こちらは、先日、1月27日の太地町での映像。
この日、太地町にて、死んだイルカが発見されました。
強く打ちつけたのでしょうか。ヒレのつけ根のあたり出血していたようです。
腐敗も進んでいたとのことで、死後しばらく経ってから発見されたと考えられます。
津波の際に死んでしまったイルカだと考えられます。
生体販売用に捕らわれたイルカは、この生け簀と呼ばれる狭い枠の中に、閉じ込められます。
イルカが売れるまでここに閉じ込められ、イルカの意志で生け簀から出ることはできません。
イルカ達は災害がくると、もろに被害を受けます。
これは、2020年10月10日に台風がきたときの生け簀の様子です。
台風で海が荒れる中、イルカが泳いでいます。
先日のトンガの火山噴火の影響で、太地町に津波がきました。
津波の影響は、生け簀が壊れてしまうほど大きなものでした。
そこでイルカ達の安否が心配されていましたが、当初は全頭、無事だと考えられていました。
しかし残念ながら、このイルカは無事ではなかったようです。
津波の際に死亡し沈んでいたところ、腐敗が進み、浮いて発見されたと思われます。
このイルカは、猟師により、解体場へと連れていかれました。
野生のイルカを拉致し、このような狭い生け簀に閉じ込めなければ、こんなことにはなりませんでした。
水族館への生体販売のために、イルカ達は閉じ込められています。
すなわち、このイルカを殺したのは水族館に行くあなた達です。
死体を眺めるこの人物は、トレーナーのようですが、この死体を見て何を思うのでしょうね。
水族館のイルカは、和歌山県太地町のイルカ追い込み猟によって捕らえられます。
バンガーと呼ばれる、この鉄の棒を
カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。
イルカはこの音から逃れようとします。
この性質を利用され、徐々に入り江まで追い込まれ、
捕まってしまうのです。
追い込み猟では、追い込みの恐怖でパニックになり、岩に体をぶつけて出血するイルカがいます。
この様子を見れば、イルカたちがどれだけ恐怖を感じているのかがよく分かるでしょう。
水族館に行っているのであれば、この恐怖を与えているのはあなたです。
ネットに引っかかるイルカもいます。
イルカは我々と同じ肺呼吸なので、ネットに引っかかって水面に上がれなくなると、やがて溺死します。
追い込まれたイルカは、
水族館向きのイルカか、そうでないかを選別されます。
選ばれなかったイルカは、食用として殺されます。
— キリ (@Kiri36268982) October 4, 2021
殺すときは、こちらの金属性のピックを
ハナゴンドウ屠殺(イルカ殺害道具)
イルカのせき髄につき刺し、ねじり込みます。
のたうちまわり、痙攣し、やがて死に至ります。
先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていきます。
このシーンを見られないようにするために、猟師たちは、グレーのシートの下で、コソコソとイルカを殺します。
また、ピックで突き刺した後、傷口を木の棒のようなものでフタをします。
これは血を海に流さないようにして、残酷ではないように見せるためです。
これによってイルカは長く苦しむことになり、30分ほど苦しんだ末、絶命することもあります。
このような処置をしても、血が流れ出て、海が赤く染まることも多々あります。
イルカの群れの中には、もちろん子供や赤ちゃんもいます。
以下は、家族が殺されたときの血で赤く染まった海を泳ぐ、赤ちゃんイルカです。
妊娠しているイルカであろうと、子供であろうと、赤ちゃんであろうと、猟師は容赦なく皆殺しにします。
イルカのトレーナーは、イルカ好きではないって知ってましたか?
先ほど述べた通り、追い込まれたイルカ達は生体販売向きかどうかを選別されますが
その選別作業を行うのは、イルカのトレーナーたちです。
トレーナーたちは、自分達に選ばれなかったイルカが殺されることは知っています。
以下は、追い込まれたイルカがパニックで岩にぶつかって血だらけになるのを、目の前で見ているトレーナー。
皆さんは、好きな動物が目の前で苦しんでいるのを見て、平然としていられますか?
— キリ (@Kiri36268982) November 13, 2021
こちらは生体販売用に捕らえたイルカの頭を、足で踏んづけるトレーナーです。
そして、以下は、猟師とともに、イルカを追い込むトレーナーたちの様子です。
命を犠牲にすることに慣れきったトレーナーたちは、
選別作業の際も緊張感はなく、笑いながら和気あいあいと作業を行っています。
この水族館のイルカは、胸に傷があります。
長い間傷が治らなかったため、獣医が傷を焼いたそうです。
そのイルカに乗り、ショーをするトレーナーの様子です。
また、水族館の環境に合わないイルカたちは、チューブを突っ込んで水分を与えられたり、
薬漬けにされています。
環境に合わないイルカ達は、ストレスから免疫力が下がり、病気になり、衰弱し、水族館の中で次々死んでいます。
種の保存を謳っていますが、繁殖は失敗続きで、まるでできていません。
仮に水族館で繁殖が成功したところで、野生には返せませんので、種の保存はそもそも不可能です。
そして、追い込み猟が行われるのは、水族館への生体販売が儲かるからであって、
追い込み猟によってイルカが次々と殺され、水族館でイルカが次々と死んでいます。
水族館で死ぬイルカが多いからこそ、新しいイルカが必要になり、追い込み猟でイルカが日々追い込まれるのです。
つまり 水族館は、種の保存どころか、野生のイルカを絶滅へ追い込む、ただの娯楽施設なのです。
そして、これらから分かるように、イルカのトレーナーは、イルカ好きではないんですよ。
本当にイルカが好きな人たちは、この現実に耐えられず、トレーナーになるのを断念します。
専門学校まで進んだにも関わらず、トレーナーが搾取であることに気づき、専門学校を辞めた女の子。
罪が大きいことを感じて辞めた、元イルカトレーナー。
水族館用に選ばれなかったパイロットホエールが殺されるのを何もせず見ている
— VALKANN (@VALKANN1) September 21, 2021
イルカトレーナー。
イルカトレーナーの仕事はイルカ好きじゃ出来ないよ。
自分はイルカ好きでイルカトレーナーになったけど
人間の罪が大きすぎることを感じてやめました。 pic.twitter.com/lh72gtZBQF
イルカ解放活動で世界的に有名な「Dolphin Project」の代表リック・オバリー氏は、元イルカトレーナーです。
水族館の環境に苦しみ、鬱状態になっていたイルカのキャシーが、自分の腕の中で 死んだことをきっかけに、
イルカショー推進派から、反対派に変わりました。
↓ 以下が、そのドキュメンタリー映画「ザ・コーブ」。
トレーナーを続けている人は
イルカと触れ合う自分が好きなだけの人
イルカを利用してお金稼ぎをしたい人
罪悪感を感じつつも行動力がない人。
そういう人たちが割り切ったり、都合の悪い部分から目を反らしたり、言い訳したりして、続けていきます。
メディアの洗脳によって、多くの日本人が、追い込み猟やイルカ肉(鯨肉)は、文化・伝統だと信じ込まされています。
文化・伝統と言うのであれば、なぜ堂々と行わないのでしょうか?
イルカ達を、人が見学できない入り江に追い込み、グレーのシートの下で殺害するのは、なぜでしょうか?
やましいことがあるから、コソコソと行うのでしょう。
「追い込み猟」は、イルカを生きたまま捕らえるための、生体販売が目的の猟です。
食用に捕らえることが目的なら、別に、「突きん棒猟」といって、泳いでいるイルカを上から突き刺して殺す猟があります。
以下は、イルカではありませんが、サメを上から突き刺している動画です。
食文化だと言うのであれば、突きん棒猟の方が、最初から殺して食用に捕獲する猟であるため、筋が通っています。
それに海の上で行う猟ですから、誰にも見られず批判されることもありません。
しかし、太地町の猟師たちは、あえて追い込み猟を行っています。
それは、生きたまま捕らえたいから。
すなわち、生体販売をしたいからです。
なぜ、生体販売をしたいか。
儲かるからです。
生体販売をすると、イルカは約550万円ほどで売れますが、食肉にすると1万5000円程度にしかなりません。
8:35くらい。
つまり、追い込み猟は文化でもなんでもなく、金儲けのために行っているんですね。
で、生体販売が目的だったら、生体販売向きでないイルカは逃がせばいいじゃないかって話ですが、
文化という建前を元に、日本人を騙しているわけですから、
追い込み猟が生体販売目的と認めてしまえば、日本人を騙せなくなりますよね。
なので、体裁を保つために、イルカを食肉用に殺し続けます。
でもイルカ肉(鯨肉)なんて日本人は食べませんから、給食に無理やり入れるなどして需要を増やしています。
一部の人間の金儲けのために、イルカは追い込まれ、殺されます。
仮に選ばれても、狭い水族館で、餌でコントロールされながら、人間好みの芸をやらされる一生を送ります。
1日65kmを泳ぐイルカが、家族と引き裂かれ、狭い場所に閉じ込められ、延々芸をやらされるわけです。
選ばれて殺されなかったとて、ただの奴隷でしかなく、幸せでも何でもありません。
犬猫の生体販売反対とか言いながら、水族館に行って、イルカの生体販売の支援をしていませんか?
悪徳ブリーダーを非難しておきながら、水族館に行って、悪徳猟師たちの支援をしていませんか?
生体販売をなくさない限り、猟師たちは儲かるので、追い込み猟がなくなることはありません。
そして、水族館がある限り、生体販売は行われます。
すなわち、消費者がこの問題に気づかず水族館に行く限り、イルカ達の地獄は永遠に続きます。
追い込み猟は、まだ1か月続きます。
イルカを殺しているのは、水族館に行くあなたです。
水族館に行くのをやめてください。
先日、東洋経済新聞が、イルカ追い込み猟の現実を取り上げてくれました。
日本でタブー視されていたイルカの問題を、日本のメディアが取り上げたのです。
ぜひお読みください。
東洋経済新聞の記事で、「ヤブキレン氏による寄稿」とあります。
ヤブキレンさんは、LIAの代表です。
LIAは、イルカ追い込み猟の実態を調査するために、365日休みなしで活動しています。
毎朝4時起きです。
LIAのおかげで、我々は追い込み猟の現実を知ることができています。
イルカ問題を解決したいと願う方は、ぜひLIAを支援してください。
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