見に行く人がいる限り永遠に続く | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

ここのところ、連日、イルカが追い込まれています。

 

 

イルカは、追い込み猟によって捕らわれます。

 

 

音に敏感な性質を利用し、イルカに不快な音を出し、恐怖を与えながら、入り江まで追い込んでいきます。

 

 

 

 

 

11月3日。

 

およそ70頭ものハンドウイルカの群れが、追い込まれました。

 

 

 

このように大量に捕らえられた場合は、イルカ達は囲まれた状態で、夜間放置されます。

 

そして 次の日の朝から、イルカトレーナーによる、生体販売向きか否かの選別作業が始まります。

 

 

 

 

 

11月4日。

 

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午前6時、追い込まれていたハンドウイルカ約70頭程の中から「生体販売」に適した個体の選別作業が始まった。

 

スキッフボートのエンジンを使い、群れを3つほどに別け、ダイバー5名が泳ぎながらイルカ達を追いまわし羽交い絞めにし、

スキッフボートの上で待ち構えている猟師が網で覆い、船の縁に押さえつけてグレーシートの下に運び込んで行く。


グレーシートの下では「ドルフィントレーナー達が連れ込まれるそのイルカ達の性別を確認し、体長を計測し、推定年齢を割出、調教への適性や、見た目の綺麗さなどを判断し「水族館へ生体販売できそうな個体」と「そうでない個体」を別け、不要な固体へは、背びれや背中に、目印になる「白いワセリン」を塗って行く。


選別作業開始から4時間、19頭のハンドウイルカが親や家族から引き離され、調教するための狭いイケスへと運ばれて行った。


※このイケスから出れる時、もしくは水族館の水槽から出られる時は、死んだ時だ。

つまり、人間の「お金儲け」の為に、死ぬまで芸をさせられる。
 

この問題の解決方法はただ一つ。

どうぶつ園や水族館へチケットを買って入場しないこと。そしてイルカショーを見ない事である。

 

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ハンドウイルカは、肉としてはまずいそうで、食用に向かないイルカだそうです。

なので、ハンドウイルカは100%生体販売に利用されます。

 

生体販売向のイルカは、メスとか、若いとか、白いイルカになります。

その選別作業を、イルカトレーナーが行います。

 

黒とオレンジのウェットスーツを着た人たちが、イルカトレーナーです。

 

今回のハンドウイルカは食肉に向かないために殺されることはありませんが、他のイルカの場合は殺されます。

しかし、選別するときに、トレーナーたちの笑い声が聞こえるそうですよ。

つまり、トレーナーたちって、イルカ好きでもなんでもないってことです。

 

 

今回は19頭のイルカ達が生体販売用に捕らわれ、残りのおよそ50頭のイルカは海にリリースされました。

 

残念ながら、囲いをなくしただけでは、イルカたちは逃げてくれません。

なので、リリースの際も追い込みと同じように、追い出し作業が必要になります。

 

すなわち、リリースの際も、恐怖を感じながらイルカは逃げていくことになります。

 

そして、彼らはもう、一緒に過ごしていた19頭と会うことは一生ありません。

この中の誰かの子供だったかもしれない、親だったかもしれない、兄弟だったかもしれない子達が、ある日突然、引き離されました。

 

 

 

 

11月5日。

 

またもや、11頭ものカズハゴンドウが、追い込まれました。

 

********life_investigation_agency********

 

午前8時3分、太地沖およそ6Kmの場所でイルカを追いかけているバンガーボートを双眼鏡で確認。

イルカ達は水しぶきを上げて逃げているのが見える。

 

そこに方々からバンガーボートが全速力で集まってきた。
その後、すぐにバンガーボート11艘が一列に並び、どんどん岸に近づいてくる。


午前9時23分、太地町の畠尻湾に追い込まれた。
追い込まれたのは、カズハゴンドウの11頭の家族。


カズハゴンドウは、とてもおとなしい性格で殆ど抵抗する事なく、すんなりと追い込まれてしまう。

毎回毎回、カズハゴンドウ達のその光景に、とても悲しい気持ちになる。


網で囲まれた後、一度、パニックになり、網から出ようとしたがその時がカズハゴンドウ達の最後の元気な姿だった。


次々に捕まり、グレーシートの下に追い込まれた。


通常、猟師がイルカを見付けた場合、すぐに「太地町立くじらの博物館」や取引がある水族館などに連絡し、

イルカショーの為に欲しいという水族館があれば、その選別の為にドルフィントレーナーが来るのだが、

今回は、1人もドルフィントレーナーが来る事が無く「太地町立くじらの博物館」からも ドルフィントレーナーが来る事もなく、

11頭すべてのカズハゴンドウが、一家皆殺しにされ、市場に運ばれ、頭部と尾ビレを切断され、バラバラに解体された。

 


※太地町で行われている「鯨類追込み網漁(イルカ猟)」は、世界中の水族館へ生体販売する為に行われています。

 

その証拠に、2019年に太地町で捕獲されたイルカ998頭の内

「突きん棒猟 24頭」「追込み猟 974頭」であり、

割合として、全体の97%が生体販売用の「追い込み猟」で捕獲され

「突きん棒猟」にて最初から食用目的で捕獲しているのは、わずか2.4%しかありません。


しかも、太地町の「追込み猟」は1969年に、太地くじらの博物館に生態展示して、お客を呼ぶために始まったものであり、まだ52年しか経っておらず、伝統でもなければ、食文化とも関係ありません。

たんなる新しい見世物目的の「生体販売ビジネス」です。


ですから、イルカ猟をやめさせる為には「水族館」や「どうぶつ園」にチケットを買って入場する人をゼロにするしかありません。

イルカショーを見に行く人がいる限り、イルカ猟は永遠に続きます。

 

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生体販売向きでないイルカは、基本的に食肉用に殺されます。

 

以下の金属製のピックを使い、

 

せき髄を刺して殺します。

 

 

激痛に、苦しみ、もだえ、

 

 

痙攣し、やがて死に至ります。

 

先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていきます。

 

 

 

このシーンを見られないようにするために、猟師たちは、グレーのシートの下でイルカを殺しているというわけです。

 

 

今回は上手くやったようですが、殺した際に、海が真っ赤に染まることがあります。

 

↑ イルカ達が殺され海が真っ赤に染まっているのを平然と眺めるイルカトレーナー。

 

 

 

猟師たちは、追い込み猟やイルカ肉を、文化などと言っていますが、文化なら堂々と行えばいい話。

やましいことがあるから、コソコソと行うのでしょう。

 

「追い込み猟」は、イルカを生きたまま捕らえるための、生体販売が目的の猟です。

食用に捕らえることが目的なら、別に、「突きん棒猟」といって、泳いでいるイルカを上から突き刺して殺す猟があります。

 

食文化だと言うのであれば、突きん棒猟の方が筋が通っています。

それに海の上で行う猟ですから、誰にも見られず批判されることもありません。

 

しかし、太地町の猟師たちは、あえて追い込み猟を行っています。

それは、生体販売をしたいから。

 

なぜ、生体販売をしたいか。

儲かるからです。

 

生体販売をすると、イルカは約550万円ほどで売れますが、食肉にすると1万5000円程度にしかなりません。

8:35くらい。

 

つまり、追い込み猟は文化でもなんでもなく、金儲けのために行っているんですね。

 

生体販売が目的だったら、生体販売向きでないイルカは逃がせばいいじゃないかって話ですが、

文化という建前を元に、日本人を騙しているわけですから、

追い込み猟が生体販売目的と認めてしまえば、日本人を騙せなくなりますね。

 

なので、体裁を保つために、イルカを食肉用に殺し続けます。

でもイルカ肉(鯨肉)なんて日本人は食べませんから、給食に無理やり入れるなどして需要を増やしています。

 

 

一部の人間の金儲けのために、イルカは追い込まれ、殺されるか、芸をやらされる一生を送ります。

 

 

つまり、生体販売をなくさない限り、猟師たちは儲かるので、追い込み猟がなくなることはありません。

 

水族館がある限り、生体販売は行われます。

 

すなわち、消費者がこの問題に気づかず水族館に行く限り、イルカ達の地獄は永遠に続きます。

 

 

 

9月1日から、およそ2か月。

 

追い込まれたイルカ 約198頭。

・・・生体販売用のイルカ 29頭。

・・・食肉用に殺されたイルカ 84頭。

・・・リリースされたイルカ 85頭。

 

 

追い込み猟は、まだ4か月続きます。

 

 

 

子供たちが問題に気づき、水族館に行きたくない、という時代。

 

 

いつまで、恥ずかしい大人として過ごしますか?

 

 

水族館に行くのをやめましょう。

 

 

 

 

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11/6 ブルーコーブデイ