに30億もの税金をかけて、新しい象の施設を作る予定にしており、すでに一部建設中で、多額の投資が行われているでしょう。

なので今回のタイが無理でも、元を取るために意地でも他の国から象を持ってくるはずです。

所詮はビジネスなのです。

 

 

ニュースの映像にありますが、動物園の職員がブルフックを持っています。

日本平動物園は、このようにゾウにショーまがいのことをやらせています。

 

ゾウがこういった不自然な行動をするのは、尖った金属爪のついた器具「ブルフック」で叩かれたり、

市原ぞうの国 & サユリワールド

 

鋭利な「ドリル」という器具で突き刺されたりして、虐待されているからです。

ゾウをドリルで刺す(沖縄こどもの国)

 

これらの器具で、急所を突き刺されると、ゾウたちはすごい痛みになります。 

 

以下は、市原ゾウの国のパフォーマンス中の映像。

 

調教師がブルフックを持って大きく振りかぶり、思いっきり象の頭を叩いています。

パーンという音が鳴り響き、ゾウが後ずさっています。

 

 

以下は、すべて日本平動物園の職員がブルフックを持っている写真です。

 

 

 

 

ブルフックによる虐待によって、ゾウは人間の言うことを聞いているのです。

 

 

不自然 かつ 狭い環境に閉じ込められた動物達は、ストレスや欲求不満から、精神に異常をきたし、異常行動を行います。

その1つが常同行動、つまり意味のない動きを何度も何度も繰り返す行動です。

 

動物園では日常的に見られ、もちろん、日本平動物園の動物達も常同行動を行っています。

 

有名なものが、ホッキョクグマの「ロッシー」によるバク転。

 

 

この異常行動が朝から夕方まで繰り返されました。

 

日本人はこれを楽しそうなどと言い、ロッシーのバク転と題して大量にSNSに上がっている始末です。

 

動物解放団体リブさんによると、ホッキョクグマによく見られる、首をグリンと回す異常行動もあったとのことです。

 

 

 

証拠映像はありませんが、ダンボと生前のシャンティにも常同行動があったようです。

http://www.szga.jp/wp-content/uploads/2013/03/zoo_shizuoka_74.pdf

 

ダンボの常同行動は、5時~9時の間に多く見られ、

シャンティの常同行動は、5時~9時の間と、14時~寝室入舎までの間に多く見られたとあります。

 

 

泥を飛ばすこともあるようですが、これもストレスからくるものでしょう。

 

 

また 日本平動物園は、雌ライオンの「マッチ」に繁殖をさせようとした結果、マッチは雄ライオンに噛み殺されるという事件が起きました。

 

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静岡市駿河区の日本平動物園は2日、

雌ライオンのマッチ(14歳)が雄のギル(3歳)に首元をかまれ、窒息死したと発表した。

 

2頭が発情期に入ったため、

今月1日に来園客が観覧できる放飼場での同居を始めようと互いの寝室の扉を開けたところ、

ギルがマッチに飛び掛かってかみ殺したという。

 

マッチは2006年7月に富士サファリパークで生まれ、10年3月に同園にやって来た。

 

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動物園で生まされ、14年間、人間に利用されてきたマッチは、

最後は、およそ20分間にわたって噛み続けられ殺されました。

繁殖を目論んだ動物園の犠牲者です。
 

 

懲りずに日本平動物園は、今度はロッシーに繁殖をさせるようですがね。

 

 

また 動物園では、小動物を中心に、人間が動物たちにベタベタと触わるふれあいコーナーがあります。

 

動物達は人間に触れてほしいなどとは思っていませんが、見知らぬ人間に1日中触られる地獄を味わい続けます。

 

 

 

加減の分からない子供たちは、時に乱暴に、暴力的に動物たちを扱います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このふれあいコーナーは、日本平動物園にもしっかりあるようですね。

 

 

 

しかも、ふれあいの時間が終われば、この狭くて汚いバックヤードに閉じ込められ続けるようです。

 

 

ふれあいで利用されたヒヨコやネズミなどの小動物たちは、

大きくなって、人間側の価値がなくなれば殺されます。

園内リサイクル

 

繁殖させた小動物を、ふれあいと称してベタベタ触らせたあげく、

大きくなって用済みになれば、殺して他の肉食動物に食べさせるのです。

そして、また繁殖させた小動物を仕入れ、触らせ、殺して、肉食動物へ食べさせるという虐殺を繰り返しています。

これを、園内リサイクルと言います。

 

リサイクルと言っても、小動物たちは繁殖場から仕入れられ、

生まされ、殺されるわけですから、再利用でも何でもありません。

 

殺し方は、床への叩きつけ、せき髄脱臼、生きたまま食べさせるなど。

これを職員たちが行っています。

 

よく動物園は種の保存施設などと言いますが、

実態は、動物を仕入れて殺す場所ってことですね。

 

 

 

そもそもとして動物園は、動物達の監禁施設であり、牢獄です。

特に、土地の狭い日本の動物園は狭く、日本平動物園も例外ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このフェネックは怯えていたそうです。

野生から無理やり連れてこられたのでしょう。

 

この檻には、電気柵が設けられています。

 

 

 

タイは、猿をココナッツの収穫のために、猿を強制労働させたり、

 

子供のゾウへの残酷調教パジャーンを行う国です。

 

虐待をする輩もいる一方で一方で、

タイは、ゾウへの福祉が票になる国、つまりは動物への愛護意識が高い人も多いということです。

 

対して日本はそんなものは一切票にならず、ゾウが見れなくなると聞くやいなや、

子供が喜ぶとか、寂しいとか、自分のことしか考えていない人が多いということです。

 

こんなんなので、動物園側の種の保存のためにやってる、とかいった主張を真に受けてしまうのです。

 

種の保存ができるんだったら、なぜ絶滅危惧の動物が輸入しにくいのか?

動物園で種の保存ができるんだったら、むしろ輸入が促されないとおかしいでしょうに。

つまりは、動物園で種の保存なんてできない、動物園は危険な場所と認識されているからでしょう。

 

動物園で生まれ育った動物をどうやって野生に返すというのでしょう?

本当に種の保存をしたいのであれば、野生動物が生きる現地を保護区にして、対策・活動を行わなけれなばらないのです。

 

しかし、それはやりません。

なぜなら、動物園は金儲けのためにやっているからです。

 

 

動物園は外敵もいないし、餌の心配もないから幸せなんだ、などという人がいますが、

そういう人は、殺される心配もなく、ご飯の心配もなければ、一生刑務所でもいいということですかね?

楽しさから正しさへ

 

ある日突然 無実の罪で捕まって、見世物にされても、外敵もおらずご飯の心配がないからいいんですかね?

 

秋田県 くまくま園のハナコは、22年ひとりぼっちで閉じ込められました。

 

四方が壁で囲まれ、何もやることがない狭い、まさに刑務所と言わんばかりの場所に

 

ひたすら22年間閉じ込められ、死にました。

 

 

先日 廃業となった、京急油壷マリンパークの2匹のイルカは、40年間も閉じ込められ続けました。

 

追い込み猟で捕らえられ、

毎日、ショーのプールで4~5回イルカショーをやって、奥の狭いプールで待機の繰り返し。

 

40年間、ただひたすらその繰り返し。

外敵もおらずご飯の心配がないから良いと思うなら、あなたがこのイルカと同じように、

人間のサーカスを無給でやって、終わったら狭い部屋でじっと過ごして、ご飯だけもらう生活を40年間繰り返してはいかがでしょう?

もちろん、サーカスをやりたくなくても、強制的にやらされた上でね。

自分は嫌だけど、動物はいいんですか?

 

 

動物園を教育施設などと言う人がいますが、一体何の教育をしているのですか?

狭い場所で拘束されている動物をみても何とも思わない、常同行動を見ても理解できない人たちが、

不自然な環境で過ごす野生動物たちを見て、一体何を学ぶのですか?

 

動物園にきた人たちは、動物はこのように狭く不自然な環境で閉じ込めていいもの、動物たちは我々人間に見てもらうのが幸せ、と洗脳されていきます。

教育施設どころか、共感力を失う施設という方が正しいのです。

 

教育という言葉は非常に曖昧です。

動物園が一体何をどう教育するのか不明瞭。

 

動物園にくることで倫理教育がなされるのであれば、苦しみに満ちた動物園には今頃人はいないはずです。

しかし、現実はそうはなっていません。

 

動物の生態を学ぶというのであれば、

本来の生息地にいない動物を、勝手に餌が出てくる不自然な環境で観察したところで、生態など学べるはずがありません。

図鑑や動画を見たり、動物たちが暮らす現地に行き観察すればいい話です。

 

結局は、手軽に、便利に、生で動物を見て、

その迫力に興奮したいだけ、珍しい物を見て一時の刺激を得たいだけ、カワイイものを見て癒やされたいだけ、非日常を味わいたいだけでしょう。

 

 

動物園とは、

無実の動物たちを、野生から無理やり連れてきて、繁殖させ、見世物にする動物利用ビジネスです。

 

動物園、水族館に行く限り、動物達の地獄は終わることがありません。

動物を見ることは虐待であることに気づき、動物を見て楽しむ時代の終わりにしてください。

 

動物園、水族館に行くのをやめましょう。

 

 

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