残念ながら昨日10/3は、追い込み猟により、イルカが追い込まれてしまいました。
LIAのインスタグラムより。
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午前5時20分、イルカ猟の猟師たち22人が11艘のバンガーボートに乗って出港。
LIAのメンバー達は各所に移動した。
灯明崎で監視していたLIAメンバーが9時7分、
4艘のバンガーボートが一列に並び、イルカを追いかけているのを確認、種と頭数の特定をする為に移動した。
追い込まれたイルカは「ハナゴンドウ」の若い固体8頭で構成された群れであり、内1頭は子どもであった。
群れは、短時間に太地町の入り江に追い込まれてしまい、
今回、全ての個体が生体販売用に向かないという判断となったようであり、
水族館のトレーナー達が来る事は無く、
全ての個体を殺すためのグレーシートの下に連れ込み、
8頭の内、7頭が殺害されて
食肉の為の解体が行われる市場に運ばれた。
11時40分、1頭の子どもは、スキッフボートの上に乗せられ、シルバーのシートをかけられて沖まで運ばれ、海に捨てられた。
※この時点で、この子どものハナゴンドウが生きていたとしても、イルカをはじめ鯨類全体が家族や群れで生活しており、子どものイルカが1頭のみで生きて行ける可能性は極めて低い。
※今、この時間も、広大な海を、親や兄弟を探して泳ぎまわっていると思われるが、この子ども以外は全て殺害されているので、家族に出会える筈も無く、この子どももいずれ死亡すると思われる。
これが世界中から批判され続けている和歌山県太地町のイルカ猟である。
この問題の解決方法は1つ。
水族館にチケットを買って入場しないこと。
そしてイルカショーを見に行かない事である。
なぜなら太地町の追い込み猟は、1969年に生体販売用のイルカを捕まえる為に始められた、52年しか経過していない新しい「生体販売ビジネス」であり、伝統でも文化でもないからだ。
つまり、あなたの良心にかかっている。
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猟師たちは、8頭のイルカを追い込みました。
そのうち、大人の7頭を殺し、子供の1頭を海にリリースしました。
注意しなければならないのは、子供を海へリリースしたことは優しさでもなんでもないということです。
追い込み猟では、1年間で捕獲してもよいイルカの数というのが、水産庁によってきめられており、それを捕獲枠といいます。
イルカを殺す目的は、食肉にするためです。
子供のイルカから取れる食肉の量は少ないわけですが、子供のイルカでも大人のイルカでも、捕獲は1頭として数えられます。
総じて、子供のイルカを食肉にすることはデメリットが大きいため、海に返すというわけです。
投稿にもある通り、イルカは群れで生活する生き物ですので、海に返されたところで子供のイルカが1匹で生きていけるわけもなく、結局は殺しているのと同じです。
なので、海にリリースではなく、「海に捨てる」という言葉が使われます。
追い込み猟は、その名の通り、入り江にイルカを追い込む猟です。
バンガ‐と呼ばれる、この鉄の棒を
カンカンと叩いて、イルカの不快な音を海に大音量で流します。
イルカは聴覚がすぐれているため、この音から逃れようとします。
猟師たちはこの性質を利用し、どんどん入り江に追いやっていきます。
そして 入り江まで追い込まれ、捕まってしまうのです。
追い込まれたイルカは、水族館向きか、そうでないかが選別されます。
選ばれなかったイルカは、以下の金属製のピックを使い、
せき髄を刺して殺します。
— キリ (@Kiri36268982) October 4, 2021
激痛に、苦しみ、もだえ、
痙攣し、やがて死に至ります。
先ほどまで一緒に泳いでいた仲間や家族が、目の前で殺されていきます。
このイルカの選別を行っているのは、イルカのトレーナーです。
トレーナーは選ばれなかったイルカが殺されるのは分かっており、以下の画像では、目の前で殺されているのを見ています。
水族館用に選ばれなかったパイロットホエールが殺されるのを何もせず見ている
— VALKANN (@VALKANN1) September 21, 2021
イルカトレーナー。
イルカトレーナーの仕事はイルカ好きじゃ出来ないよ。
自分はイルカ好きでイルカトレーナーになったけど
人間の罪が大きすぎることを感じてやめました。 pic.twitter.com/lh72gtZBQF
トレーナーはイルカ好きでもなんでもありません。
そして生き残っても、狭いプールでの監禁生活と、
トレーナーたちに餌でコントロールされ、やりたくもないショーを強制的にやらされる奴隷生活を一生送るだけです。
精神を病んで、自傷行為や異常行動をするイルカもいます。
9月1日からわずか1か月。
追い込まれたイルカ 93頭。
・・・生体販売用のイルカ 9頭。
・・・食肉用に殺されたイルカ 50頭。
・・・リリースされたイルカ 34頭。
追い込み猟は、まだ5か月続きます。
これらの残酷な行為を支えているのは、イルカショーを見る人たち、水族館に行く人たちです。
一時の刺激がほしい、珍しいものを見たいという欲が、イルカを苦しめています。
水族館に行くのをやめてください。
追い込み猟、イルカの真実を撮影しているのは、LIAです。
映像がなければ、この問題は広がっていきません。
このためにLIAは、太地に事務所を構え、毎日毎日、休みもなく、早朝から調査を行っています。
また映像は、最新の機材で鮮明に撮らなければ、一般人には伝わりません。
ドローンを使って撮影しなければならない場所も多々存在します。
事務所費に加え、機材は非常に高額で、LIAでは資金不足が続いています。
この問題を解決したいと思う人は、ぜひLIAを支援してください。
10/4 ブルーコーブデイ