鶏肉を食べる方は、以下の動画をご覧ください。
**************stillavegan**************
『鶏たちの権利を考えてほしい。』
そんなことを言っても 今は、まだ理解されないことの方が多いのかもしれない。
それを分かっていながら そう思う人にも届くような動画をいつも選ぶようにしてます。
最初に翻訳を始めた頃は あんまり自分の気持ちというのはあえて出さないようにしていました。
映像を見た上で、動物たちに起きてることが問題かどうかは、
僕ではなくて、動画を見ているあなたに判断してほしいから。
その気持ちは、今も変わりません。
でも、ここ数年で本当に多くの方から少しずつでも自分の生活を見直し始めたという声をいただいたこともあって、
もう少し自信を持って
『動物たちの立場に立って考えて欲しい』
そう言っても良いのかなと思えるようになりました。
やっぱり一緒に声をあげて伝えてくれる仲間がいるのは頼もしいです。
それに比べて、映像の鶏たちはこれだけ周りに仲間がいるのに
それがストレスの原因になってしまうほどに不自然な環境で飼育されています。
僕らでいえば、満員電車で暮らすような状態。
体も不自然に変化していく。
床には、糞尿が一面に広がっている。
紛れもなく、残酷な環境下で 短い人生を過ごさなければいけない。
でも、それでも信じてるんです。
これが当たり前ではなくなる未来を。
未来の歴史の教科書には
『これは繰り返していけないこと』
そう書いてあることを。
動物たちの自由が当たり前じゃない時代があったこと。
動物たちを自由を求めて頑張った人たちがいたこと。
そうやって想像すると不思議と未来が今より明るいものになると思えてきます。
みんなの継続的な小さな努力がいつか報われる日がきっと来る。
今日もそう信じて。
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これを見て、「アメリカの鶏の飼育はひどい。感謝の気持ちや敬意が足りていない。」と思った方もいるのでしょうね。
残念ながら、日本も全く同じです。
なんなら日本は畜産動物の扱いが、アメリカよりもひどいと、評価されている国なんですよ。
WAP(世界動物保護協会)が発表した、2020年のレポートによると
日本の畜産動物福祉の評価は、最低ランクのG。
中国と同じレベルです。
アメリカはEですから、2ランクも下です。
つまり、アメリカよりも格段に畜産動物の扱いがひどい国ということです。
さらにいえば、畜産動物の扱いだけでなく、日本は他の分野の福祉の評価も、軒並み低ランクです。
日本は、世界的に見ても、かなりの動物虐待国家なのです。
以下は、日本の鶏肉の生産の現実であり、すべて日本の映像です。
品種改良によって、短期間で太る体にされたブロイラー(鶏肉になる鶏)たちは、わずか50日の子供のうちに殺されます。
50日経つと見た目は大きいですが、まだ子供のため、鳴き声は、コケコッコーではなく、ピヨピヨと鳴きます。
そして、そのわずか50日の間にも、
品種改良や、飼育環境が原因で、あるのは苦しみばかりです。
体が小さいうちは、従業員により踏みつぶされることがあります。
内臓が飛び出し、痛みにもがき苦しみながら死んでいきます。
生理機能の限界まで体重を増やす品種改良が行われてきたため、奇形や病気になりやすく、
ブロイラー種ではない鶏と比べて、死亡率は7倍にのぼります。
足が曲がった子。
首がねじれた子。
クチバシが変形した子。
脊髄骨に異常がある子。
呼吸器に障害がある子。
ケガをする子たちもいます。
体に異常のある子達は、歩行困難になったり、起き上がれなかったりします。
鶏舎には数万羽の鶏がいるため、従業員に気づかれないことも珍しくありません。
動けなかったり、起き上がれなければ、餌を取ることができず、衰弱し、餓死します。
衰弱している子を、従業員が見つけて、首をひねって殺すこともあります。
殺される際は苦痛を感じますが、いっそ殺された方が楽になれるのかもしれません。
死んだ鶏は、ゴミのように捨てられ、処分されます。
ブロイラーは平飼いですが、中は過密で、大きくなれば足の踏み場もなくなっていきます。
糞尿だらけで不衛生、水が混ざってドロドロで、座ることを嫌がる鶏もいます。
多くの鶏が、足の裏に炎症(FPD)や、関節部分の炎症(ホックバーン)を起こします。
床状態、飼育密度、品種改良が原因です。
炎症で痛む足のまま、重い体を支えているのです。
治療はしてもらえませんので、辛くても苦しくても痛みに耐え続けるほかありません。
炎症が深刻な場合は、歩行困難になります。
目に見える外傷がなくとも、およそ25%の肥満系ブロイラーと七面鳥は、生涯の3分の1の期間、慢性的疼痛にさらされています。
衰弱していても、ハアハアと苦しそうに息をしていても、治療をされることは一切ありません。
ただ、耐えるほかないのです。
そして、50日が経てば、カゴに詰め込まれます。
トラックで長距離、長時間、ぎゅうぎゅう詰めにされて運ばれます。
ようやく食肉処理場に到着しても、待っているのは死のみであり
片足を吊り上げられ
首を切られて、出血多量で死亡します。
鶏は、日本だけで、1日あたり約175万羽が屠殺されています。
犬猫の殺処分は、年間で約2万3000ですから、これだけでも凄まじい数の鶏が殺されていることが分かるでしょう。
しかも、上記はあくまで屠殺数ですので、
鶏舎の中で死んでいった鶏、孵化場で殺処分された鶏、種鶏場で死んでいった鶏、殺された鶏などを含めば、この何倍もの命が失われていることになります。
また、ケンタッキーの仕入れ先の養鶏場でも発覚したように、
生産過程以外においても、職員からの暴力を受けるなどして虐待されています。
そして、苦しみを味わっているのは、鶏肉として殺される鶏だけではありません。
ヒヨコが孵化する卵を、種卵と言います。
ブロイラーを産みだす鶏、つまりブロイラーの種卵を産む親の鶏のことを、種鶏と言います。
ブロイラーだけが集まった養鶏場とは別に、この種鶏だけを集めた、種鶏場というものがあります。
この種鶏たちの一生も、死と隣合わせで交尾だけの生活を送る悲惨な一生です。
立ち込めるアンモニア臭で目が焼けただれてしまった鶏。
瞳がびっしりと白い膿で覆われた鶏。
排泄腔(はいせつこう)が体外に出て戻らなくなった鶏。
交尾されることを嫌い、逃げまわる雌鶏たちが沢山います。
ストレスと過剰な雄からの交尾によって、羽毛が抜け落ちた母鶏。
交尾の時に雄の爪で背中を引き裂かれて傷ができてしまった母鶏。
鶏冠を噛まれ出血してしまった母鶏。
羽毛も抜け、目も白くなった上に曲がった脚を引きずっていた母鶏。
目を開くこともできずに他の鶏から、いじめられ、頭が傷だらけになった鶏。
種鶏場でも、多くの虐待や、犠牲が存在しています。
この犠牲のもとに、種卵が生み出されるわけですが、その種卵を孵化させる孵化場という農場が存在します。
卵をヒヨコへ孵化させ、各養鶏場へ出荷する業者です。
この孵化場でも、多くの虐待と犠牲が存在します。
血だらけの現場。
足で踏みつぶされた雛。
不健康、歩行困難、奇形などの利益にならない雛は殺処分。
孵化場で孵化し、生き残ったヒヨコたちは、各養鶏場へと出荷されます。
養鶏場に到着した雛たちの映像です。
そして、ここから50日間、苦しみばかりの一生を過ごした後、殺されます。
これらの苦しみを経て、売られているのが鶏肉というものです。
元々安いですが、売れなければさらに安売りされ、それでも売れなければ廃棄されます。
上の鶏肉は、間接部分が赤くなっており、生前炎症を起こして苦しんでいたことが分かります。
日本人はすぐに、感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、
殺された後に感謝されれば、鶏たちのような悲惨な一生を送ってもいいという、変わった方がいらっしゃればぜひ教えてください。
感謝も、いただきますも、ごちそうさまも、誰でも言えるような、ただの建前の言葉です。
生産者側に感謝や敬意が足りないとか言ったところで、
その暴力的な生産は、あなたが肉を欲しがることが原因なのですから何の意味もありません。
人間は鶏肉を食べなくても生きていけます。
鶏肉を食べる理由は、美味しいという欲のみです。
・ 菜食の始め方
・ 人間の体と食べ物
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