肌寒くなってきました。
これから防寒具を買う人が増えてくると思います。
ダウンジャケットを購入する人も、中にはいらっしゃるでしょう。
ダウンはどのように作られるのか。
ダウンやフェザー商品を買う人は、動画を含めてしっかりご覧ください。
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ダウンは、鳥たちの胸から腹部にあるやわらかい羽毛です。
通常、生後12週ほどで初めてのライブハンドプラッキング(生きた鳥からダウンをむしる方法)を行います。
鳥の翼や首を足の間に挟み固定し、胸から腹部のダウンをむしります。
その後6~7週間で、再び羽毛が生えそろい、次のライブハンドプラッキングとなります。
続いて6~7週目で3回目のライブハンドプラッキング、と繰り返しライブハンドプラッキングが行なわれます。
羽毛をむしられ、裂けた体を麻酔なしで針と糸で縫われている様子や、
むしられたあと地面にうずくまっている様子が撮影されています。
羽をむしられている間、鳥の血糖値が2倍に跳ね上がっているという調査報告もあるそうです。
ライブハンドプラッキング以外の、ダウンの生産方法として「マシーンピック」があります。
マシーンピックは、食用の鳥を屠殺後に、機械でダウンを採取する方法です。
ライブハンドプラッキングとマシーンピックの、正確な割合は不明です。
ライブハンドプラッキングが全体の1%未満だという報告がある一方、
2009年のスウェーデンのドキュメンタリーでは、ライブハンドプラッキングの割合が、総供給の50~80%かもしれないと報告しています。
またダウンでは、屠殺前に、「フォアグラ」のための強制給餌でさらに苦しめられる鳥たちもいます。
お店でダウン商品を購入するとき、そのダウンがどのようにして採取されたのか、私たちが知ることは困難です。
より良い選択は、動物性のものを身に着けないという選択です。
動物福祉に配慮された素材であっても最終的に動物が殺されることに変わりはありません。
いまは、ダウンやウールにかわる防寒具として、動物性のものを使用していないシンサレートやプリマロフトなどのハイテク素材があります。ダウンやウールよりも高機能で実用性の高いものです。
これらは、洗濯機で洗える、ほこりが立たない、ダウンより保温効果がある、無臭(動物性のにおいがしない)、軽い、ぬれてもすぐ乾くなど、多くの利点があり、動物の犠牲のないものです。
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これがダウンの作られ方です。
動物利用産業は、すべて虐待によって成り立っています。
生きた水鳥からむしり採る、ライブハンドプラッキング。
肉用にと殺した水鳥から副産物として採る、マシーンプラッキング。
業界は、マシーンプラッキングがほとんどだと主張していますが、
利益が絡み、平気で嘘をつく業界側の言うことなど、何のあてにもなりません。
そもそもが、フォアグラの生産にしろ、肉の生産にしろ、主産物の生産が最悪ですので、マシーンプラッキングだからといって虐待でないとでも思っているのでしょうか。
それにダウンが、ライブハンドプラッキングによって採られたものか、マシーンプラッキングで採られたものかなんて、見分けはつきません。
仮に、売っている側が、マシーンプラッキングによって採ったものと主張しようと、一体誰がその確認を行うんですかね。
利益の絡んだ側の意見なんて、意味ありません。
潜入して調べるにしても膨大な時間がかかってしまいます。
ダウンやフェザー商品を買わなければいい話です。
ダウンに限らず、動物性の繊維、革の生産は、すべて最悪です。
毛皮
ウール
アンゴラ
アルパカウール
カシミヤ
モヘア
シルク
革
動物繊維を使用した衣類を買うということは、動物虐待、動物の殺戮を容認しているということです。
賢明な消費者がこの裏側に気づき、買うことをやめない限り、動物達の苦しみは一生続きます。
動物性のものは買わないようにしてください。
衣類や小物やアクセサリーは、今使っているものを限界まで使う。
どうしても必要な場合は、タグを見て、動物性の素材が含まれていないか確認する。
中古のものを買う。
などの工夫をお願いします。
ペットのおもちゃ、バッグ、家具、車の座席の素材なども注意してください。
10/1 ブルーコーブデイ