痛む足で我慢して体を支え続ける | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

アニマルライツセンター

「ブロイラーの足の炎症(趾蹠皮膚炎:FPD)」より。

 

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動画はすべて日本。

2017年から2019年のものです。

ブロイラーの趾蹠[しせき]皮膚炎(FPD:Footpad Dermatitis)は、動物福祉の指標のひとつとされています。

 

 

 


FPDの発生率は、敷料の質が良いか悪いか、飼養密度が高すぎないかどうか、ブロイラーの品種が適切であるかということまではかるモノサシになります。




日本におけるブロイラーのFPDの発生状況調査によると、

FPDは調査した全ての鶏群で観察され、一部の鶏群では全ての個体にFPDを認めた

など広範囲にわたり、高率にFPDが発生していると報告されています。

 

FPDの発生要因には、床状態の悪さ、飼育密度の高さなどがあります。

 

体重の重いブロイラーは軽いブロイラーよりもFPDの発生、歩行困難の率が高いことから、現代の短期間で急成長させるような品種改変も原因です。

2020年のレポートでは、急激な成長をするブロイラー種はゆっくり成長するブロイラーよりもFPD率が高いことが分かっています。

急激な成長をするブロイラーの場合は約8割にFPDの発生が見られたのに対し、ゆっくり成長する鶏の場合は約4割ほどとなっています。


このレポートではまた急激な成長をするブロイラー種はゆっくり成長するブロイラー種よりもじっとしている時間が多いということも分かっており、汚い床に長い間触れ続けることもFPDの原因となります。

 

 

 



FPDは疼痛、発熱ストレスで鶏を苦しみます。

炎症が深刻な場合、歩行困難になったり、二次感染をも起こし得ます。

 

 

 

ホックバーン(関節部分の炎症)も動物福祉の指標とされています。

 

 

 

 

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ブロイラー(鶏肉になる鶏)たちは、わずか50日の子供のうちに殺されます。

 

 

ブロイラーは、短期間で太るように品種改良されてしまっているからです。

 

まだ子供のため、鳴き声は、コケコッコーではなく、ピヨピヨと鳴きます。

 

 

 

そして、そのわずか50日の間にも、あるのは苦しみばかりです。

 

 

体が小さいうちは、従業員により踏みつぶされることがあります。

 

 

内臓が飛び出し、痛みにもがき苦しみながら死んでいきます。

 

 

 

 

生理機能の限界まで体重を増やす品種改良が行われてきたため、奇形や病気になりやすく、

ブロイラー種ではない鶏と比べて、死亡率は7倍にのぼります。

 

 

 

足が曲がった子。

 

 

 

 

 

 

 

 

首がねじれた子。

 

 

 

 

 

 

クチバシが変形した子。

 

 

 

脊髄骨に異常がある子。

 

 

 

呼吸器に障害がある子。

 

 

 

 

 

ケガをする子たちもいます。

 

 

 

 

 

体に異常のある子達は、歩行困難になったり、起き上がれなかったりします。

 

 

鶏舎には数万羽の鶏がいるため、従業員に気づかれないことも珍しくありません。

 

 

 

動けなかったり、起き上がれなければ、餌を取ることができず、衰弱し、餓死します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衰弱している子を、従業員が見つけて、首をひねって殺すこともあります。

殺される際は苦痛を感じますが、いっそ殺された方が楽になれるのかもしれません。

 

 

 

 

死んだ鶏は、ゴミのように捨てられ、処分されます。

 

 

 

 

 

 

 

ブロイラーは平飼いですが、中は過密で、大きくなれば足の踏み場もなくなっていきます。

 

 

 

 

糞尿だらけで不衛生、水が混ざってドロドロで、座ることを嫌がる鶏もいます。

 

 

 

 

 

記事にもあった通り、ほとんどの鶏が、足の裏の炎症や、ホックバーンにより、慢性的に足に痛みを感じています。

 

 

 

 

自然に治るまで痛みに耐えるか、死ぬまで痛みに耐え続けるしかありません。

 

 

 

 

目に見える外傷がなくとも、およそ25%の肥満系ブロイラーと七面鳥は、生涯の3分の1の期間、慢性的疼痛にさらされています。

 

 

 

 

 

衰弱していても、ハアハアと苦しそうに息をしていても、治療をされることは一切ありません。

ただ、耐えるほかないのです。


 

 

そして、50日が経てば、カゴに詰め込まれます。

 

 

そして、トラックで長距離、長時間、ぎゅうぎゅう詰めにされて運ばれます。

 

 

そして、ようやく食肉処理場に到着しても、待っているのは死のみであり

 

 

片足を吊り上げられ

 

 

 

首を切られて、出血多量で死亡します。

 

上記リンクは、閲覧注意ですが、鶏肉を食べる人はしっかりご覧ください。

 

 

 

このような苦しみだけの一生を経たのが、スーパーで安く売られる鶏たちです。

 

 

売れなければ安売りされ、それでも売れなければ廃棄されます。

 

その場合は、不必要に生まされ、苦しめられ、捨てられた、ということです。

 

 

 

 

これがブロイラーの現実です。

 

途中で餓死したり、病気で死んだりしても苦しく、最後まで生存できたとしても苦しみしかありません。

ブロイラーとして生まれた時点で、もう最後まで苦しいということが決まっています。

 

 

人間が鶏肉を食べたい、卵を食べたいという欲を満たすために、鶏たちは1日で175万羽が殺されています。

 

これは屠殺数でしかありませんから、実際はこの何倍も死んでいます。

 

 

日本人はすぐに、感謝していただくことに意味があるなどと言いますが、これらの虐待、虐殺を前に、そんな言葉に意味などありません。

感謝されたら、太る体にされ、病気の体にされ、汚い場所に詰め込まれ、子供のうちに殺されてもいいんですかね?

 

感謝も、いただきますも、ごちそうさまも、ただの建前の言葉であり、そんなことで正当化されると思っている時点で

意味があるどころか、命について何も考えていない証です。

 

 

 

鶏肉、卵を食べなくても人間は生きていけます。

 

 

美味しいという欲のために、鶏を苦しめるのをやめましょう。

 

 

 

 

 

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10/26 ブルーコーブデイ