昨日、神奈川県で、食肉センター つまりは 屠殺場に運ばれた牛が逃げ出したそうです。
***************一部引用***************
神奈川県厚木市で輸送中の牛がトラックから逃げ出しました。
警察が捕獲に乗り出しましたが、牛は近付いた警察官に抵抗するなど一時、騒然となりました。
12日朝、厚木市の道路に突如と現れた牛。
車のすぐ横を堂々と歩く牛。
どこから現れたのでしょうか。
トラック運転手:「トラックから牛を降ろそうとしたら逃走した」
警察によりますと、午前10時23分、牛に逃げられたトラックの運転手から110番通報があったといいます。
近くにある食肉センター内が混雑していたため、路上でトラックから別のトラックに牛を移そうとした際に逃げ出したということです。
逃走から約1時間後に800メートルほど離れた場所で、トラックの運転手たちが縄を掛けるなどして捕獲しました。
牛の移送に関わっていた男性は頭から血が出ていました。
また、5歳くらいの女の子が迫ってくる牛から逃げようとして転倒するなど、合わせて男女4人がけがをしましたが、いずれも軽傷だということです。
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残念ながら、逃げた牛は間もなく、捕獲されました。
まぁ日本では、アメリカのようにレスキューされることなんて、ありえないでしょうね。
仮に目の前で見かけたとしても、どうすることもできません。
以下の動画では、捕獲の瞬間が映っています。
慣れない環境にストレスを感じているのか、よだれを垂らし、泡を吹いていました。
また、モザイクがありますが、胸とロープが赤く染まっています。
ケガをしたのでしょうか。
捕獲者の横を走って通り抜けようとしましたが、
その際に、ロープを引っかけられ、あえなく、捕獲されました。
とても優しい目をした子です。
捕まった牛は、再度、と殺場に運ぶため、トラックに乗せられます。
座ることができないほど、短い紐で固定されています。
ここへ到着するまでも、立ちっぱなしで、長距離を移動してきたのでしょうか。
たった数分程度の人間の食欲を満たすために、彼らはこの後、恐怖の中、殺されます。
見ての通り、この牛は除角が行われています。
牛は、本来、角がありますが、農家によって角を切り取られることがあります。
生後3ヶ月以内の牛の場合は、角芽を焼くために、熱された焼きゴテで、皮膚をやけどさせられます。
角が育ってしまった牛の場合は、ワイヤーのこぎりで、神経を含めて角を切ってから、焼きごてを押し当てられます。
肉牛は約50%、乳牛は約73%が、日本において、麻酔なしで除角されています(断角を含む)。
除角の時の牛の痛みは相当なもので、失神してしまうこともあります。
首を固定した状態で大きな恐怖と苦痛を与えることで、頚椎脱臼・骨折などでショック死させてしまうこともあります。
メスの牛は、好みのオスの牛と交尾させてもらって妊娠するわけではありません。
人工授精 つまり 人間の手によって、妊娠させられるのです。
その方法は、非常におぞましく、人間が、牛の肛門から手を突っ込み、膣から子宮に器具を使って精子を流し込むのです。
人工授精は、別名レイプ繫殖と呼ばれています。
女性の皆さん、ぜひ自分の立場に置き換えて考えて見てください。
仕方ない、で済みますか?
オス牛も強制的に精子を採取されます。
こちらも非常におぞましく、
擬牝台(牛の皮で作った乗駕用の台)や人工膣などを用いて精子を採取します。
老齢や肢蹄故障で採精できないという時は電気ショックが用いられることさえあります。
擬牝台にうまく乗らないという場合は生きた牛が乗駕用に連れてこられ
雌牛だけでなく、おとなしい雄牛、去勢雄牛が使われることもあります。
乳牛から生まれた子牛は、雄牛の場合は肉牛として、メス牛の場合は乳牛として飼育されますが、
いずれにしても、乳牛から生まれた場合は、母牛からすぐに引き離されます。
母牛の母乳を飲むことを覚えると、哺乳瓶でミルクを飲まなくなるからです。
母牛の母乳は、人間のための牛乳として使われるため、酪農側からすればそれは困るわけです。
なので、すぐに引き離し、初乳をバケツや、哺乳瓶などで与えます。
引き離された子牛は、つなぎ飼い、単頭飼育、群飼育が行われ、もう親と会うことはありません。
自分の赤ちゃんを、突然 奪われたらどう思いますか?
苦労して、お腹を痛めて生んだ子供が、ある日突然いなくなったらどう思いますか?
それが母牛たちは、生涯のうちに、何度も何度も行われるのです。
和牛飼育においても、超早期母子分離法といって
出産後3~5日で引き離す方法を行う農家もいます。
彼らは常に、牛の気持ちではなく、自分達の効率と利益を考えています。
以下は、牛肉になる子たちの一生。
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牛の寿命は20年ほどと言われていますが、肉用に飼育される牛は2年から2年半ほどで出荷、と殺されます。
霜降り肉がもてはやされる日本では、肉牛の多くは牛舎内で一生のほとんどの時間を過ごしており、
特に肥育後期にはより太るよう濃厚飼料が多給され、
生後1年以上の肥育牛の約90%は、放牧場や運動場に放されることなく(2009年畜産技術協会調査)、
出荷されるまでの期間を牛舎内で過ごします。
肉牛のオスは、性質をおとなしくさせ牛同士の闘争を防ぐため、やわらかい肉質にさせるためなどの理由で、去勢されます。
生後2か月ほどで腹腔から睾丸が降りてくるため、去勢はそれ以降に行われます。
皮膚を切開して、精索と血管を何度か捻りながら、引いてちぎるという去勢が多くの場合麻酔なしで、獣医師ではなく肉牛農家自身の手で行われています。
肉牛は、一般的には囲いの中で放されていますが、鼻環でつないで飼育しているところも多くなっています。
牛にとって鼻は敏感に痛みを感じる部分です。
鼻環は、敏感な部分を刺激して牛を扱いやすくするために、生後3ヶ月くらいで専用の道具でつけられますが、その際牛は痛がります。
鼻環は肉牛の84%で実施されています(2009年畜産技術協会調査)
耳標(個体識別番号とバーコードが書いている耳に付ける黄色いフダ)は、
牛のトレサビリティ法(追跡調査ができるようにする為)により、必ず両耳につけられます。
生後2ヶ月くらいで子牛検査(登録)のさいに着けられますが、この時も子牛は痛がります。
牛に限らず畜産動物へのこういった外科的処置は、基本的に麻酔なしに行われます。
牛は忍耐強いと言われる人もいますが、牛が忍耐強さを示すからといって痛みを感じていない証拠にはなりません。
動物福祉の専門家ジョン・ウェブスター教授は「牛や羊が忍耐強さを示すのは、自分の負った打撃や苦痛をライオンなどの捕食者に悟られないようにしているからだろう」と言っています。
傷を負った姿を知られると、たちまち捕食者に狙われてしまうからです。
牛の性質をおとなしくさせる、飼育者が怪我をするのを防ぐといった目的で、
角の切断(断角)か、角を根元から焼切る除角が行われます。
角の表面は爪と同じで硬くて痛みを感じませんが、角の中には神経と血管が通っており、
角の切断の際には、血が噴き飛ぶこともあり、断角・除角は牛に大きな痛みを与えます。
角の断角・除角は肉牛の約50%に実施されており、そのうち80%以上は麻酔なしで行われています。
(2009年畜産技術協会調査)
脂肪が筋肉の間に細かく網の目のように入った、日本独特の「霜降り肉」をつくるために、脂肪細胞の増殖を抑える働きのあるビタミンAの給与制限が全国的に広く普及している。
このビタミンA欠乏が慢性的に続くと、光の情報を視神経に伝えるロドプシンという物質が機能しなくなり、重度になると、瞳孔が開いていき、失明に至ってしまうことがある。
あるいは失明しなくとも体に必要な栄養素の欠乏は、牛の苦痛を増加させる。
そもそも「霜降り肉」好きの日本人の味覚に合うよう品種改変され、牛舎に閉じ込められて穀物飼料を多給されている牛たちだ。
「最上級」の霜降り肉でなくてよいならば、ある程度は脂肪交雑している。
にもかかわらず、食肉格付けの高い「最上級の霜降り」を求めて、牛を病気に追いやるような栄養制限が一般的に行われている。
2011年6月11日 信濃毎日新聞には、肉用の牛について、克明な描写がされている。
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その牛は、額の先で手を振っても反応がなかった。
黒目は焦点が定まっていない。
ほかの牛と体をぶつけることも多い。
「盲目の牛です」。
ステーキなどの高級食材になる和牛を飼う県中部の50 代の男性農家が打ち明けた。
「おいしい肉にしようとすれば、こうした牛が出てしまう」と男性。
飼育中の約130 頭のうち、1 頭が完全に目が見えず、10 頭弱は視力低下が進んでいる。
こうした牛も人体への影響はまったくないとされ、普通に出荷される。
盲目になるのは、肉に「サシ」と呼ばれる白い脂肪分を入れようとして、牛の栄養が偏ってしまうことが原因だ。
和牛の価格は、サシの入り具合で決まる。
多くの農家の目標は、高値で取引される細かなサシが入った「霜降り」の牛を育てることだ。
そのため、農家は生後約1年半から数カ月間、ビタミンを多く含む牧草などの餌を抑え、穀物が中心の飼料で太らせる。
これがサシを入れるために欠かせない技術とされる。
「霜降り」という日本の食文化を支える生産者の知恵だ。
しかし、ビタミンは、視力維持に必要な成分。
欠乏がひどくなると盲目になりやすい。
足の関節が腫れて歩行に障害が出る場合もある。
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失明だけではない。
ビタミン制御した飼料給与が原因で、浮腫等の症状を示した牛の割合が37.7%という調査もある。
幸いなことに最近では「霜降り肉」の人気が下降しているらしい。
「霜降り肉」は牛が不健康であることの証、そして牛の苦しみの象徴なのだ。
あんな脂だらけの肉を食べたくないという人が増えているようだ。
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出荷時期がきた牛や、用済みとなった牛たちは、と殺場までトラックで運ばれます。
北海道から東京までの長距離だろうと、夏場のうだる暑さ、冬場の凍える寒さであろうと、体調不良や病気や骨折で立てなかろうと、
ぎゅうぎゅう詰めにしたり、紐で結んだりして、荷台に乗せられ、
どれだけ辛かろうと、動物達の都合で休憩することもなく、長距離を人間のペースで移動させられます。
と殺場に着いた頃にはぐったりしていることもあれば、死んでいることもあります。
ぐったりして動けない牛や、死んだ牛は、このようにして、片足を吊り上げられ運ばれます。
例え、歩く気力が残っていたとしても、恐怖から屠殺場に行こうとしない牛もいます。
動画の牛は、恐怖とストレスで、口から泡を吹き、
職員に引っ張られても、その場から動くことを拒否しました。
仕事が進まない職員は、この牛を何度も蹴り
尻尾を折り曲げるなどして、強制的に移動させました。
殺すというこれ以上ない暴力が日々行われている場所です。
思い通りにならず業務に支障が生じれば、これくらいのことが行われても何も不思議ではありません。
また、屠殺が行われる翌朝まで、夜間、放置されることもあります。
長距離を運ばれ、クタクタにも関わらず、短い紐でつながれ、横たわることができません。
1月の寒い時期であろうと、このまま翌朝まで放っておかれます。
水も飲ませてもらえないことが多々あります。
ドロドロで不衛生な場所に、24時間つながれることもあります。
ストレスで泡をふいています。
どれほど辛いのか。
この牛は、ガチガチに固定されていて、顔を動かすことすらできません。
どうせ殺すわけですから、牛たちには何の配慮もありません。
つなぎ飼いだろうと、牛舎飼いであろうと、放牧だろうと、牛の最後はこの屠殺場です。
寿命を迎えることなく、若いうちに殺されます。
このような苦しみを経て、最後は、眉間に屠畜銃を打たれ、片足を釣り上げて逆さ吊りにされ、喉を切り裂かれ、出血多量で死亡します。
動画は閲覧注意ですが、肉を食べる人はしっかりご覧ください。
日本人はすぐに、感謝すればいいとか、いただきますに意味があると言いますが、
このような悲惨な目にあわされても、感謝されたら許すという変わった方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。
感謝や、いただきますなんて、無駄に大食いしているような人間でも言っているような、
何の意味も価値も中身もない、誰でも言える言葉です。
人間は肉や乳製品を食べなくても生きていけます。
いつまで美味しいという欲だけのために、牛を苦しめますか?
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